阿部一二三/Hifumi ABE

日本

柔道

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オリンピックメダル

2金

2銀

出場2

初出場東京2020

誕生年1997

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バイオグラフィー

■阿部一二三の年齢、身長、体重、妹

2021年に行われたTokyo2020男子66kg級で金メダルを獲得した阿部一二三の年齢、身長、体重から成績までのプロフィールをまとめた。

阿部一二三は1997年8月9日生まれ、兵庫県出身。身長は167cm、体重は66kg。階級は66kg級、パーク24柔道部に所属。妹の阿部詩とは、Tokyo2020でオリンピック史上初となる兄妹同時優勝を果たした。

■中学時代の主な成績

阿部一二三は中学生の頃からすでに頭角を現していた。神戸生田中学2年生の時に全国中学校柔道大会男子個人55kg級で優勝。中学3年生の時には同大会60kg級で優勝したほか、アジア・ジュニアユース選手権（17歳以下）に出場し、60kg級を制した。

2011年

・8月　全国中学校柔道大会　男子個人55kg級優勝

2012年

・8月　全国中学校柔道大会　男子個人60kg級優勝
・9月　アジア・ジュニアユース選手権（17歳以下）　60kg級優勝

■高校時代の主な成績

神港学園神港高校に入学した後も国内のタイトルを次々と獲得していく。2014年11月、高校2年生の時に講道館杯全日本体重別選手権66kg級に出場し、男子史上最年少で優勝。同年12月にはグランドスラム・東京66kg級に出場し、男子史上最年少で優勝している。

2013年

・4月　全日本カデ体重別選手権　66kg級優勝
・8月　世界カデ選手権　66kg級 2位

2014年

・4月　全日本カデ体重別選手権　66kg級優勝
・8月　ユース五輪　66kg級優勝
・9月　全日本ジュニア体重別選手権　66kg級優勝
・10月　世界ジュニア選手権　66kg級 2位
・11月　講道館杯全日本体重別選手権　66kg級優勝
・12月　グランドスラム・東京　66kg級優勝

2015年

・7月　グランプリ・ウランバートル　66kg級 2位
・8月　全国高校総体　66kg級優勝
・10月　グランプリ・タシケント　66kg級優勝
・11月　講道館杯全日本体重別選手権　66kg級 3位

■大学時代の主な成績

日本体育大学に進学後、全日本選抜体重別選手権で連覇を達成したほか、グランドスラムや世界選手権などを制した。

2016年

・4月　全日本選抜体重別選手権　66kg級優勝
・7月　グランドスラム・チュメニ　66kg級優勝
・12月　グランドスラム・東京　66kg級優勝

2017年

・2月　グランドスラム・パリ　66kg級優勝
・4月　全日本選抜体重別選手権　66kg級優勝
・8月　世界選手権ブタペスト大会　66kg級優勝
・12月　グランドスラム・東京　66kg級優勝

2018年

・3月　グランドスラム・エカテリンブルク　66kg級優勝
・7月　グランドスラム・ザグレブ　66kg級 3位
・9月　世界選手権バクー大会　66kg級優勝
・11月　グランドスラム・大阪　66kg級 2位

2019年

・4月　全日本選抜体重別選手権　66kg級 2位
・8月　世界選手権東京大会　66kg級 3位
・11月　グランドスラム・大阪　66kg級優勝

2020年

・2月　グランドスラム・デュッセルドルフ　66kg級優勝

■社会人時代の主な成績

2020年4月からパーク24に所属。

Tokyo2020柔道競技の日本代表内定選手は5月の時点で、男子66kg級だけ未定となっていた。12月に開催予定のグランドスラム・東京が代表決定の最終選考になる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止。同月13日に一二三と丸山城志郎のワンマッチによる東京オリンピック柔道男子66kg級日本代表内定選手決定戦が行われることとなった。24分間に及ぶ戦いの末、阿部一二三は丸山城志郎を破り、日本代表に内定した。

2020年

12月　男子66kg級日本代表内定選手決定戦（vs.丸山城志郎）勝利

2021年

4月　グランドスラム・アンタルヤ　66kg級優勝

■Tokyo2020で兄妹同日金メダル

Tokyo2020には妹・詩も出場。奇しくも男子66kg級と詩の女子52kg級は、同じ7月25日に開催。オリンピック史上初の兄妹同日優勝の期待がかかっていた。

Tokyo2020準決勝では、ブラジルのダニエル・カルグニンを一本背負投で破ると、決勝ではマルグ・ベラシビリを技ありで撃破。オリンピック初優勝を飾った。直前のの女子52kg級決勝でに妹・詩が勝利を収め、兄妹で金メダル獲得の快挙を達成している。

2021年

7月　Tokyo2020オリンピック　66kg級優勝

■世界選手権でも兄妹金メダル

2022年年10月にウズベキスタン・タシケントで開催された世界選手権でも、Tokyo2020に続き阿部兄妹が金メダル獲得した。さらに2023年カタール・ドーハで行われた世界選手権で、一二三と詩は兄妹揃って連覇を達成している。

2022年

7月　グランドスラム・ハンガリー　66kg級優勝
10月　タシケント世界柔道選手権大会　66kg級優勝

2023年

5月　ドーハ世界柔道選手権大会　66kg級優勝
12月　グランドスラム東京　66㎏級優勝

2024年

3月　グランドスラム・アンタルヤ　66㎏級優勝

■パリ2024で連覇達成

パリ2024でも兄妹での同日金メダル獲得を狙ったが、妹・詩が2回戦で敗れる波乱。それでもあに・一二三は動揺を見せない。

ラウンド16と準々決勝をそれぞれ合わせ技一本で勝ち上がると、準決勝ではデニス・ビエル（モルドバ）をゴールデンスコアの末撃破。ウィリアン・リマ（ブラジル）と対戦した決勝では、足技も絡めながら攻めると、残り2分15秒に隅落で技ありを奪う。残り1分24秒には袖釣込腰で再度技あり。合わせ技一本で勝利した。これでTokyo2020に続き、2大会連続でのオリンピック金メダルを獲得している。