ヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドーは、2016年男子欧州サッカー選手権を開催するため、ボルドー花公園とボルドーの森の近くに2015年に完成。世界的なワインの名産地におけるサッカー競技場となった。同スタジアムは、北京オリンピックスタジアムを手がけたことで知られる建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンによって設計され、その壮観なデザインと観戦体験は特別なものとなる。
また、ヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドーは、持続性と環境責任の基準にしたがって建設された。たとえば、屋根は700平方メートルの太陽光発電パネルを備え、雨水の再生システムを利用している。また、建物の構造を支える何百もの白い梁に囲まれたその独特のスタイルは広く認知されている。
オープン以来、フランスの主要サッカーチームのひとつ、ジロンダン・ボルドーのホームスタジアムとなっており、リーグカップの決勝戦やトップ14ラグビートーナメントの準決勝などの舞台にもなっている。ガンズ・アンド・ローゼズやミューズなどの多くのコンサートも開催されている。
レガシー
パリ2024の舞台となった後、ヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドーは引き続きジロンダン・ボルドーのホームであると同時に、ハイレベルなスポーツとコンサートの会場として利用される。
会場情報
所在地:ジロンド県ボルドー
パリからの距離:電車で2時間10分
周辺観光名所:シテ・デュ・ヴァン、 カンコンス広場、サン・タンドレ大聖堂、アルカション湾、ピラ砂丘、ランド海岸地帯
アクセス情報
ヌーヴォ・スタッド・ド・ボルドーへは、パルク・デ・エクスポジシオン駅(C線)からアクセスできる。この駅は、ボルドー・サン・ジャン駅から直接、約30分で到着する。また、スタジアムとラ・シテ・デュ・ヴァン駅(B線)の間には、直行バスが運行され直接会場にアクセスできる。
ボルドー・メリニャック空港からは、トラムA線でオテル・ド・ヴィル(パリ市庁舎)・プラス・ペイ・ベルラン(ペイ・ベルラン広場)まで乗り、そこからトラムB線のに乗り換えてラ・シテ・デュ・ヴァンまで行き、直行シャトルバスでスタジアムまで行くことができる(所要時間約45分)。また、ボルドー市内とスタジアムを結ぶ7キロメートルの自転車道も整備される(所要時間約25分)。
来場者は時間に余裕を持って早めに会場へ到着することが推奨される。