【パリ2024全日程ハイライト】大会中のトップモーメントに注目!
東京で開催されたオリンピックで選手たちが熱い戦いを繰り広げてから早3年が経った。短いサイクルを経て、世界のトップアスリートたちがフランスの首都で開催されるパリ2024オリンピックに出場するため、再びオリンピックの舞台に戻ってくる。
大会期間中の17日間と開会式前の2日間、選手たちは3年間の努力の成果を世界に披露し、最高の友情、卓越、そして互いを尊敬し合う心を示すだろう。
Olympics.comでは、日別の注目ポイントやメダル獲得者が決まる日程など、日々の観戦ポイントをピックアップ。
以下の時間はすべて中央ヨーロッパ夏時間(日本はパリより7時間進んでいる)で、サーフィン競技のみタヒチ時間(日本はタヒチより19時間進んでいる)で記載している。
※日程は急遽変更される場合あり。最新のスケジュールはOlympics.comで確認しよう。
関連記事 Ι パリ2024オリンピックの注目競技・注目選手[日付別]
7月24日(水)開会式2日前
開会式の2日前に、男子サッカーと7人制ラグビーがそれぞれフランス全土とスタッド・ド・フランスで始まる。
サッカー
- 15:00~23:00 男子1次予選
男子サッカー16チームは、グループステージの初戦で今大会をスタートさせる。ウズベキスタンとスペインはフランスの首都、パリ・サンジェルマンの本拠地であるパルク・デ・プランスで(15:00)、アルゼンチンはサンテティエンヌのスタッド・ジェフロワ=ギシャールでモロッコと同時刻に対戦。ホスト国のフランスは、スタッド・マルセイユでアメリカ合衆国と対戦する(21:00)。
7人制ラグビー
- 15:30~22:00 男子予選ラウンド
一方、7人制ラグビーの予選ラウンド第1戦はスタッド・ド・フランスで始まる。東京2020王者のフィジーは、ホスト国フランスと同組。フランスは、7人制に転向したスター選手、アントワーヌ・デュポンに注目が集まる開幕戦が行われる。12チームはそれぞれ、同に2回ずつ対戦する。
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7月25日(木)開会式前日
開会式前日には4つの競技が行われる。
アーチェリー
- 9:30~12:30 女子個人ランキングラウンド
- 14:15~17:15 男子個人ランキングラウンド
アーチェリーは、アンヴァリッドで行われるランキングラウンドから始まる。これにより、個人種目と団体種目のノックアウト枠が決定する。
サッカー
- 17:00~23:00 女子1次予選
女子サッカーの初日には、世界最高峰のナショナルチームが登場する。東京2020チャンピオンのカナダは、サンテティエンヌのスタッド・ジェフロワ・ギシャールでニュージーランドと対戦(17:00)。ホスト国のフランスはパルク・オリンピック・リヨンでコロンビアと対戦する(21:00)。アメリカ合衆国はスタッド・ド・ニースでザンビアと対戦する(21:00)。
ハンドボール
- 9:00〜22:30 女子予選ラウンド
開会式前に行われる4番目の競技はハンドボールで、女子は予選ラウンドの試合からパリ大会が始まる。フランスは男女ともに東京大会王者であり、開催国で大きな注目を集めるスポーツとなる。フランスはパリ南アリーナで ハンガリー戦(19:00)から始まるが、開会式前日も全試合が予定されている。
7人制ラグビー
- 14:00〜17:00 男子予選
- 20:00〜21:00 男子9〜12位決定戦
- 21:00〜23:00 男子準々決勝
7人制ラグビー男子の予選ラウンドは、トーナメント形式が始まる前に12チームが、それぞれ4チームずつの3つのグループに分けられ、総当たり戦で試合が行われる。準々決勝進出を逃した4チームは順位決定戦に回るため、まだどのチームも完全に敗退することはない。
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7月26日(金)開会式
現地時間20:24からトロカデロ広場で行われる開会式に集中するため、この日は競技が行われない。
セーヌ川を航行する各国代表団94隻のボートで行われるパレード・オブ・ネイションズは、19:30にオステルリッツ橋からスタートする。
7月27日(土)大会1日目
大会最初のメダルが授与される競技は、ミュンヘン1972から夏季オリンピックで採用されている射撃だ。パリ2024では、シャトールーのフランス国立射撃場で行われる混合10mエアライフル団体で第1号となるメダルが授与される。サーフィンは、波のコンディションが許せば現地時間7:00に開始される予定だ。注目の種目は以下の通り。
バスケットボール:開催国フランスに注目
男子バスケットボールは初日、リールのスタッド・ピエール・モーロワで始まり、前回東京大会でアメリカ合衆国に次ぐ銀メダルを獲得したホスト国フランスが登場する。
優勝候補に挙げられているフランスは、17:15からブラジルと対戦。オーストラリア、ドイツ、日本、カナダ、そして予選を通過した2か国も出場するが、アメリカ合衆国の試合は大会2日目までない。
飛込:中華人民共和国、金メダル独占へ向けて始動
東京では、飛込で中華人民共和国が8つの金メダルのうち7つを獲得した。GBチームのトム・デイリーとマティ・リーによる男子シンクロナイズド10m高飛込の勝利で、中国の独占を阻んだ。
8つの金メダル獲得に向けた中国の挑戦は、初日の女子3mシンクロナイズドダイビング飛板飛込(11:00)から始まる。今年は、世界王者のChang YaniとChen Yiwenが初のオリンピックタイトルを狙う。
スケートボード:堀米が連覇を狙う
スケートボード男子ストリートの東京2020金メダリストである堀米雄斗は、ブダペストで開催されたオリンピック予選シリーズ最終戦で優勝し、パリ2024出場枠を獲得した。つまり、自身の競技で連覇を成し遂げるチャンスが大会初日(準決勝は12:00、決勝は17:00)にあるということだ。
彼は、14歳のチームメートである小野寺吟雲や、アメリカ合衆国のスター選手であるジャガー・イートン、ナイジャ・ヒューストンらと戦いの舞台に立つ。ホームのフランスは、オーレリアン・ジロー、ジョセフ・ガルバッチョ、ヴァンサン・ミルがリードする。
メダル種目
自転車ロードレース
14:30~16:04 女子個人タイムトライアル、16:30~18:00 男子個人タイムトライアル
飛込
11:00~11:50 女子シンクロナイズドダイビング3m飛板飛込決勝
フェンシング
20:40~22:20 女子エペ個人メダル決定戦 男子サーブル個人メダル決定戦
柔道
17:18〜17:48 女子48kg級メダル決定戦、17:49〜18:19 男子60kg級メダル決定戦
7人制ラグビー
19:00~20:15 男子メダル決定戦
射撃
10:30~11:30 混合10mエアライフル団体決勝戦
スケートボード
17:00~18:30 男子ストリート決勝
競泳
20:42 男子400m自由形決勝、20:55 女子400m自由形決勝、21:37 女子4×100mフリーリレー決勝、21:50 男子4×100mフリーリレー決勝
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7月28日(日)大会2日目
ブラジルのライッサ・レアウが前回王者となったスケートボード女子ストリートを含め、パリ2024大会2日目は13個のメダルが授与される予定だ。
体操競技:シモーネ・バイルズがオリンピックに復帰
東京2020の女子団体総合決勝をメンタルヘルスの問題のために棄権してから3年、シモーネ・バイルズがオリンピックの体操競技に出場する。
ベルシー・アリーナで行われる女子体操競技の予選(1班 9:30~)で、彼女は個人総合と種目別決勝進出を狙う。
バスケットボール:南スーダンの歴史的初出場
初の公式戦からわずか7年、南スーダンの男子バスケットボールチームは、2日目のプエルトリコ戦(11:00)でオリンピックデビューを果たす。FIBAバスケットボール ワールドカップ2023でアフリカの最優秀チームに輝き、パリ出場枠を獲得した。
チームUSAもセルビアと対戦し、戦いをスタートさせる(17:15)。
競泳:マルシャンはフランスの不名誉な記録に終止符を打てるか?
