パリ2024大会組織委員会は、パリが開催地として立候補した当初から、スアジアムとはまたひと味違う、都心環境の中でアーバンスポーツを開催したい意向を持っていた。このアイディアは、コンコルド広場に特設アリーナとしてアーバンパークを設置することによって実現可能となり、これに応じるようにパリ市は、パリ2024に向けて、この広場を持続的に再建し大規模に整備する計画を立てた。
2014年、国際オリンピック委員会(IOC)は「オリンピックアジェンダ2020」を打ち出し、パリ2024大会組織委員会に現代的で新しいスポーツやイベントを大会プログラムに盛り込むよう要請した。結果、パリ2024は、そのコンセプトにのっとり、ブレイキンを新しいスポーツとして競技に加えることを決定した。アーバンスポーツとして世界でも人気の高い3×3 バスケットボールやBMXフリースタイル、スケートボードはすでにオリンピックで実施されているが、これらはブレイキンとともにパリ2024の象徴的な会場となるコンコルド・アーバンパークを共用して開催される。この都市型公園は、7月27日(土)から8月10日(土)のほぼ毎日、これらのスポーツの会場となり目が離せない。
レガシー
コンコルド広場に仮設されるコンコルド・アーバンパークは、4つの競技で使用される。また、設備と資源の供給を共有することで会場運営が円滑になる。会場へは、イル・ド・フランス地域圏の充実した交通網によって、公共交通機関によるアクセスがよい。各会場へのアクセスについては、細部にわたり特別な配慮が施される。これは、運動機能に障がいがある人々にとって特に重要である。
会場情報
所在地:パリ県パリ
オリンピック・パラリンピック選手村からの距離:5km
近隣の競技会場:シャン・ド・マルス・アリーナ、アンヴァリッド、イエナ橋、エッフェル塔スタジアム、グラン・パレ
周辺観光名所:グラン・パレ、エッフェル塔、アンヴァリッド、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、ノートルダム大聖堂、テュイルリー宮殿
アクセス情報
コンコルド広場へは、パレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーヴル駅(メトロ1号線と7号線)、マドレーヌ駅(メトロ8号線、12号線、14号線)、オペラ駅(メトロ3号線)、オーベール駅(RER A線)、およびミュゼ・ドルセー駅(RER C線)からアクセスできる。
来場者は時間に余裕を持って早めに会場へ到着することが推奨される。
この会場へのアクセス方法や、パリおよびイル・ド・フランス地域圏内の移動方法についての詳細は、IDFM(イル・ド・フランス・モビリテ)ウェブサイト(フランス語)で確認。