バドミントン女子シングルスの山口茜は、1997年6月6日生まれ、福井県勝山市出身。3歳からバドミントンをはじめ、2012年(中学3年)にはアジアユースU19バドミントン選手権大会団体戦で金メダルを獲得した。同年の12月には史上最年少で日本代表に選出されている。
福井県立勝山高等学校進学すると、2013年(高校1年)にヨネックスジャパンオープン女子シングルスに出場。予選から勝ち上がると、準決勝で前年度優勝者の戴資穎(チャイニーズ・タイペイ)、決勝戦で打田しづかを破り、史上最年少となる16歳3ヵ月16日でBWFスーパーシリーズ(当時の名称)を制した。11月には世界ジュニア選手権女子シングルスで金メダル獲得。翌2014年は世界ジュニア選手権連覇のほか、全日本総合バドミントン選手権大会初優勝を果たしている。
高校卒業後、再春館製薬所に入社。オリンピックはリオデジャネイロ2016で初出場すると、女子シングルスでベスト8に進んだ。その後も国際大会で結果を残し、2018年4月19日に発表のBWF世界ランキングで1位に浮上。シングルスで世界ランキング1位に立つのは男女通じて初の快挙だった。
世界トップに君臨した山口。新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で1年延期となったTokyo2020オリンピックでは、自国開催大会でメダル獲得を期待される。しかし準々決勝で、リオデジャネイロ2016銀メダリストのシンドゥ・プサルラ(インド)に敗戦。メダル獲得は叶わなかった。
オリンピックで結果を残すことはできていないが、2021年に世界選手権初優勝。東京で行われた2022年も制し、2年連続で世界女王の称号を手にした。3度目のオリンピックとなるパリ2024ではメダル獲得はもちろん、世界の頂を目指す。
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