開催国フランスは、ロンドン2012でフランス人選手が4種目で金メダルを獲得して以来、12年間競泳競技で金メダルを獲得していない。大会2日目には、この夏フランスが最も期待する選手の一人、世界記録保持者のレオン・マルシャンが登場する。
午前中の予選(11:00)を通過すれば、マルシャンは得意種目である男子400m個人メドレー決勝(20:30)に出場する。また、男子100m平泳ぎ決勝(21:54)にはアダム・ピーティが出場する。
メダル種目
アーチェリー
16:48〜17:34 女子団体メダル決定戦
カヌースラローム
17:45~18:30:K-1女子決勝
自転車マウンテンバイク
14:10~15:30 女子クロスカントリー
フェンシング
20:50~22:40 女子フルーレ個人メダル決定戦、男子エペ個人メダル決定戦
柔道
17:18~17:48 男子66kg級メダル決定戦、17:49~18:19 女子52kg級メダル決定戦
射撃
09:30~10:15 男子10mエアピストル決勝、12:00~12:45 女子10mエアピストル決勝
スケートボード
17:00~18:30 女子ストリート決勝
競泳
20:30 男子400m個人メドレー決勝、20:45 女子100mバタフライ決勝、21:54 男子100m平泳ぎ決勝
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7月29日(月)大会3日目
18種目以上のメダルが授与される、メダルラッシュの1日となる大会3日目。馬術は、歴史的なベルサイユ宮殿で行われ、障害馬術の個人種目と団体種目の決勝が行われる(11:00)。他にも、卓球の混合ダブルス(中国が東京2020で金メダルを獲得できなかった唯一の種目)が準決勝を迎える。
自転車マウンテンバイク:ファン・デル・プール不在の中、ピドコックが連覇を狙う
男子マウンテンバイクのクロスカントリーは、3日目にエランクールの丘で開催される(14:10)。イギリス出身ディフェンディング王者のトム・ピドコックらが優勝候補だ。
ピドコックが優勝した東京2020のレースで転倒したオランダのスター選手、マチュー・ファン・デル・プールがメダル有力と予想されていたが、ファン・デル・プールはロードレースに集中するため出場を見送った。
代わりに、スイスのベテラン、ニノ・シュルター(38歳)がピドコックにとって最大のライバルとなる可能性がある。シュルターは、マウンテンバイクのクロスカントリーで10個の世界タイトルと3個のオリンピックメダル(リオ2016の金メダルを含む)を獲得した、史上最高のライダーの一人であり、今回のオリンピックで引退する可能性がある。
競泳:マッキントッシュが2冠を狙う
カナダのサマー・マッキントッシュは、両種目の決勝に進出すれば、大会3日目の夜に金メダルをかけた2つのレースに出場する可能性がある。17歳のマッキントッシュは、パリ大会で5種目以上の出場枠を獲得しており、初日の400m自由形にも出場する。
3日目は、マッキントッシュが4分24秒38の世界記録保持者である女子400m個人メドレー(20:30)と、女子200m自由形(21:48)での出番だ。彼女は後者の種目で世界ジュニア記録も保持している。
メダル種目
アーチェリー
16:48〜17:34 男子団体メダル決定戦
体操競技
17:30-20:15 男子団体決勝
カヌースラローム
17:20~18:00 男子C-1決勝
自転車マウンテンバイク
14:10~15:30 男子クロスカントリー
飛込
11:00~11:50 男子シンクロナイズド10m高飛込決勝
馬術
11:00-16:00 総合馬術障害団体決勝、総合馬術障害個人決勝
フェンシング
20:50~22:40 女子サーブル個人メダル決定戦、男子フルーレ個人メダル決定戦
柔道
17:18~17:48 女子57kg級メダル決定戦、17:49~18:19 男子73kg級メダル決定戦
射撃
09:30~10:15 女子10mエアライフル決勝、12:00~12:45 男子10mエアライフル決勝
競泳
20:30 女子400m個人メドレー決勝、20:43 男子200m自由形決勝、21:22 男子100m背泳ぎ決勝、21:32 女子100m平泳ぎ決勝、21:48 女子200m自由形決勝
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7月30日(火)大会4日目
4日目には、天候と波のコンディションが許せば、タヒチのタウポで行われるサーフィンを含め、14組のメダルが授与される(メダル決定戦は現地時間14:12)。一方、3X3バスケットボールはコンコルド広場で競技が始まる(17:30~)。そしてシモーネ・バイルズは、体操競技の女子団体決勝(18:15)で、リオ2016以来となるオリンピック金メダルを目指す。
柔道:フランスはクラリス・アグベニューに期待
開催国フランスは、柔道発祥の地である日本に次ぐ実力を擁しているチームのひとつだ。東京2020では15種目で8個のメダルを獲得した。
大会4日目、シャン・ド・マルス・アリーナで行われる女子63kg級(10:00、メダル決定戦は17:49)に、フランス代表として東京2020で唯一の個人種目王者となったクラリス・アグベニューがオリンピックタイトルの防衛に挑む。フランス代表の中でアグベニューだけがメダル有力候補ではないとはいえ、ディフェンディングチャンピオンとして、彼女に特別な注目が集まることは間違いない。
競泳:アイルランドにとって歴史的な大会となるか
アイルランドが競泳で獲得したメダルは、アトランタ1996でミシェル・スミス・デ・ブルーインが獲得した4つのみ。4日目の男子800m自由形決勝(21:03)には、短水路の世界記録保持者であり、長水路の世界王者でもあるダニエル・ウィッフェンが予選を勝ち上がれば出場する。
しかし、1500mの世界王者でもあるウィッフェンには厳しい戦いが待っている。男子競泳は才能あふれる選手が多く、現チャンピオンのボビー・フィンケ、イタリアのグレゴリオ・パルトリニエリ、ウクライナのミハイロ・ロマンチュクなどは、世界の舞台でメダルを獲得している常連選手だ。
卓球:男女世界No.1がタッグを組む
混合ダブルスは、東京2020で中国選手が金メダルを獲得できなかった唯一の卓球種目であり、第1回目となった前回大会ではXu XinとLiu Shiwenが銀メダルを獲得した。パリでは、男子シングルス世界1位のワン・チューチン(王楚欽)は、女子シングルス1位のスン・インシャとペアを組む。
彼らは、パリ南アリーナで行われる混合ダブルス金メダル決勝(14:30)まで勝ち上がると予想され、中国選手がオリンピックタイトルを獲得していない唯一の卓球種目の金メダル最有力候補だ。
メダル種目
体操競技
18:15〜20:15 女子団体決勝
フェンシング
19:30〜21:20 女子エペ団体メダル決定戦
柔道
17:18〜17:48 男子81kg級メダル決定戦、17:49〜18:19 女子63kg級メダル決定戦
7人制ラグビー
19:00-20:15 女子メダル決定戦
射撃
09:30~10:30 混合10mエアピストル団体決勝、15:30~16:45 男子トラップ決勝
サーフィン
14:12~16:10 (タヒチ時間) 男子メダル決定戦、14:53~16:50(タヒチ時間) 女子メダル決定戦
※波の状況により変更あり
競泳
20:57 女子100m背泳ぎ決勝、21:03 男子800m自由形決勝、21:59 男子4×200m自由形リレー決勝
卓球
13:30~15:30 混合ダブルスメダル決定戦
トライアスロン
08:00~10:00 男子個人
