新添左季が初優勝! 村尾三四郎が3位 世界柔道選手権2023/5日目の結果

パリ 2024

現地時間午後6時半ごろに始まった女子70kg級決勝で、昨年大会の銅メダリスト新添左季が、ドイツのジョヴァンナ・スコッチマッロを下して世界の頂点に立った。

1 執筆者 Chiaki Nishimura
Niizoe Saki (C) Gabi-Juan-Doha-World-Championships-Seniors-2023
(Gabi Juan)

カタール・ドーハで行われている世界柔道選手権2023・大会5日目を迎えた5月11日、女子70kg級、男子90kg級が行われ、日本代表の新添左季(にいぞえ・さき)が優勝、村尾三四郎が3位となった。

新添は、準決勝で世界選手権2連覇中だったバルバラ・マティッチ(クロアチア)と対戦。指導2つを受けて追い詰められる中、試合終盤で足技で技ありを奪い、優勢勝ちをおさめて決勝進出を決めた。

決勝では、東京オリンピック銅メダリストのサンネ・ファンデイケ(オランダ)らを倒して勝ち上がってきたジョヴァンナ・スコッチマッロ(ドイツ)と激突し、試合中盤に内股で技ありとすると、そのまま抑え込んで10秒を数え、勝利を掴み取った。新添はパリ2024オリンピックに向けて1歩前進した。

一方、男子90kg級の村尾三四郎は、準決勝まで危なげなく勝ち上がったが、 準決勝で東京オリンピック金メダリストのラシャ・ベカウリ(ジョージア)に敗れて3位決定戦へ。

3位決定戦ではキューバのイワン・フェリペ・シルバ・モラレスと対戦。試合が延長戦に突入すると、村尾がじわじわとシルバ・モラレスを追い詰めて最後は大外刈り1本で仕留め、自身2つめの世界柔道メダルを獲得した。

男子90kg級の決勝はジョージア勢の対決となり、ルカ・マイスラゼがベカウリを破って優勝した。

5日目:女子70kg級、男子90kg級の結果・メダリスト

2023年5月10日に行われた女子70kg級、男子90kg級のメダリストは以下の通り。

女子70kg級

  • 🥇新添左季
  • 🥈ジョヴァンナ・スコッチマッロ(ドイツ)
  • 🥉ミヒャエラ・ポレレス(オーストリア)
  • 🥉バルバラ・マティッチ(クロアチア)

男子90kg級

  • 🥇ルカ・マイスラゼ(ジョージア)
  • 🥈ラシャ・ベカウリ(ジョージア)
  • 🥉マーカス・ナイマン(スウェーデン)
  • 🥉村尾三四郎

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6日目:女子78kg級、男子100kg級の組み合わせ

大会6日目となる5月12日には女子78kg級、男子100kg級が予定され、日本からは女子78kg級に東京オリンピック金メダリストの濵田尚里(しょうり)、男子100kg級には飯田健太郎が登場する。

2回戦からの出場となる濵田は、まずウナ・ドルギレビチャ(ラトビア)と対戦し、順当に勝ち上がれば準々決勝でロンドン2012オリンピック、リオ2016でメダルを獲得しているオドレー・チュメオ(フランス)とあたることが予想される。

一方、飯田は1回戦でムザファルベク・トゥロボエフ(ウズベキスタン)と対戦する。勝ち進めば3回戦で東京オリンピック銅メダリストのニヤス・イリアソフとあたる可能性がある。

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