野球の国・地域別世界一決定戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023が各地で開催中。プールB(東京プール)の日本代表・侍ジャパンは3月11日、1次ラウンド3戦目でチェコ代表と対戦した。
大会公式:2023 WORLD BASEBALL CLASSIC
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侍ジャパンの先発投手は佐々木朗希。初回、2アウトとしながらも、3番・中堅のマレク・フルプにツーベースヒットを打たれる。続く4番・マルティン・チェルベンカのショートゴロ性の当たりを、中野拓夢が悪送球。この間に2塁ランナーが生還し、チェコが先制に成功した。
1点を追いかける展開となった日本は、軟投派のチェコ先発投手オンジェイ・サトリアに苦戦。最速127キロのボールに110キロ台のチェンジアップを織り交ぜるピッチングで、1番・中堅のラーズ・ヌートバーや3番・DHの大谷翔平を三振に仕留め、2回までゼロを並べた。
日本がサトリアを打ち崩したのは3回。2番・右翼の近藤健介がツーベースヒットで出塁し、4番・三塁の村上宗隆がフォアボールを選ぶ。2アウト1、2塁のチャンスから、2回にもヒットを放っていた5番・左翼の吉田正尚が2点タイムリーツーベースヒット。2-1と逆転に成功すると、後続の6番・二塁の山田哲人もタイムリーヒットを放って3-1とした。
日本は4回にもヌートバー、近藤、大谷のタイムリーヒットで追加点。三盗を決めた大谷は吉田の犠牲フライで7点目のホームを踏んだ。5回表では連打や3番手投手、宮城大弥のワイルドピッチが続いて1失点。その裏、日本はヌートバーに代わった牧原大成のタイムリーヒットで8-2とした。
8回には大谷に代わった牧秀悟がソロホームラン。村上の今大会初ヒットも飛び出し、7番・ファースト山川穂高の犠牲フライでさらに加点。4回からマウンドに上がった宮城は最後まで投げきり、9回も3人でシャットアウト。10-2で日本が勝利し、初戦からの連勝を3に伸ばした。
投手陣は佐々木が球数制限により4回途中で降板となったが、3回2/3を2安打1失点8三振。2番手の宇田川優希は1/3を三振で仕留めた。宮城は省エネ投球で5回1失点7奪三振の好投を見せた。
日本は12日、1次ラウンド最終戦でオーストラリア代表と対戦。オーストラリアとは無敗同士の対戦となる(日本は3勝、オーストラリアは2勝)。