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7月31日(水)大会5日目
7月31日未明(パリ時間)にタヒチで開催されるサーフィン男女決勝を除く17種目のメダルイベントが、パリ2024の5日目に行われる。
ケイティ・レデッキーは、オリンピックではまだ比較的新しい種目である女子1500m自由形で2大会連続の金メダル(21:04)を狙う。パリ・ラ・デファンス・アリーナで夜に開催されるエキサイティングな競泳では、5種目の決勝戦が予定されている。
体操競技:橋本大輝とチャン・ボヘンが男子決勝で直接対決か
オリンピックの舞台で初めて日本の橋本大輝と中国のチャン・ボヘン(張博恒)男子個人総合決勝(17:30)で対戦する。この3年間、2人は世界選手権から世界大学対抗戦に至るまで、互いに尊敬し合うライバルとしてしのぎを削ってきた。
2021年、チャンは橋本を僅差で下して世界タイトルを獲得し、2022年には橋本が金メダル、チャンが銀メダルという結果に。しかし2023年、橋本はあん馬で激しく落下し世界大学対抗戦を辞退。同大会を制したのはZhangだった。チャンは地元の杭州で開催されたアジア競技大会を制し、橋本はその翌週にアントワープで開催された世界選手権で優勝した。
そして今年、チャンがオリンピックデビューを果たす。橋本との対戦は必見だ。
競泳:100m自由形決勝が夜のメインイベント
女子100m自由形(20:30)と男子100m自由形(22:15)という競泳の花形種目が決勝を締めくくる。
男子100m自由形の世界記録は、2月にドーハで開催されたシーズン外の世界選手権で中国のPan Zhanleが更新した。欧州の記録保持者であるルーマニアのデイヴィッド・ポポビッチも虎視眈々と頂点を狙う。そして、2023世界王者のカイル・チャルマーズ(オーストラリア)も優勝候補に挙がっている。現チャンピオンのケーレブ・ドレッセルは、アメリカ合衆国のトライアルで2位以内に入らなかったため、出場しない。
一方、東京2020銀メダリストのSiobhán Haughey(ホンコン・チャイナ)と現世界チャンピオンのマリット・ステーンベルゲン(オランダ)は、女子種目のトップ選手に名を連ねている。他の2人の東京メダリスト、オーストラリアのエマ・マッケオンとケイト・キャンベルは、この種目でオリンピック出場枠を獲得していない。
メダル種目
体操競技
17:30〜20:05 男子個人総合決勝
カヌースラローム
17:25〜18:10 女子C-1決勝
自転車BMXフリースタイル
13:10~14:05 女子パーク決勝、14:45~15:40 男子パーク決勝
飛込
11:00~11:50 女子シンクロナイズドダイビング10m高飛込決勝
フェンシング
19:30~21:20 男子サーブル団体メダル決定戦
柔道
17:18~17:48 女子70kg級メダル決定戦、17:49~18:19 男子90kg級メダル決定戦
ローイング
12:26~12:38 男子クオドルプルスカル決勝A、12:38~12:50 女子クオドロプルスカル決勝A
射撃
15:30~16:45 女子トラップ決勝
競泳
20:30 女子100m自由形決勝、20:36 男子200mバタフライ決勝、21:04 女子1500m自由形決勝、22:08 男子200m平泳ぎ決勝、22:15 男子100m自由形決勝
トライアスロン
8:00~10:00 女子個人決勝
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8月1日(木)大会6日目
パリ2024での陸上競技は、大会6日目の男子20km競歩(7:30)から始まる。8月に入り、初日には競歩を含む18のメダルイベントが行われる。
マルセイユでは、風の条件が許せば、セーリングの スキフレース(11:00)で最初のメダルが授与され、ザンダー・シャウフェレが男子ゴルフのオリンピックタイトル防衛戦を開始する(09:00)。
体操競技:バイルズかリーか、それとも他の選手か?
女子個人総合決勝(18:15)は、過去2大会のオリンピックチャンピオンであるシモーネ・バイルズとスニサ・リーがチームUSAとして出場することが予想され、注目される。アメリカ合衆国の体操選手は2004年以来、毎大会女子個人総合のタイトルを獲得しており、その快進撃は終わりそうにない。
バイルズかリーが優勝すれば、オリンピックでの女子個人総合で2度優勝を果たす偉業を成し遂げる。これまでに同様の偉業を達成したのは、ラリサ・ラティニナ(1959年、1960年)とヴェラ・カスラフスカ(1964年、1968年)しかいない。
それとも、サプライズがあるのだろうか? 注目はブラジルのレベッカ・アンドラーデだ。彼女は、アメリカチームの優位を覆す最有力候補と見られている。
自転車競技BMXレース:ウィロビー、待望の金メダルを目指す
自転車BMXレーシングは大会6日目にスタートする。3度の世界女王に輝き、現世界チャンピオンに君臨しているアリース・ウィロビーは、そのキャリアにオリンピック金メダルを加えるべく、好スタートを切りたいところだ。
アメリカ合衆国出身のウィロビーは4度目のオリンピック出場となるが、3つの世界タイトルを獲得したにもかかわらず、オリンピックではリオ2016で銀メダルを獲得したのみである。
4度目の出場となるのは彼女だけではない。3度のオリンピックメダリスト、マリアナ・パホン(コロンビア)も4大会目で、彼女たちは準々決勝(20:20、21:009、21:40)に臨み、必要に応じて、通常は世界選手権で見られる敗者復活戦がオリンピックで初めて行われる(22:15)。
メダル種目
体操競技
18:15~20:15 女子個人総合決勝
陸上競技
07:30~09:05 男子20km競歩、09:20~11:05 女子20km競歩
カヌースラローム
17:30~18:15 男子K-1決勝
フェンシング
19:10~21:40 女子フルーレ団体メダル決定戦
柔道
17:18~17:48 男子100kg級メダル決定戦、17:49~18:19 女子78kg級メダル決定戦
ローイング
11:18~11:30 女子ダブルスカル決勝A、11:30~11:42 男子ダブルスカル決勝A、11:50~12:02 女子フォア決勝A、12:10~12:22 男子フォア決勝A
セーリング
14:40~14:55 男子スキフ・メダル決定戦、15:40~15:55 女子スキフ・メダル決定戦
射撃
09:30~10:30 男子50mライフル3姿勢決勝
競泳
20:30 女子200mバタフライ決勝、20:37 男子200m背泳ぎ決勝、21:03 女子200m平泳ぎ決勝、21:48 女子4×200mフリーリレー決勝
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8月2日(金)大会7日目
7日目の午前中に行われる女子100m予選(11:50)で、シャカリ・リチャードソンがオリンピックデビューを果たす。夜の陸上競技の決勝は、男子10000m(21:20)のみだが、この日は23のメダル決定戦が予定されている。
一方、テニスは女子シングルスと男子ダブルス(12:00)で銅メダル、混合ダブルス(19:00)で3つのメダルが授与され、卓球のシングルスは準決勝に進む。
柔道:テディ・リネール、個人金メダル奪還を狙う
35歳のテディ・リネールにとっては、今大会が最後のオリンピックになるかもしれない。7日目の柔道男子100kg超級(メダル決定戦は17:49~)、彼はホームの大観衆の前で試合に臨む。
