WBC 2023 1次ラウンド プールA 順位表・最終結果

3月12日、台中インターコンチネンタル野球場で行われていた「2023 ワールド・ベースボール・クラシック」1次ラウンドプールAの競技スケジュールが全て終了し、5チーム全てが2勝2敗を記録する大混戦となった。大会ルールに基づき、キューバが1位、イタリアが2位となって、準々決勝ラウンド進出を決めた。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
GettyImages-1472951886
(2023 Getty Images)

世界規模で盛り上がりを見せる「2023 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC2023)」は、東京プールより1日早く開催されていたプールAの競技スケジュールが3月12日、台中インターコンチネンタル野球場で全て終了した。その結果、5チーム全てが2勝2敗を記録する大混戦のプールとなった。

大会ルールに基づき、プールの順位は以下の手順に従って決まる。

  1. 同率チームとの対戦成績(全チーム2勝2敗)
  2. 同率チームとの対戦で1アウトあたりの失点数が少ないチーム

この項目2.のいわば「失点率」によって、キューバが1位、イタリアが2位となって、プール上位2チームが進出できる準々決勝ラウンドへと駒を進めた。

また、12日に東京ドームで行われたプールB(東京プール)において、日本が4連勝を決めたことにより、プールB首位通過をすでに確定させている。

準々決勝ラウンドは、東京ドームにて行われ、15日にはプールA1位のキューバと、プールB2位(未確定)のチームが、16日にはプールB1位の日本と、プールA2位のイタリアが対戦することとなる。なお、プールBの最終順位については、14日に行われる1次ラウンドプールBの試合終了後に確定する予定だ。

■順位表・最終結果

■関連記事

▼侍ジャパン試合結果

▼WBC全日程・全プール・放送予定など

▼過去大会・注目ポイントなど

▼強化試合結果など

■WBCとは?

「ワールドベースボールクラシック(WBC)」は、野球競技の世界的な普及を目的に、サッカーのFIFAワールドカップをモデルに創設され、2006年に第1回大会が開催された。これまでに、4回のWBCが開催されている。

2009年の第2回大会以降、4年に一度開催されるようになったWBCであるが、2020年に勃発した新型コロナウィルス(COVID−19)の世界的な感染拡大の影響により、2021年のWBCは開催中止となった。すなわち、前回WBCとなる2017年の第4回大会から6年の歳月を経て、今年(2023年)、5回目となるWBCが開催されることとなり、東京・台中・フェニックス・マイアミの4都市を舞台にして、1次ラウンドから決勝までのトーナメントを14日間かけて争う。

とくに、2023年のWBCは、参加チーム数が従来の16から20へと拡大され、予選となる1次ラウンドのAからDの4プールには、それぞれ5チームがグループ分けされている。ちなみに、上表の通り、日本の侍ジャパンはプールBに属し、プールBすべての試合が、東京ドーム(東京都文京区)で実施される。このため、WBC公式ホームページでは、プールBを「東京プール」という別称でも表現している。

今大会の1次ラウンドでは、ラウンドロビン方式(総当たり戦)で各チーム4試合を戦い、各プールの上位2チーム、合計8チームが準々決勝ラウンド(ベスト8)へ進出することができる。

日本代表は、記念すべき第1回と第2回のWBCで連覇を果たしているが、第3回(2013年)と第4回(2017年)では、ともに準決勝で敗れてしまい、最終成績3位に終わっている。