パリ・ラ・デファンス・アリーナは、延べ13kmに及ぶ観客席、5,500トンもの骨組、延べ28,632平方メートルの広さのコートやピッチなど、規模とテクノロジーにおいて、他に例を見ない施設となっている。オープン以来、すでに200万人以上の観客を迎え入れ、国際的なアーティストのパフォーマンス、コンベンションやセミナーなどが開催されている。強豪ラグビークラブチーム、ラシン92のホームスタジアムでもある会場では、モジュール式の多目的構造を活かし、2024年、初めて水泳競技が開催される。
建築家クリスチャン・ド・ポルザンパルクによって設計された現代的なデザインを持つ同アリーナは2017年にオープンした。革新的なテクノロジーと1,400平方メートルの表示面積(テニスコート7面分の広さ)を持つ世界最大規模のインタラクティブ巨大スクリーンを備えている。
建物の外壁、ファサードを形作る、アルミとガラス製の動的で巨大なうろこ状の600個の装飾によって、同アリーナはさまざまなイベントの舞台として息吹をもたらす。2024年、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会での盛況が期待されている。
レガシー
パリ2024閉幕後、パリ・ラ・デファンス・アリーナは、強豪ラグビークラブチーム、ラシン92のホームスタジアムであることに加え、スポーツや文化イベントの会場として利用される。
会場情報
所在地:オー・ド・セーヌ県ナンテール
オリンピック・パラリンピック選手村からの距離:西に15km
近隣の競技会場:スタッド・イヴ・デュ・マノワール
周辺観光名所:グランダルシュ、エトワール凱旋門、シャンゼリゼ通り
オー・ド・セーヌ県について見る(フランス語)
アクセス情報
ナンテールにあるパリ・ラ・デファンス・アリーナへは、ラ・デファンス・グランダルシュ駅(RER A線、L線、U線、メトロ1号線、トラムT2線)とナンテール・プレフェクチュール駅(RER A線)からアクセスできる。
来場者は時間に余裕を持って早めに会場へ到着することが推奨される。