開催国出身のリネールは、この階級でロンドン2012とリオ2016で金メダルを獲得したが、東京2020では北京2008と同じ銅メダルに終わった。パリでの柔道個人種目が幕を閉じるこのタイミングでグアドループ出身の彼が優勝すれば、盛り上がること間違いなしだ。
競泳:ケイリー・マキオンが2大会連続背泳ぎ2冠を狙う
現在、女子200m背泳ぎの世界記録保持者であるオーストラリアのケイリー・マキオンは、東京で100mと200m背泳ぎの2種目を制した後、2大会連続の背泳ぎ2冠を狙う。パリ・ラ・デファンス・アリーナで行われる200m背泳ぎ決勝(20:39)を含め、彼女は5種目の決勝に進出する可能性が高い。また、この後で行われる女子200m個人メドレー準決勝(21:34)にも勝ち進むと見られている。
メダル種目
アーチェリー
16:24~17:02 混合団体メダル決定戦
陸上競技
21:20~21:50 男子10000m決勝
バドミントン
15:00~17:10 混合ダブルス メダル決定戦
自転車BMXレーシング
21:35~21:45 男子決勝、21:50~22:00 女子決勝
飛込
11:00~11:50 男子シンクロナイズドダイビング3m飛板飛込決勝
馬術
14:00~16:00 障害馬術団体決勝
フェンシング
19:30~21:20 男子エペ団体メダル決定戦
柔道
17:18~17:48 女子78kg級メダル決定戦、17:49~18:19 男子100kg級メダル決定戦
ローイング
11:30~11:42 男子ペア決勝A、11:42~11:54 女子ペア決勝A、12:02~12:14 男子軽量級ダブルスカル決勝A、12:22~12:35 女子軽量級ダブルスカル決勝A
セーリング
15:3015:50 ウインドサーフィン女子決勝、ウインドサーフィン男子決勝
射撃
9:30~10:30 女子50mライフル3姿勢決勝
競泳
20:30 男子50m自由形決勝、20:39 女子200m背泳ぎ決勝、20:49 男子200m個人メドレー決勝
テニス
12:00 女子シングルス3位決定戦、男子ダブルス3位決定戦、混合ダブルス3位決定戦(試合順未定)、19:00 混合ダブルス決勝
トランポリン
13:50-14:20 女子決勝、19:45-20:15 男子決勝
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8月3日(土)大会8日目
陸上競技女子100m決勝(21:20)と競泳女子800m自由形決勝(21:09)が予定されている。また、ライアン・クラウザーが男子砲丸投決勝(19:35)で自身が保持する世界記録の更新、そして男子初の3連覇に挑戦する。
8月3日は、ローイングのエイト、柔道混合団体、テニス女子シングルスなど合計27の金メダルが授与される。
陸上競技:リチャードソン対ジャクソンほか
スタッド・ド・フランスで、シャカリ・リチャードソンとジャマイカのシェリッカ・ジャクソンの両選手が出場する可能性が高い女子100m決勝が行われる。
シェリー=アン・フレーザー=プライスも、世界選手権銅メダリストとして決勝進出が期待される。他にも、イギリスのディナ・アッシャー=スミス、コートジボワールのマリー=ジョゼ・タ・ルー=スミス、セントルシアのジュリアン・アルフレッドなども勝ち上がるかもしれない。
このレースは、この夜に行われる5つの陸上競技の決勝のうちのひとつで、フランスのケビン・メイヤーも地元の観衆の前で男子十種競技の金メダルを狙う(21:45~1500m)。
競泳:レデッキーが今回も800mで圧倒するか?
ケイティ・レデッキーは、女子800m自由形で史上最速に入る16のタイムを記録し、ロンドン2012から全オリンピック大会で優勝している。しかし、レデッキーの優位性は今までのものとは異なるかもしれない。2月、彼女はカナダのマッキントッシュに800m自由形で負けた。マッキントッシュはこの種目で13年ぶりにレデッキーに勝ったスイマーとなったが、パリでは同種目に出場しない。
レデッキーに続いて東京2020で銀メダルを獲得したオーストラリアのアリアーネ・ティトマスらも優勝を狙っているため、王者の地位は盤石ではない。
メダル種目
アーチェリー
14:33~14:59 女子個人メダル決定戦
体操競技
15:30~16:10 男子ゆか決勝、16:20~17:00 女子跳馬決勝、17:10~17:50 男子あん馬決勝
陸上競技
19:35 男子砲丸投決勝、20:20 女子三段跳決勝、20:55 混合4×400mリレー決勝、21:20 女子100m決勝、21:45 男子十種競技1500m決勝
バドミントン
15:00~17:10 女子ダブルスメダル決定戦
ボクシング
17:38、22:08 女子60kg級準決勝(準決勝敗退者は銅メダル獲得)
自転車ロードレース
11:00~18:15 男子ロードレース
馬術
10:00~16:00 馬場馬術団体グランプリスペシャル
フェンシング
19:00~20:50 女子サーブル団体メダル決定戦
柔道
16:00-18:10 混合団体メダル決定戦
ローイング
10:18-10:30 女子シングルスカル決勝A、10:30-10:42 男子シングルスカル決勝A、10:50-11:02 女子エイト決勝A、11:10-11:22 男子エイト決勝A
射撃
09:30-10:30 女子25mピストル決勝、15:30-16:45 男子スキート決勝
競泳
20:30 男子100mバタフライ決勝、20:59 女子200m個人メドレー決勝、21:09 女子800m自由形決勝、21:33 混合4×100mメドレーリレー決勝
卓球
13:30-15:30 女子シングルスメダル決定戦
テニス
12:00 男子シングルス3位決定戦、女子シングルス決勝、男子ダブルス決勝(試合順未定)
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8月4日(日)大会9日目
9日目からは大会後半がスタートする。水泳競技が終了し、陸上競技では、男子100m決勝(21:55)が注目のイベントとなる。すでに100m決勝を終えている女子では、200mの予選が開始する(10:55〜)。
8月4日には、20種目で金メダリストが決定する。インドのチラグ・シェッティとサトウィクサイラジ・ランキレッディは、バドミントン男子ダブルス決勝(4:10)で金メダルを狙う。
男子ゴルフ競技も最終ラウンドを迎え(9:00〜)、卓球では男子シングルスで新たなオリンピックチャンピオンが誕生する(14:30)。2連覇中のマ・ロン(馬龍)は、今大会ではシングルス競技には選出されていない。この日は、テニスも男子シングルスと女子ダブルスが決勝戦を迎える(正午スタート)。
陸上競技:ライルズの3冠達成阻止なるか?
大会9日目のスタッド・ド・フランスでは陸上競技の3種目で決勝が行われる。なかでも注目は間違いなく男子100m(21:55)だ。
ディフェンディングチャンピオンはイタリアのマルセル・ジェイコブスだが、東京2020で衝撃的な金メダルを獲得してからここまでの間に、彼は3度の怪我に見舞われている。そこで注目されているのは世界王者のアメリカ合衆国代表、ノア・ライルズだ。ライルズは、100m、200m、4x100mリレーで金メダル獲得を狙っている。
彼らの準決勝(20:00)突破は濃厚として、ケニアのファーディナンド・オムルワ、英国のツァーネル・ヒューズ、ボツワナのレツィレ・テボゴ、そして東京2020でジェイコブスに次いで銀メダルを獲得したライルズのチームメイト、フレッド・カーリーと、ケニー・ベドナレクら、他の有力選手にも期待がかかる。
自転車競技ロードレース:カオスか、それとも通常運転か?
