スタッド・ローラン・ギャロスは歴史のあるスタジアム。世界的に著名なテニス会場である同スタジアムは、パリ2024競技大会の重要な会場のひとつとして歴史に新しいページを刻む。パリ2024開催中、テニスと車いすテニスの会場としてだけでなく、ボクシングとシッティング・バレーボールの会場にもなる予定。
スタッド・ローラン・ギャロスの名称は、フランス人飛行家、ローラン・ギャロスの名前に由来する。1928年に完成し、その年のデビスカップでのフランス人選手の偉業の舞台となった。ブローニュの森の南端に位置し、南にあるパルク・デ・プランスに近く、同スタジアムは、毎年、テニスのグランドスラム4大大会のひとつ、全仏オープンの会場となる。この世界的にメジャーな大会は、フランステニス連盟が主催し、世界220か国以上の地域で放映される。
グランドスラムの他の会場に対抗して、過去に何度も拡張され近代化されてきたスタッド・ローラン・ギャロスは、今や12ヘクタール(東京ドームの約2.5倍)の広さを誇り、18のクレイコートを備える。2015年から2021年に行われた最近の改修では、センターコートであるコート・フィリップ・シャトリエに革新的なデザインの格納式屋根が設置され、収容人数5,000人のコート・シモーヌ・マチューがオートゥイユ温室庭園と一体化されている。
レガシー
毎年のフランスにおける国際的なテニストーナメントの開催地であるスタッド・ローラン・ギャロスは、引き続き、さまざまなスポーツや文化イベントの会場となる。
会場情報
所在地:パリ県パリ7区
オリンピック・パラリンピック選手村からの距離:南西に12km
近隣の競技会場:パルク・デ・プランス、パリ南アリーナ1、パリ南アリーナ4、パリ南アリーナ6、エッフェル塔スタジアム、アンヴァリッド、イエナ橋、シャン・ド・マルス・アリーナ
周辺観光名所:エッフェル塔、オテル・デ・ザンヴァリッド、フォンダシオン・ルイ・ヴィトン、アクリマタシオン庭園
アクセス情報
スタッド・ローラン・ギャロスへは、アヴェニュー・フォッシュ駅(RER C線)およびポルト・ドーフィヌ駅(メトロ2号線、トラムT3b線)から直行バス「パリ2024」によって直接会場にアクセスできる。また、ポルト・ドートゥイユ駅(メトロ10号線)からもアクセスできるが混雑が予想されている。
この会場へのアクセス方法や、パリおよびイル・ド・フランス地域圏内の移動方法についての詳細は、IDFM(イル・ド・フランス・モビリテ)ウェブサイト(フランス語)で確認。