河村勇輝、髙橋藍、樋口新葉、三浦璃来、久保建英、佐々木朗希の共通点は? 巳年生まれのアスリートたちの2025年

夏季スポーツの選手たちにとっては新たなスタートを切る年、そして冬季スポーツの世界では2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックの前年となる重要な1年。そんな2025年に年男・年女となるアスリートたちを紹介しよう。

1 執筆者 Olympics.com
Snake year
(Getty Images)

2025年の干支は巳(み/へび)。

脱皮して成長する蛇のイメージから「復活と再生」の年と言われている。そんな1年の中で、スポーツ界でもアスリートたちが自身の競技に挑戦し、ひと皮むけてさらなる成長することだろう。

巳年生まれのアスリートの中にはパリ2024オリンピックで活躍した選手をはじめ、次のミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック、さらにはロサンゼルス2028夏季オリンピックやその他の国際ステージでさらなる飛躍が期待される猛者が勢ぞろいする。

ここでは2001年生まれのアスリートを見ていこう。

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樋口新葉、フィギュアスケート

年女のトップバッターとして紹介したいのが、1月2日生まれの樋口新葉(わかば)。2024年はフィギュアスケート・グランプリシリーズ参戦9年目にして、初優勝と準優勝を果たし、7年ぶりにファイナル進出を決めるなど、充実したシーズンを過ごしてきた。

さらに全日本選手権では3位となり、2025年3月に予定されている世界選手権の出場メンバーにも選出された。

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河村勇輝、バスケットボール

日本バスケットボール界で「語り継がれる激闘」となったパリ2024オリンピック・フランス代表との一戦。強豪チームをギリギリのところまで追い詰めたこの試合で、最多の29点を奪った河村勇輝も2001年生まれ(5月2日生まれ)。

2024年にはメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結び、日本人選手4人目のNBAデビューを果たした。2025年はNBAでのさらなる飛躍が注目されるほか、8月に予定されているアジアカップでは、日本代表チームの中で成長した姿を見せてくれることが期待される。

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二階堂蓮、スキージャンプ

現在、ワールドカップ(W杯)の連戦を重ねているスキージャンプ男子日本代表メンバーの中でも若手の二階堂蓮も2001年生まれ(5月24日)。W杯本格参戦3シーズン目となる二階堂は、今季12月の大会でW杯自己最高の6位。12月29日最新のW杯ランキングでは小林陵侑の16位に続く17位にを抑えてトップに立つ。

ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのスキージャンプでは、男子団体に代わって新たにスーパーチーム(2人組)が実施される。12月のW杯ではそのスーパーチームで小林と組んで5位に入っており、オリンピックまでにどのように成長していくかが注目される。

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久保建英、サッカー

サッカー界ではレアル・ソシエダに所属する日本代表の久保建英(たけふさ)も2001年生まれ(6月4日)。日本プロサッカー選手会(JPFA)に所属する選手の投票で決まるJPFAアワード2024では、過去2回連続で受賞していた三笘薫を抑えて初めてMVPに選出された。

サッカー男子日本代表は現在ワールドカップアジア最終予選の真っ只中にあり、3月と6月に4戦が予定されている。チームはここでワールドカップ出場を決め、2026年の本大会に向けて強化を進めていくことになる。

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髙橋藍、バレーボール

バレーボール界の年男といえば、3シーズンをイタリアで過ごし、日本に戻って新たに設立されたSVリーグで新たなスタートを切った髙橋藍(2001年9月2日)。パリ2024の準々決勝でイタリア代表にもう一歩のところまで迫ったものの、逆転を許し敗退。その悔しさを胸にロサンゼルス2028を目指す。

髙橋にとって、さらにはバレーボールファンにとって2025年は忙しい1年となるだろう。3月末にSVリーグのレギュラーシーズン、4月上旬にプレーオフを終えると、6月から8月にかけて日本代表として出場するバーレーボールネーションズリーグ(VNL)が行われる。そして9月には世界選手権(世界バレー)が予定されている。

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佐々木朗希、野球

2024年の球界で話題を呼んだ選手のひとり、佐々木朗希(ろうき/2001年11月3日生まれ)も巳年生まれ。

高校時代から球速160kmを投げ、「令和の怪物」の異名を取る佐々木は、プロ5年目のシーズンを終え、ロッテからポスティングシステムを使って大リーグへの移籍を目指している。交渉期限は2025年1月23日。佐々木の去就が注目される。

岩渕麗楽、スノーボード

スノーボード界では日本女子が目覚ましい活躍で注目を集めている。世界のトップアスリートが集まる今季のW杯ビッグエアの2戦では、8人で行われる決勝のうち半数を日本選手が占めるなど国際舞台でその存在感を示している。

そのトップ選手のひとり、ビッグエア、スロープスタイルの岩渕麗楽(れいら/ 2001年12月14日生まれ)も2001年生まれ。

現在W杯の真っ只中にある岩渕は、これまでのところ今季3大会に出場し、ビッグエアの開幕戦では準優勝を果たした。年始には3週連続でW杯が予定され、さらに3月には2年に1度の世界選手権も控えている。

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三浦璃来、フィギュアスケート

日本フィギュア界でペアの面白さを多くのファンに伝える三浦璃来(りく)も2001年生まれの23歳(12月17日)。木原龍一とペアを組み、北京2022オリンピックの団体戦では日本チームの銀メダル獲得に貢献し、世界選手権優勝、グランプリファイナル優勝を経験。怪我やコロナ禍の影響で5年ぶりの出場となった2024年の全日本選手権では5年ぶりの優勝を果たした。

2025年の世界選手権および四大陸選手権の日本代表選手にも選出されており、両大会ともに2年ぶりの優勝を目指す。

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このほか、富永啓生(バスケットボール/2月1日)、黒川和樹(陸上/6月17日)、奈良岡功大、(バドミントン/6月30日)、山下美夢有(ゴルフ/8月2日)、橋本大輝体操/8月7日)、櫻井つぐみレスリング/9月3日)、鏡優翔(レスリング/9月14日)、笹生優花(ゴルフ/6月20日)、戸塚優斗(スノーボード/9月27日)、白井空良(スケートボード/11月3日)、冨田るき(スノーボード/12月28日)、本多灯(競泳/12月31日)も2001年生まれの年男・年女。

さらにひとまわり上の1989年生まれのアスリートとしては、女子バスケットボールを長年率いてきた髙田真希(8月23日)、男子テニスの錦織圭(12月29日)が活躍中。

海外選手ではジュリアン・アルフレッド、ヤニック・シナーが2001年生まれ

海外では、スノーボード女子スロープスタイルでオリンピック金メダルのゾイ・サドフスキシノット(ニュージーランド/3月6日)のほか、イタリア人選手として初めて世界ランキング1位になった男子シングルスのヤニック・シナー(8月16日)が2001年生まれ。

そして、パリ2024の陸上女子100mで金メダルを獲得し、母国セントルシアに初のメダルをもたらしたジュリアン・アルフレッド(6月10日)も2001年生まれ。アルフレッドは、9月に東京で開催される世界陸上で注目選手のひとりとして東京に降り立つことになるだろう。

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