環境に配慮した設計が施されているポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナは、パリ2024後を見すえた地域コミュニティに恩恵をもたらすレガシーとして、パリ北部の新しい文化の中心地となり、スポーツや文化イベントが日々開催される。近隣に住む市民ら全てに開かれる施設となるよう設計されており、さまざまなスポーツ活動を行うためのスペースも用意されている。パリ2024閉幕後、収容人数8,000席の中規模サイズを持つアリーナは、パリで開催されるスポーツやライブパフォーマンスの会場の選択肢のひとつに加わることになる。
ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナの設計は、特に環境に配慮したものとなっている。建物の外面の80%は緑で覆われ、アリーナ周辺の公園や庭園と優雅に溶け合っている。アリーナの正面はリサイクル素材のアルミで覆われており、その他の建物の資材のほとんども環境に配慮したものとなっている。また、アリーナはユニバーサルな設計となっており、メインホールとその周りの施設、アリーナ全体にわたるテラスは、全ての人がアクセスできるようになっている。
レガシー
パリ市は、長らく、中規模サイズの会場を必要としていた。この収容人数8,000席の新しいアリーナはそのニーズに応え、パリ北部の主要なスポーツイベントの会場となり、地元のプロバスケットボールチーム、パリ・バスケットボールの本拠地となる。
ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナには、2つの体育館が隣接し、地域にスポーツの機会を提供する。また、地域住民は、新しいアリーナのオープンに伴い、スポーツやライブパフォーマンスなどのさまざまなイベントを楽しむことができる。コンベンションなども開催される。パリ2024オリンピック・パラリンピックの後、同アリーナでは、引き続き、そのメインホールにおいて、トップレベルのスポーツトーナメントやライブパフォーマンスが開催される予定だ。体育館や他の施設は、日常的に地域住民に開放されることになる。
会場情報
所在地:パリ県パリ
オリンピック・パラリンピック選手村からの距離:2.5km
近隣の競技会場:スタッド・ド・フランス、アクアティクス・センター
周辺観光名所:モンマルトル・サクレ・クール寺院、サン・ドニ大聖堂、サン・トゥアン・フリーマーケット
アクセス情報
ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナへは、ポルト・ドゥ・ラ・シャペル駅(メトロ12号線、トラムT3b線)からアクセスできる。しかし、これらの駅では混雑が予想されるため、できるだけローザ・パークス駅(RER E線)の利用が推奨される。
また、来場者は時間に余裕を持って早めに会場へ到着することが推奨される。
この会場へのアクセス方法や、パリおよびイル・ド・フランス地域圏内の移動方法についての詳細は、IDFM(イル・ド・フランス・モビリテ)ウェブサイト(フランス語)で確認。