オリンピックのロードレースが、UCIワールドツアーでの通常のワンデーレースと大きく異なるのは、チームとライダーがレース用無線を使用できないことだ。2021年の東京2020では、オーストリアのアナ・キーゼンホファーが不意を突いて抜け出し、大本命だったオランダ勢を抑えて衝撃的な勝利を収めた。その記憶は彼らの中にもまだ鮮明に残っていることだろう。
ロンドン2012のチャンピオン、マリアンヌ・フォスを含むオランダ勢や、ポーランドのカタジナ・ニエウィアドマ、イタリアのエリーザ・ロンゴ・ボルギーニ、ベルギーのロッテ・コペッキー、オーストラリアのグレース・ブラウン、英国のリジー・ディナン等、お馴染みの優勝候補たちは、同じ轍を踏まないよう心しているはずだ。
キーゼンホファーも出場する予定だが、同じ作戦は繰り返せない今回は、連覇の可能性はそれほど高くはないかもしれない。
メダル種目
アーチェリー
14:33〜14:49 女子個人メダル決定戦
体操競技
15:00〜15:30 男子つり輪決勝、15:40〜16:20 女子段違い平行棒決勝、16:25〜17:00 男子跳馬決勝
陸上競技
19:50 女子走高跳決勝、20:30 男子ハンマー投決勝、21:55 男子100m決勝
バドミントン
15:00〜17:10 男子ダブルスメダル決定戦
ボクシング
12:04 & 16:34 女子54kg級準決勝、12:20 & 16:50 男子51kg級準決勝、12:36 & 17:06 男子63.5kg級準決勝、12:52 & 17:22 男子80kg級準決勝、13:08 & 17:38 男子92kg級準決勝(敗者が銅メダル獲得)
自転車競技 (ロード)
14:00〜18:15 女子ロードレース
馬術
10:00〜13:30 馬場馬術個人グランプリフリースタイル
フェンシング
19:10〜21:40 男子フルーレ団体メダル決定戦
ゴルフ
09:00〜18:00 男子第4ラウンド
射撃
15:30〜16:45 女子スキート決勝
競泳
18:30 女子50m 自由形決勝、18:36 男子1500m自由形決勝、19:12 男子4x100mメドレーリレー決勝、19:35 女子4x100mメドレーリレー決勝
卓球
13:30〜15:30 男子シングルスメダル決定戦
テニス
12:00〜 女子ダブルス3位決定戦、男子シングルス決勝、女子ダブルス決勝(試合の順序は未定)
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8月5日(月)大会10日目
アーティスティックスイミング、自転車トラックレース、スポーツクライミング、レスリングなどの競技が行われる大会10日目。バドミントン、3x3バスケットボール、カヌースラローム、体操競技、射撃、トライアスロンは、この日で競技が終了する。
8月5日には、陸上男子棒高跳決勝(19:00)を含む18のメダル決定戦が行われる。この種目では、アルマンド・デュプランティスがオリンピックタイトル防衛だけでなく、世界新記録の更新にも挑戦する。
コンコルド広場で行われるアーバンスポーツでも、この日最初のメダル決定戦となる3x3バスケットボール(決勝は21:00~)が行われる。新たに導入されたカヤッククロス(16:55)で初めてメダルが決定するほか、新しい種目では、東京2020では3つの種目が1つの複合種目として実施されていたスポーツクライミングにおいて、ボルダー&リード複合の男子(10:00)と女子スピード(13:00)がそれぞれ始まる。
一方、男子サッカーは準決勝に突入。マルセイユとリヨンにメダル獲得を目指す4チームが集結する。
陸上競技:アルマンドは世界記録更新できるか?
デュプランティスが男子棒高跳で優勝することはほぼ確実か? 2024年に6m以上をクリアしたのは、彼とアメリカ合衆国のクリストファー・ニルセンの2人しかいない。
彼らは別レベルにいると言っていい。デュプランティスの世界記録は、厦門でのダイヤモンドリーグで樹立した6.24mだ。ニルセンの今年の最高記録は6.00mで、5.97mをクリアしたフィリピンのE.J.オビエナが年間ランキング3位につけている。
昨年、6m超えを記録した選手はわずか4人。デュプランティスが6.23m(それまでの世界記録)で、KCライトフットが6.07mで続いたが、彼はアメリカ国内のオリンピック選考会を通過できなかった。
デュプランティスにとっては、この大会は彼自身との戦いとなるかもしれない。ルイジアナ生まれのスウェーデン選手は、果たしてパリで6.25mをクリアするだろうか?
バドミントン:波乱の決勝戦となるか?
女子シングルス(10:55)と男子シングルス(15:40)は10日目に終了するが、注目は、果たして誰がオリンピックチャンピオンに輝くかだ。
女子では、怪我で東京2020を欠場したリオ2016の金メダリスト、スペインのキャロリーナ・マリンが復帰する。今シーズンは、権威ある全英オープンを含む3つのタイトルを獲得するなど、最高のパフォーマンスを見せている。
しかし韓国のアン・セヨン も好調だ。現世界チャンピオンの彼女は、10月のアジア競技大会でオリンピック金メダリストのチェン・ユーフェイを破って金メダルを獲得した。彼女たち3人のメダル争いに、Chinese Taipeiのタイ・ツーインと日本の山口茜が加わる様相か。
男子では、ビクトル・アクセルセンが2年半にわたって保持していた世界ランキング1位の座を、中国のシー・ユーチに明け渡した。シーは、アクセルセンがオリンピックタイトルを狙う上で最大のライバルとなるだろう。
一方でインドネシアも20年ぶりの男子シングルス表彰台を狙っている。その先陣を切るのはジョナタン・クリスティだ。マレーシアのリー・ジージャも2022年から2023年にかけては不安定な成績に苦しんだが、今シーズンは安定感を取り戻し、絶好のタイミングでこの大会を迎える。
ひょっとすると、2021年のロー・ケンユーや2023年のクンラブット・ビチットサーンが世界選手権で見せたようなサプライズもあるかもしれない。
メダル種目
体操競技
11:45〜12:25 男子平行棒決勝、12:36〜13:16 女子平均台決勝、13:31〜14:06 男子鉄棒決勝、14:20〜15:00 女子ゆか決勝
陸上競技
19:00 男子棒高跳決勝、20:30 女子円盤投決勝、21:10 女子5000m決勝、21:45 女子800m決勝
バドミントン
09:45〜11:55 女子シングルス メダル決定戦、14:30〜16:40 男子シングルス メダル決定戦
3X3バスケットボール
21:00〜22:35 女子メダル決定戦、21:30〜23:05 男子メダル決定戦
カヌースラローム
16:55〜17:00 女子カヤッククロス決勝、17:00〜17:05 男子カヤッククロス決勝
自転車競技(トラック)
19:53〜20:03 女子チームスプリント決勝
射撃
9:30〜10:30 男子25mラピッドファイアピストル決勝、15:00〜16:15 混合スキート団体メダル決定戦
トライアスロン
8:00〜9:40 混合リレー
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8月6日(火)大会11日目
男子バスケットボールは準々決勝(11:00開始)を迎え、グループリーグの上位8チームがパリのベルシー・アリーナで対決する。男子ホッケーと女子サッカーもベスト4と、最終局面に突入する。
そのほか、スタッド・ローラン・ギャロスではボクシングで最初の金メダリストが誕生する。ヴェール・シュル・マルヌのノーティカル・スタジアムではカヌーのスプリント競技がスタートする。
8月6日に行われる15の金メダル決定種目の中には、女子陸上のリレーも含まれている。
陸上競技:トンプソン=ヘラーの不在でジャクソンが200mの王者となるか
女子200mのオリンピック金メダリスト、エレイン・トンプソン=ヘラーは、ジャマイカ選手権と選考会を逃したため、パリ大会には参加しない。
これにより、昨年の世界選手権で21秒41を記録し、史上2番目の速さを誇る現役最速女子ランナーであるジャクソンが、優勝候補の筆頭となっている。
3年前の東京大会では、写真判定で惜しくも準決勝進出を逃しているだけに、今回は決勝(21:40)に進出して、存分に持てる力を発揮したいところだろう。この種目ですでに2度の世界チャンピオンに輝いている彼女は、フローレンス・グリフィス・ジョイナーが持つ世界記録を射程圏内に捉えている。
最大のライバルは、東京2020で銅メダルを獲得した米国チャンピオンのギャビー・トーマスだ。トーマスはジョイナー、ジャクソン、トンプソン=ヘラーに次ぐ歴代4位の記録保持者であるから、この対決は大きな注目を集めている。
スケートボード:スカイ・ブラウンが金メダルに挑む
