世界フィギュア2025代表に坂本花織や鍵山優真など…ミラノ・コルティナ2026出場枠をかけた戦い

日本スケート連盟は12月22日、2025年に開催されるフィギュアスケートの世界選手権と四大陸選手権に派遣する日本代表を発表した。世界フィギュア2025は、開幕まで400日余りとなったミラノ・コルティナ2026オリンピックの出場枠をかけた戦いを兼ねている。

1 執筆者 Yukifumi Tanaka / 田中幸文
Kaori Sakamoto of Japan competes in the Women's Free Skating during day three of the 93rd All Japan Figure Skating Championships at Towa Pharmaceutical RACTAB Dome on December 22, 2024 in Kadoma, Osaka, Japan.
(2024 Getty Images)

日本スケート連盟は12月22日、2025年に開催されるフィギュアスケートの国際競技会に派遣する日本代表を発表した。

この日は、全日本フィギュアスケート選手権2024の最終日でもあり、選手たちにとっては2024/2025シーズンの後半に行われる国際大会の日本代表に選出されるための重要な1日となった。

とくに今季は、開幕まで400日余りとなったミラノ・コルティナ2026のプレシーズンに当たることから、世界フィギュア選手権2025はオリンピック出場枠をかけた戦いも兼ねている。日本より男女それぞれ3名が出場するシングルでは、上位2選手の順位点合計が「13」以内であれば、最大NOC出場枠「3」を確保することができる。

そのフィギュア世界選手権2025には、史上9人目となる全日本4連覇を飾った北京2022団体銀メダリストの坂本花織と、全日本で初優勝を飾った同じくオリンピック銀メダリストの鍵山優真、ペア代表の"りくりゅう" こと、三浦璃来/⽊原⿓⼀などが選出された。

また、四大陸フィギュア選手権2025には、同じく北京2022団体メンバーのひとりである女子シングルの樋⼝新葉をはじめ、グランプリシリーズファイナル2024で2位に輝いた千葉百音などが選ばれている。

2024/2025シーズンは、原則的に4年に一度開かれるアジア冬季競技大会や、2年に一度の冬季ワールドユニバーシティゲームズの開催も控えており、来季のオリンピックシーズンに向けて重要なマイルストーンとなる。さらに、シーズン締めくくりとなる4月には東京で、世界フィギュアスケート国別対抗戦2025の開催も予定されており、オリンピック団体戦での2大会連続メダル獲得に向けて、TEAM JAPAN(出場選手未定)の結束力にも期待が寄せられる。

日本スケート連盟が発表した2025年開催のフィギュアスケート国際競技会の日本代表選手は、以下の通り。

ISU世界フィギュアスケート選⼿権⼤会2025

※2024年12月22日付

  • 会場:アメリカ合衆国・ボストン
  • 日程:3月24日〜30日

※CTES(=Combined Total Elements Score)取得を条件とする

ISU四⼤陸フィギュアスケート選⼿権⼤会2025

※2024年12月22日付

  • 会場:大韓民国・ソウル
  • 日程:2月18日〜23日

第9回アジア冬季競技大会

※2024年10月23日付

  • 会場:中華人民共和国・ハルビン
  • 日程:2月7日〜14日

FISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ2025

※2024年11月20日付

  • 会場:イタリア・トリノ
  • 日程:1月13日〜23日
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