会場

スタッド・イヴ・デュ・マノワール

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オリンピックの会場として2度にわたる名誉を受ける施設は数少ない。しかし、スタッド・イヴ・デュ・マノワール(イヴ・デュ・マノワール・スタジアム)は、そのひとつである。建築家、ルイ・フォーレ・デュジャリックにより設計され、1924年に開催された第8回オリンピック競技大会のメイン会場となり、開会式と陸上競技が行われた。2度のオリンピックにわたり会場となるフランスではただひとつの同スタジアムは、パリ2024ではホッケーの舞台になる。

パルク・デ・プランスが落成する1972年まで、フランスのラグビー選手の名前にちなんで命名されたスタッド・イヴ・デュ・マノワールは、パリ地区のメインスタジアムだった。パリの北西、コロンブにある総合スポーツ施設の同スタジアムでは、過去1世紀にわたって、陸上競技、ラグビー、サッカー、ボクシングなど、およそ250試合もの国内や国際的な競技が開催されている。

これまでに、スタッド・イヴ・デュ・マノワールは、幾度となく改修を繰り返している。同スタジアムを管理するオー・ド・セーヌ県は、地域コミュニティ、団体、学校や大学にメリットが還元されるよう同スタジアムを刷新するプログラムに着手しようとしている。

レガシー

パリ2024閉幕後、スタッド・イヴ・デュ・マノワールの新しい建物のひとつは、フランスホッケー連盟、イル・ド・フランス・リーグ、県ホッケー委員会、地域ホッケークラブの拠点となる。国立トレーニングセンターが併設される2面の人工ホッケーフィールドのうち、1,000座席の観客席をもつフィールドは競技用として、もうひとつはトレーニング用になる。

4面のサッカーピッチ、3面のラグビーグラウンド、新しい陸上競技トラックが既存の敷地内に新設され、もうひとつの新しい建物は、サッカーとラグビーのために整備される。

会場情報

所在地:オー・ド・セーヌ県コロンブ

オリンピック・パラリンピック選手村からの距離:西に9km

近隣の競技会場:パリ・ラ・デファンス・アリーナ、スタッド・ド・フランス、アクアティクス・センター

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