スケートボードの女子パークはこの日(予選12:30、決勝17:30)に行われる。3年前と同様、オリンピック全体で最も若いメダリストが誕生する可能性がある。
東京2020でメダルを獲得した3人、現在22歳の四十住さくら、15歳の開心那、同じく15歳のスカイ・ブラウンが揃って出場し、そこに14歳のオーストラリア人選手アリサ・トゥルーや16歳の草木ひなのらも加わる。
前回大会覇者の四十住は予選通過が危ぶまれたが、ブラウンがブダペストで開催されたオリンピック予選シリーズで渾身の滑りを披露したことで、親友のタイトル防衛に望みをつないだ。
本戦では、若きライバルたちがふたたび熱い戦いに挑む。
メダル種目
陸上競技
20:00 女子ハンマー投決勝、20:20 男子走幅跳決勝、20:50 男子1500m決勝、21:10 女子 3000m障害決勝、21:40 女子200m決勝
ボクシング
21:30〜22:01 男子71kg級準決勝、22:02〜22:33 女子50kg級準決勝、22:34〜23:05 女子66kg級準決勝、(準決勝の敗者が銅メダル獲得)23:06〜23:22 女子60kg級決勝、
自転車競技(トラック)
20:02〜20:12 男子チームスプリント決勝
飛込
15:00〜16:40 女子10m高飛込決勝
馬術
10:00〜12:00 障害馬術個人決勝
セーリング
14:40〜15:20 女子1人乗りディンギー・メダルレース、15:40〜16:22 男子1人乗りディンギー・メダルレース
スケートボード
17:30〜18:30 女子パーク決勝
レスリング
19:30〜20:05 男子グレコローマン 60kg級メダルレース、20:05〜20:40 男子グレコローマン 130kg級メダルレース、20:50〜21:25 女子フリースタイル 68kg級メダルレース
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8月7日(水)大会12日目
アーティスティックスイミングのチーム種目が行われる(19:30)8月7日には、新たな歴史が作られるかもしれない。
オリンピック史上初めて、男子がこの団体種目に出場できる。つまり、この日が、男子選手がアーティスティックスイミング(旧称:シンクロナイズドスイミング)で初めてオリンピックのメダルを獲得する日になるかもしれないのだ。これは大会12日目に実施される21の金メダル種目のひとつであり、パリ2024は、終盤に向けてここから一段とギアを上げていく。
この日、もう一つ新たな歴史を作ることになるのは、男子50km競歩に代わる新しいマラソン競歩混合リレー(7:30)だ。男女それぞれ1名ずつで構成されるチームが、約10kmずつ4つの区間を男女交互で担当し、合計42.195kmを走らずに完歩する。また、セーリングでは史上初の男女混合ディンギーのメダルレースが予定されている。
そして夜には男子200mの準決勝(20:02開始)も行われ、ライルズがメダル獲得を目指す。
陸上競技:ケネディとムーンの対決はどうなる?
ニーナ・ケネディとケイティ・ムーンが最後に主要大会で直接対決した際には、2人の決着はつかなかった。
ブダペストで開催された2023年の世界選手権では、オーストラリアとアメリカ合衆国を代表するこの2人の棒高跳選手が金メダルを分け合った。東京2020の男子走高跳でジャンマルコ・タンベリとムタズ・バルシムが同じようにメダルを分け合ったことを思い起こさせる。しかしこの日の女子棒高跳決勝(19:00)で、彼女たちは友情とライバル関係の新たなページを開くことになる。
ムーンは2022年と2023年の世界タイトルに加え、オリンピックのディフェンディングチャンピオンでもある。よってパリでも彼女は優勝候補の筆頭となっている。しかし今年の世界最高記録は英国のモリー・コーデリーが6月に樹立した4.92mであり、これは同国の歴代最高記録でもある。ムーンの今季最高記録は4.85mで2位、ケネディは8位(4.80m)に甘んじている。
しかし、オリンピックでは何が起こるか分からない。もしかしたら、ふたたび同点となることも起こりうるかもしれない?
自転車競技トラック:ガンナとチームメイトが、ふたたび世界記録更新を狙う
男子チームパシュートのトラックレースには注目すべき統計がある。シドニー2000から前回までの6回のオリンピックで、この種目の世界記録が毎回更新されているのだ。つまり、オリンピックの男子チームパシュートで世界記録が更新されなかったのは、アトランタ1996が最後ということになる。
前回大会王者のイタリアは、4000m個人パシュートとUCIアワーレコードの世界記録保持者で、ロードのタイムトライアルレースに出場する可能性もあるフィリッポ・ガンナを擁している。彼らは、自分たちが東京2020で記録した3分42秒032というタイムを更新することを目指している。
彼らの記録は3年間更新されていないが、過去のオリンピック金メダリストである英国、そして現世界チャンピオンであるデンマークは、記録更新に意欲的に挑んでくることだろう。
メダル種目
アーティスティックスイミング
19:30〜21:00 チームアクロバティックルーティン
陸上競技
07:30〜10:50 男女混合競歩、19:00 女子棒高跳決勝、20:25 男子円盤投決勝、21:20 男子400m決勝、21:40 男子3000m障害決勝
ボクシング
21:30〜22:01 女子57kg級準決勝、22:02〜22:33 男子92kg超級準決勝(準決勝の敗者が銅メダル獲得)、22:34〜22:50 男子63.5kg級決勝、22:51〜23:06 男子80kg級決勝
自転車競技(トラック)
18:25〜18:41 男子チームパシュート決勝、19:19〜19:37 女子チームパシュート決勝
セーリング
14:40〜15:00 混合マルチハル・メダル決定戦、15:40〜16:07 混合2人乗りディンギー・メダル決定戦
スケートボード
17:30〜18:30 男子パーク決勝
スポーツクライミング
12:55〜13:00 女子スピード決勝
テコンドー
20:19〜21:33 女子 -49kg級メダル決定戦、20:35〜21:52 男子 -58kg級メダル決定戦
ウエイトリフテティング
15:00〜17:08 男子61kg級、19:30〜21:38 女子49kg級
レスリング
19:30〜20:05 男子グレコローマン77kg級メダル決定戦、20:05〜20:40 男子グレコローマン97kg級メダル決定戦、20:50〜21:25 女子フリースタイル50kg級決勝
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8月8日(木)大会13日目
金メダルを争う25種目のうち陸上競技で5つの決勝戦が行われる、大会13日目。
準決勝を迎える男子バスケットボールでは(17:30、21:00)、アメリカやフランス、スペインらがトーナメントに勝ち残っていることが予想される。また、男子サッカーの銅メダル決定戦(17:00)と男子ホッケーの決勝戦(14:00、19:00)が行われ、ここではオランダ、ベルギー、オーストラリア、アルゼンチン、インド等がメダル獲得を狙う。チーム競技では、女子バレーボールも終盤戦を迎える。
そして、男子スピードクライミングで(12:28)世界記録が更新されるかにも注目が集まる。ブダペストで開催されたオリンピック予選シリーズでは、ウー・ペンがサミュエル・ワトソンの記録(4秒79)に0.04秒差に迫った。しかし、ワトソンも、公式記録よりもさらに速いタイムで高さ15メートルの壁を登ったトレーニング動画を投稿している。この日もそのタイムが記録されるかもしれない。
陸上競技:チョプラ、ライルズ、マクラフリン=レブロンの活躍に期待
3冠達成を目指すライルズは、8月8日に行われる男子200m決勝(20:30)で2勝目に挑む。アメリカ合衆国の記録保持者である彼は、ウサイン・ボルトの世界記録を破りたいと公言している。彼の自己ベストはボルトの記録からわずか0.12秒差だ。
一方、インドは、男子やり投でディフェンディングチャンピオンのニーラジ・チョプラが金メダル連覇を狙う(20:25)。東京2020で、チョプラは2008年以来となる個人種目でのインド人金メダリストとなり、陸上競技では初の快挙となった。しかし、ヤクブ・バドレイフらとの競争は熾烈だ。ドイツからもユリアン・ウェーバーと新鋭のマックス・デーニングという2人のメダル候補が登場している。デーニングは19歳で90.20mという世界記録を保持している。
そして、女子400mハードルで無双だと思われているのがシドニー・マクラフリン=レブロン。アメリカ国内予選で50秒65の世界新記録(認定待ち)を樹立し、他を圧倒している彼女は、決勝(21:25)でも注目されるだろう。
セーリング:シンガポールから2人目のオリンピックチャンピオンが出現するか?
