カタール・ドーハで行われている世界柔道選手権2023・大会7日目の5月13日、女子78kg超級が行われ、東京2020オリンピック金メダリストの素根輝(そね・あきら)が決勝でジュリア・トロフア(フランス)を下し、自身2度目の優勝を飾った。
両者ともに攻撃のチャンスを見つけられないまま試合は延長戦に突入。延長戦1分が過ぎたところでともに2つ目の指導が与えられ、お互いにあとがなくなったまま攻防は続き、最終的にはトロフアが3つ目の指導を受け、素根の優勝が決まった。試合時間は11分に及んだ。
同階級では、前回大会優勝で、東京2020銅メダリストのロマヌ・ディッコ(フランス)が2回戦で敗退するという波乱もあった。
一方、男子100kg超級では、準々決勝でフランスの絶対王者テディ・リネールに敗れた斉藤立(たつる)と、同じく準々決勝でテムール・ラヒモフ(タジキスタン)に敗れた影浦心(かげうら・こころ)が敗者復活戦で顔を合わせ、影浦が延長戦の末に勝利。3位決定戦で影浦はアリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン)と対戦し、残り1分が近づいたところで影浦が技ありをとったもののその直後に1本を決められ、試合が終了した。
同階級の決勝では、リネールとイナル・タソエフが対戦し、8分弱に及んだ戦いの最後にリネールが技ありを決めて勝利を掴んだ。
7日目:女子78kg超級、男子100kg超級の結果・メダリスト
2023年5月13日に行われた女子78kg超級、男子100kg超級のメダリストは以下の通り。
女子78kg超級
- 🥇素根輝
- 🥈ジュリア・トロフア(フランス)
- 🥉ベアトリス・ソウザ(ブラジル)
- 🥉ラズ・ヘルシュコ(イスラエル)
男子100kg超級
- 🥇テディ・リネール(フランス)
- 🥈イナル・タソエフ
- 🥉アリシェル・ユスポフ(ウズベキスタン)
- 🥉ラファエル・シルバ(ブラジル)
5月14日:男女混合団体戦の組み合わせ
2017年から行われている世界柔道選手権・男女混合団体戦で、5大会連続優勝を果たしている日本は、初戦で大韓民国代表チームと対戦する。
この戦いに勝利すれば、準々決勝で過去3大会で表彰台に立っているブラジル代表チームと対戦することが予想される。
また4大会2位のフランス代表チームとは、決勝で当たる可能性がある。
世界柔道選手権2023の日程・結果
- 5月7日(日)女子48kg級、男子60kg級の結果
- 5月8日(月)女子52kg級、男子66kg級の結果
- 5月9日(火)女子57kg級、男子73kg級の結果
- 5月10日(水)女子63kg級、男子81kg級の結果
- 5月11日(木)女子70kg級、男子90kg級の結果
- 5月12日(金)女子78kg級、男子100kg級の結果
- 5月13日(土)女子78kg超級、男子100kg超級の結果
- 5月14日(日)混合団体