光の都パリ16区にあるパルク・デ・プランスは、フランスのスポーツの歴史において象徴的なスタジアムのひとつ。ポルト・ドゥ・サンクルーの景観の中で際立ち、屋根から外壁に向かって覆っているコンクリトーの柱が印象的である。同スタジアムは、モントリオール・オリンピック・スタジアムを手掛けたことで著名なフランスの建築家、ロジェ・タイリベールによって設計され、1972年に落成した。今回、パリ2024の会場のひとつとして、理想的な立地条件にある。
パルク・デ・プランスは、1974年からパリ・サンジェルマンFCの本拠地であるだけでなく、フランス国内のサッカーやラグビーの試合会場のひとつとなっている。1998年のFIFAワールドカップやユーロ2016(UEFA欧州選手権)などの国際試合が開催され、フランス国内や海外のスターによるコンサートなども行われている。また、25年以上にわたってフランス国内最大のスタジアムであった時は、毎年、サッカーのカップ戦、クープ・ドゥ・フランスや、ラグビーユニオンフランス選手権の決勝戦の舞台となっていた。近年では、ユーロ2016の際に改修工事が行われている。
レガシー
パリ2024閉幕後、パルク・デ・プランスは、コンサートの舞台に加えて、パリ・サンジェルマンFCの本拠地として継続される。
会場情報
所在地:パリ県パリ
オリンピック・パラリンピック選手村からの距離:12km
近隣の競技会場:エッフェル塔スタジアム、シャン・ド・マルス・アリーナ、スタッド・ローラン・ギャロス、パリ南アリーナ1、パリ南アリーナ4、パリ南アリーナ6
周辺観光名所:ブローニュの森、フォンダシオン・ルイ・ヴィトン、エッフェル塔、シャン・ド・マルス公園
アクセス情報
パルク・デ・プランスへは次の駅からアクセスできる。
- ガリリアーノ橋駅(RER C線)(推奨)
会場での席によっては、以下の駅からもアクセス可能となる。
- マルセル・サンバ駅(メトロ9号線)
- ポルト・ドートゥイユ駅(メトロ10号線)(ただし、7月27日、28日、30日を除く)*混雑が予想される
- ポルト・ド・サン クルー駅(メトロ9号線)*混雑が予想される
また、7月27日、28日、30日には、シャルル・ド・ゴール・エトワール駅(RER A線、メトロ1号線、メトロ2号線、メトロ6号線)から直行バス「パリ2024」が運行され直接会場にアクセスできる。
来場者は時間に余裕を持って早めに会場へ到着することが推奨される。
この会場へのアクセス方法や、パリおよびイル・ド・フランス地域圏内の移動方法についての詳細は、IDFM(イル・ド・フランス・モビリテ)ウェブサイト(フランス語)で確認。