シャカリ・リチャードソンは、その電光石火のスピードで知られるだけでなく、人目を引く髪の色、塗られた長い爪、タトゥーなどを特徴とする独特のスタイルでも有名で、陸上競技界の象徴的存在となっている。
ダラスのカーター高校で才能を見いだされ、AAUジュニアオリンピックや大学大会で活躍し、次世代の星として注目された。
2019年、リチャードソンはNCAA ディビジョン1 全米陸上競技会で同じ日に2つのU-20世界記録を更新した。まず100mを10.75秒で優勝し、マリース・ゲールの42年前の記録を更新。200mでは惜しくも敗れたが、22.172秒というタイムはアテネ2004でのアリソン・フェリックスの記録を上回った。
翌週、彼女はプロ転向を発表したが、パンデミックによってその歩みはやや停滞してしまう。
2021年、リチャードソンは、全米オリンピックトライアルで優勝し、ジャマイカが圧倒している100mに挑戦者として名乗りを上げた。しかし、彼女は後に失格となり、世界アンチ・ドーピング機構の規則で禁止されている物質であるTHC(大麻)の陽性反応により、1ヶ月の出場停止処分を受けた。その結果、彼女は東京オリンピックの代表に選ばれなかった。
リチャードソンは、2021年9月に開催されたプレフォンテーヌ・クラシックで東京のメダリストたちに挑むチャンスを得たが、エレイン・トンプソン・ヘラが再びシェリー=アン・フレイザー=プライスとシェリッカ・ジャクソンに競り勝ったため、9位に終わった。
2022年は不本意な結果に終わったリチャードソンだが、2023年のミラマー・インビテーショナルでは、追い風4.1m/sという悪条件にもかかわらず、10.57秒という驚異的なタイムを残した。
トンプソン・ヘラの調子が上がらず、フレイザー=プライスも開幕を遅らせていたため、リチャードソンのダイヤモンドリーグでの主なライバルは200m世界チャンピオンのジャクソンだった。全米選手権で優勝し、ブダペスト世界選手権の出場枠を獲得するまでは、ジャクソンとの対決を制していた。また、200mではオリンピック銅メダリストのギャビー・トーマスに次ぐ2位で予選を通過した。
ブダペストでのメジャー選手権のデビュー戦で、リチャードソンは100mの決勝に2位で進んだ。外側のレーンを使わされたにもかかわらず、歴代5位に並ぶ10.65秒の大会新記録で優勝。ジャクソンが2位、ディフェンディング王者のフレーザー・プライスが3位だった。
復帰しただけではなく、レベルアップして戻ってきた
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