東南アジアの小国シンガポールは、リオ2016でジョセフ・スクーリングが競泳で金メダルを獲得した以外は、オリンピックチャンピオンを輩出していない。しかし、大会13日目にマルセイユ・マリーナで行われるセーリングの新種目、カイトボーディングでは、同国から初代チャンピオンが誕生するかもしれない(コンディションが良ければ15:40開始)。
17歳のマックス・メーダーは、すでに2度の世界チャンピオンに輝き、2022年には銀メダル、そしてユースワールドチャンピオンシップでは3度の優勝を果たしている。さらに、昨年のアジア競技大会でも金メダルを獲得するなど、目覚ましい活躍を見せている。セーリングは予測が難しいが、メーダーに有利な条件は揃っている。
メダル種目
陸上競技
20:00 女子走幅跳決勝、20:25 男子やり投決勝、20:30 男子200m決勝、21:25 女子400mハードル決勝、21:45 男子110mハードル決勝
ボクシング
21:30〜22:01 男子57kg級準決勝、22:02〜22:33 女子75kg級準決勝(準決勝の敗者が銅メダル獲得)、22:34〜22:50: 男子51kg級決勝、22:51〜23:06 女子54kg級決勝
カヌースプリント
13:30〜13:40 C-2男子500m決勝A、13:40〜13:50 K-4女子500m決勝A、13:50〜14:00 K-4男子500m決勝A
自転車競技(トラック)
19:11〜19:17 女子ケイリン決勝、19:27〜20:00 男子オムニアムポイントレース
飛込
15:00〜16:40: 男子3m飛板飛込決勝
サッカー
17:00〜20:00 男子3位決定戦
ホッケー
14:00〜15:45 男子3位決定戦、19:00〜20:45 男子決勝
マラソンスイミング
07:30〜10:00 女子10km オープンウォーター
セーリング
15:40〜16:10 男子カイト決勝、16:40〜17:10 女子カイト決勝
スポーツクライミング
12:55〜13:00 男子スピード決勝
テコンドー
20:19〜21:33 男子 -68kg級メダル決定戦、20:35〜21:52 女子 -57kg級メダル決定戦
ウエイトリフティング
15:00〜17:08 女子59kg級、19:30〜21:38 男子73kg級
レスリング
19:30〜20:05 男子グレコローマン67kg級メダルレース、20:05〜20:40 男子グレコローマン 87kg級メダルレース、20:50〜21:25 女子フリースタイル53kg級決勝
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8月9日(金)大会14日目
大会も残り3日となり、メダル争いはますます激しさを増す。そして大会14日目は、金メダルをかけた競技が34種目行われる。
陸上競技では4×100mリレーの決勝が行われるほか、男子400mハードルでは、カールステン・ワーホルムがアリソン・ドス・サントスやライ・ベンジャミンら強敵を退けて世界記録更新の可能性もかかったタイトル防衛を成功させるかが注目される(21:45)。
女子ビーチバレーボールでは、エッフェル塔のお膝元にあるエッフェル塔スタジアムでメダル決定戦(21:00、22:30)が行われ、選手とファン双方にとって、忘れられない印象を残す試合となることだろう。男子サッカーは、パリ・サンジェルマンの本拠地であるパルク・デ・プランスで決勝戦を迎える。選手として2度の金メダルを獲得した経験を持つハビエル・マスチェラーノ監督の下、アルゼンチン代表は金メダル獲得を目指す。
ブレイキン:オリンピックの初代メダリストが決定
ブレイクダンスの名で知られるブレイキンという競技で初めてオリンピックメダルが授与される。Bガールの競技は8月9日に行われ、予選を勝ち抜いた選手たちが16時からコンコルド広場のアーバンパークで競い合う。
日本のBガールAyumi(福島あゆみ)は、41歳でオリンピックチャンピオンを目指す。彼女の対戦相手には、半分ほどの年齢の選手もいるが、オリンピック予選シリーズ2大会で1位と2位を獲得した彼女には十分、優勝の可能性がある。同予選シリーズでは、BガールAmi(湯浅亜実)が2位と1位に入賞しているから、日本人選手によるワンツーフィニッシュもあるかもしれない。
卓球:マ・ロン、キャリアの幕引きとなるか
卓球界では世代交代が進んでいる。シングルスで2連覇中のマ・ロン(馬龍)は、今回シングルスには出場しない。この競技のレジェンドであり、おそらく史上最高の選手ともいえるマにとっては、これが最後のオリンピックとなるかもしれない。
男子団体決勝(15:00)は、予想外の展開がない限り、オリンピックの卓球界を支配してきた中国が金メダルを手にすることになるだろう。そして、チームメイトのワン・チューチン(王楚欽)とファン・ジェンドン(樊振東)に世界ランキングおよび国内ランキングでは追い抜かれても、マは依然としてチームの象徴的な存在だ。
マはすでに、世界選手権は2024年大会が最後の出場になると発表している。オリンピック出場もこれが最後となるのだろうか?
メダル種目
陸上競技
19:30 女子4x100m リレー決勝、19:40 女子砲丸投決勝、19:45 男子4x100mリレー決勝、 20:00 女子400m決勝、20:10 男子三段跳決勝、20:15 女子十種競技 800m、20:55 女子10,000m 決勝、21:45 男子400mハードル決勝
ビーチバレーボール
21:00〜22:00 女子3位決定戦、22:30〜23:30 女子決勝
ボクシング
21:30〜21:46 男子71kg級決勝、21:47〜22:03 女子50kg級決勝、22:34〜22:50 男子92kg級決勝、22:51〜23:06 女子66kg級決勝、
ブレイキン
21:14〜21:30 Bガール 3位決定戦、決勝
カヌースプリント
12:50〜13:00 C-2女子500m決勝A、13:10〜13:20 K-2女子500m決勝A、13:30〜13:40 K-2男子500m決勝A、13:50〜14:00 C-1男子1000m決勝A
自転車競技(トラック)
18:00〜19:09 男子スプリント決勝レース1、18:09〜18:49 女子マディソン決勝レース2、19:38〜19:43 男子スプリント決勝(必要な場合)
飛込
15:00〜16:40 女子3m 飛板飛込決勝
サッカー
15:00〜18:00 女子3位決定戦、18:00〜21:00 男子決勝
ホッケー
14:00〜15:45 女子3位決定戦、20:00〜21:45 女子決勝
マラソンスイミング
07:30〜10:00 男子10kmオープンウォーター
新体操
14:30〜16:50 個人総合決勝
スポーツクライミング
10:15〜13:14 男子ボルダー&リード決勝
卓球
10:00〜13:00 男子団体 3位決定戦、15:00〜18:00 男子団体決勝
テコンドー
20:19〜21:33 女子 -67kg級メダル決定戦、20:35〜21:52 男子 -80kg級メダル決定戦
バレーボール
16:00〜18:30 男子3位決定戦
ウエイトリフティング
15:00〜17:08 男子89kg級、19:30〜21:38 女子71kg級
レスリング
19:30〜20:05 男子フリースタイル57kg級メダルレース、20:05〜20:40 男子フリースタイル86kg級メダルレース、20:50〜21:25 女子フリースタイル57kg級決勝
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8月10日(土)大会15日目
パリ2024最終日前日には、39の金メダル種目が開催される。かつては陸上競技のトリを飾る種目であった男子マラソン(8:00)は、男女平等を基本理念に掲げた初のオリンピックである今大会においては、女子マラソンと順番を入れ替えることになった。
スタジアムで行われる陸上競技は、男子走高跳(19:10)を含む8つの決勝で締めくくる。前回の東京大会では、この種目でタンベリとバルシムが金メダルを分け合った。
男子バスケットボール、女子サッカー、女子ハンドボール、男子バレーボール、女子水球など、多くの団体競技もこの日をもって幕を閉じる。
陸上競技:チョプラ、ライルズ、マクラフリン=レブロンの活躍に期待
男子マラソン(8:00)では、ケニアのエリウド・キプチョゲが史上初の3大会連続金メダル獲得に挑む。
キプチョゲ(2016年、2020年)の他に2度の金メダルを獲得した選手は、これまでアベベ・ビキラ(1960年、1964年)とワルデマール・チェルピンスキー(1976年、1980年)の2人しかいない。
キプチョゲが歴史を塗り替えることができるかどうか、世界中の注目が集まると同時に、残念な交通事故で命を落としたケルビン・キプタムが「もし参加できていたら」という思いを起こさせることだろう。
バスケットボール:”ドリームチーム”の勝利か、ホスト国が一矢報いるか
東京2020の男子バスケットボール決勝では、アメリカ合衆国とフランスが対戦し、チームUSAが勝利した。
レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラント、ステフィン・カリー、ジョエル・エンビードといったNBAスター選手が集結するチームUSAの顔ぶれを考えると、彼らは金メダルの有力候補だ。
しかしフランスは、ベルシー・アリーナの観客の大声援を背に、開催国の意地を見せつけることだろう。フランス国籍を取得したエンビードは最終的にアメリカ代表を選択したが、フランスにはビクター・ウェンバンヤマとルディ・ゴベアという強力な戦力がいる。前評判を覆して、金メダル獲得という偉業を成し遂げることができるだろうか?
