柔道

競技は体重別に分けられ、体格や強さが一致することを目的としている。

柔道の試合時間は、男子は予選が4分、準決勝と決勝が5分。女子は全試合4分に設定されている。ただし、試合が引き分けに終わった場合は、ゴールデンスコアの時間を延長することができ、最初にポイントを取るかペナルティを受けた方が負けとなる。

柔道は、発祥の地である日本や、フランス、ロシア、ドイツ、オランダなどヨーロッパの国々で特に人気がある。また、韓国、ブラジル、キューバでも人気があり、アメリカやカナダを含む多くの国で普及している。

柔道は1964年の東京オリンピックで初めて登場した。しかし、1968年のメキシコシティ大会では競技種目に含まれず、1972年のミュンヘン大会で復活し、以後は競技種目から外れていない。女子柔道については、1992年のバルセロナ大会で追加された。

現在、男女とも7つの体重別カテゴリーで競われている。当初は無差別級で競う男子もあったが、1984年のロサンゼルス大会を最後に廃止された。

日本はオリンピックで最も多くのメダルを獲得した国で、合計96個（金メダル48個）のメダルを獲得している。次いで、フランスが57個、韓国が46個のメダルを獲得している。その他、ロシア、ジョージア、イタリア、ブラジルなどがオリンピックで成功を収めている。

フランスの柔道家たちは、東京2020で新種目である混合団体戦の金メダルを含む8個のメダルを持ち帰った後、母国での勝利を熱望している。

テディ・リネールは100kg級で3個目の金メダルを目指し、クラリス・アグベグネヌーは第一子を出産した後、タイトル防衛に挑む。また、アマンディーヌ・ブカールとロマーヌ・ディコも優勝候補の一角に挙げられるだろう。

例年通り、日本には強豪が揃っている。東京2020で同じ日にオリンピックチャンピオンになった阿部一二三と妹の詩は、兄妹で初めてオリンピックチャンピオンになり、さらに歴史に名を刻もうとするだろう。

カナダのジェシカ・クリムケイトとベルギーのマティアス・カッセは、東京2020で獲得した銅メダルとは違う色のメダルを持ち帰ることを目標に、パリ2024に臨む。