サッカー:アメリカ合衆国女子代表が頂点への返り咲きを狙う
アメリカ合衆国女子代表チーム(USWNT)は、2019年のFIFAワールドカップ以来、主要な国際大会で優勝していない。オリンピックでの金メダルも、ロンドン2012が最後だ。
USWNTのファンにとって、これは長すぎる期間だ。前回の東京大会では、後に優勝するカナダに準決勝で敗れて夢は途絶えた。しかしその後、銅メダルを獲得している。
今年のWゴールドカップとシービリーブスカップで優勝したUSWNTは、絶好調でパリ大会に臨む。
メダル種目
アーティスティックスイミング
19:30〜21:45 デュエットフリールーティン
陸上競技
08:00〜11:00 男子マラソン、19:10 男子走高跳決勝、19:25 男子800m決勝、19:40 女子やり投決勝、19:45 女子100mハードル決勝、20:00 男子5000m決勝、20:25 女子1500m決勝、 21:12 男子4x400mリレー決勝、21:22 女子4x400mリレー決勝
バスケットボール
11:00〜13:00 男子3位決定戦、21:30〜23:30 男子決勝
ビーチバレーボール
21:00〜22:00 男子3位決定戦、22:30〜23:30 男子決勝
ボクシング
21:30〜21:46 女子57kg級決勝、21:47〜22:03 男子57k級決勝、22:34〜22:50 女子75kg級決勝、22:51〜23:06 男子92kg超級決勝、
ブレイキン
21:14〜21:30 Bボーイ 3位決定戦、決勝
カヌースプリント
13:00〜13:10 K-1女子500m決勝A、13:20〜13:30 K-1男子1000m 決勝A、13:50〜14:00 C-1女子200m決勝A
自転車競技(トラック)
17:59〜18:53 男子マディソン決勝
飛込
15:00〜16:40 男子10m高飛込決勝
サッカー
17:00〜20:00 女子決勝
ゴルフ
09:00〜18:00 女子第4ラウンド
ハンドボール
10:00〜12:00 女子3位決定戦、15:00〜17:00 女子決勝
19:10〜19:30 男子決勝レーザーラン
新体操
14:00〜15:30 団体総合決勝
スポーツクライミング
10:15〜13:14 女子ルダー&リード決勝
テコンドー
20:19〜21:33 男子80kg超級メダル決定戦、20:35〜21:52 女子67kg超級メダル決定戦
バレーボール
13:00〜15:30 男子決勝、17:15〜19:45 女子3位決定戦
水球
10:35〜12:05 女子3位決定戦、15:35〜17:05 女子決勝
ウエイトリフティング
11:30〜13:38 男子102kg級、16:00〜18:08 女子81kg級、20:30〜22:38 男子102kg超級
レスリング
19:30〜20:05 男子フリースタイル 74kg級メダルレース、20:05〜20:40 男子フリースタイル125kg級メダルレース、20:50〜21:25 女子フリースタイル62kg級決勝
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8月11日(日)大会16日目
2週間以上にわたる熱戦の最終日は、スタッド・ド・フランスで行われる閉会式に先立って13個の金メダルが授与される。
陸上競技は、女子マラソン(8:00)で締めくくられる。これは、フランス史における重要な出来事であるベルサイユ宮殿への女性たちデモ行進を称える意味もこめた試みだ。また、8月10日から11日にかけて夜通し行われるイベントでは、一般の人々がコースを走ることができる。
ベルシー・アリーナで行われる女子バスケットボール決勝(15:30)が、大会全体の最後のイベントとなる。優勝候補は、8連覇が期待されるアメリカチームだ。
自転車トラックレース:ジェイソン・ケニーの後継者は誰に?
ヴェロドローム・ド・サン・カンタン・アン・イヴリーヌでは、男子ケイリン(13:32)を含む、自転車トラックレースの決勝3つが行われる。
自転車競技で多くのメダルを手にしたジェイソン・ケニーが引退したため、この種目では新たなチャンピオンが誕生することになる。北京2008大会以降、この種目では英国の選手が金メダルを手にしている。ケニーの前に金メダルを2度獲得したのはクリス・ホイだ。
ジャック・カーリンやハミッシュ・ターンブルにとっては大いなる挑戦となる。コロンビアの旗手を務める現世界チャンピオンのケビン・キンテロは、コロンビア人として初のトラックレース金メダルを目指す。
閉会式で大会の幕は閉じる
すべての競技が終了すると、いよいよ16日間の祭典を締めくくる瞬間がやってくる。 スタッド・ド・フランスで行われる閉会式(21:00)で、選手たちは互いに交流を深め、この大会を振り返る機会を得る。
そして、パリ2024からロサンゼルス2028への引継ぎ式も行われる。
オリンピック聖火の火が消されると、8月28日に開幕するパラリンピックや、1年半後に開催される次の冬季オリンピック、ミラノ・コルティナ2026に人々の関心は移ることだろう。
メダル種目
陸上競技
08:00〜11:30 女子マラソン
バスケットボール
11:30〜13:30 女子3位決定戦、15:30〜17:30 女子決勝
自転車トラックレース
12:45〜13:21 女子スプリント決勝 レース1、レース2、13:32〜13:38 男子ケイリン決勝、13:44〜13:46 女子スプリント決勝(必要な場合)、13:56〜14:25 女子オムニアムポイントレース
ハンドボール
09:00〜11:00 男子3位決定戦、13:30〜15:30 男子決勝
近代五種
12:40〜13:00 女子決勝レーザーラン
バレーボール
13:00〜15:30 女子決勝
水球
10:35〜12:05 男子3位決定戦、14:00〜15:30 男子決勝
ウエイトリフティング
11:30〜13:38 女子81kg超級
レスリング
12:00〜12:35 男子フリースタイル65kg級メダルレース、12:35〜13:20 男子フリースタイル97kg級メダルレース、13:20〜13:55 女子フリースタイル76kg級決勝
閉会式
21:00〜23:15
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