投手と野手の「二刀流」で活躍し、さらにその人柄からいまやMLB屈指の人気選手となった大谷翔平。ワールドベースボールクラシック2023(WBC)では、3大会ぶりの日本の優勝に貢献し、その注目度は日本のみならずグローバルに広がっている。
ここでは、大谷のプロフィールなどを紹介する。
【最終更新:2023年12月12日】
■大谷翔平の年齢、身長、体重
投手と打者の「二刀流」で、MLBを舞台に活躍している大谷翔平。投手としては160kmを超える速球に多彩な変化球、打者としてもMLBでも屈指の長打力を兼ね備える。ここでは大谷の身長や年齢、成績などプロフィールを紹介する。
大谷は1994年7月5日生まれ。社会人野球の選手だった父・大谷徹とバドミントン選手の母を持つ。出身地は岩手県水沢市(現:奥州市)。身長は193cm、体重は95kg(WBC2023出場時)。
■高校時代
菊池雄星(現:トロント・ブルージェイズ)にあこがれ、2010年に岩手県の花巻東高校に入学。1年春は外野手として出場し、1年秋からエースを務めた。2年夏には、第93回全国高等学校野球選手権大会に出場。怪我の影響で主に野手としての出場となるが、1回戦で甲子園のマウンドを踏んだ。
3年に進級する直前の第84回選抜高等学校野球大会では、初戦で大阪桐蔭高校と対戦。藤浪晋太郎(現:オークランド・アスレチックス)からホームランを放つものの、投手としては9失点(自責5)で試合に敗れた。
3年夏の岩手県大会で準決勝・一関学院高校戦ではアマチュア野球史上初となる160km/hを記録した。しかし決勝の盛岡大学附属高校戦で敗れ、全国大会出場を逃している。
■NPB時代
日本球界のみならずアメリカ球界からも注目の存在となった大谷は、高校3年時のドラフト会議を前に「MLBへの挑戦希望」を口にしていた。そんな中行われたドラフト会議で、日本ハムファイターズが単独で1位指名し交渉権を獲得。指名を受けた当初、大谷はMLBへの挑戦を目指し日本ハムとの面会も行わなかった。しかし2度目の訪問で指名挨拶を受けると、その後の交渉では二刀流での育成プランや背番号11の提示された。結果大谷は日本ハムへの入団を決意している。
1年目の2013年は、開幕から一軍メンバー入り。埼玉西武ライオンズとの開幕戦で8番・ライトで先発出場すると、2安打1打点を記録した。プロ初登板は5月23日の東京ヤクルトスワローズ戦。初勝利は6月1日の中日戦で5回3失点だった。1年目からオールスターにも出場している。
2年目は投打ともに出場数を伸ばす。特に投手として前半戦終了迄に7連勝するなど、11勝を挙げ2桁勝利を記録。ローテーションの一角を担った。
翌2015年は自身初の開幕投手を務め、5回2/3を1失点で勝利投手になった。このシーズンは打撃面は低調だったものの、投手としては出色の活躍。15勝5敗、防御率2.24。最多勝、最優秀防御率、最高勝率のタイトルを手にしている。
2016年は投手として10勝。野手としては過去最高の104試合出場で打率.322、22本塁打と二刀流として投打で活躍した。翌2017年は怪我の影響で出場数が減ったものの、シーズン終了後にポスティングシステムでのMLB挑戦を表明。ロサンゼルス・エンゼルスと契約合意した。
2013年
- 投手:13登板 3勝0敗 防御率4.23
- 野手:77試合 3本塁打 20打点 打率.238
2014年
- 投手:24登板 11勝4敗 防御率2.61
- 野手:87試合 10本塁打 31打点 打律.274
2015年
- 投手:22登板 15勝5敗 防御率2.24(最多勝 最優秀防御率 最高勝率)
- 野手:70試合 5本塁打 17打点 打率.202
2016年
- 投手:21登板 10勝4敗 防御率1.86
- 野手:104試合 22本塁打 67打点 打率.322
2017年
- 投手:5登板 3勝2敗 防御率3.20
- 野手:65試合 8本塁打 31打点 打率.332
■MLB時代
2018年からMLBに挑戦。エンゼルスに在籍し、背番号17を背負う。
MLB1年目は、3月29日の開幕戦のオークランド・アスレチックス戦で「8番・指名打者」で出場。初打席初球初安打を記録した。投手としては4月1日のアスレチックス戦で先発し初登板。6回を3安打3失点で初勝利を挙げた。この年はMLB史上初の「10登板、20本塁打、10盗塁」を達成したものの、右肘靱帯損傷によりシーズン終了後トミー・ジョン手術を受けた。
2019年は開幕からリハビリを重ね、5月7日に打者として復帰。106試合に出場したが、手術の影響で投手としての登板はなかった。2020年も右屈曲回内筋群の損傷など、怪我に悩まされるシーズンに。野手として44試合出場、投手としては2登板に終わっている。
2021年は大きな飛躍を遂げるシーズンとなった。4月4日のシカゴ・ホワイトソックス戦では、MLB移籍後初となる「2番・投手」で先発出場するなど、シーズン序盤から投打で大活躍。6月は25試合に出場し、打率.309、13本塁打、出塁率.423、長打率.889、OPS1.312を記録し、アメリカン・リーグ野手部門で初の月間MVPに選出された。シーズンを通じては46本塁打を放ち、ホームラン王争いを繰り広げた(トップはサルバドール・ペレスとブラディミール・ゲレーロ.Jrの48本)。また投手としても23登板で9勝と、初めて怪我なくMLBでシーズンを完走。二刀流の活躍が認められ、シーズンMVPに選出された。
2022年はベーブ・ルース以来史上2人目となる同一シーズン「2桁勝利&2桁本塁打」を達成するなど、引き続き二刀流として活躍。この年は投手としての成績を大きく伸ばした。9月30日のアスレチックス戦では、8回2アウトまでノーヒットピッチングをするなど15勝9敗の成績を残した。なおこのシーズンは、二冠王のアーロン・ジャッジがいたため2年連続のMVP獲得はならなかった。
2023年は、大谷にとって充実のシーズンだったと言えるだろう。特筆すべきは、3月に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)2023において、日本代表・侍ジャパンの中心メンバーとして活躍し、日本の3大会ぶり3度目の優勝に大きく貢献した。その喜びも束の間、WBC終了後には、すぐにMBLへシーズンインして大谷は二刀流選手として快進撃を続ける。打者としては、本塁打44本を記録するなど、ア・リーグのホームラン王に輝く。また、投手としても23試合に登板し、10勝をマーク。これら他の誰にも真似できない投打の活躍が評価され、満場一致で2021年以来2度目となるMVPに選出された。その発表の場で、大谷自身も悔やんでいた通り、9月には右肘の靭帯を損傷したことで、自身2度目となる手術も行い、シーズンの途中でチームを離脱している。さらに、シーズン終了直後には、FAとなった大谷の今後の所属先についても大きな話題となった。最終的に、大谷は2024年からの10年契約でロサンゼルス・ドジャースに移籍することが正式に発表されている。
2018年
- 投手:10登板 4勝2敗 防御率3.31
- 野手:104試合 打率.285 22本塁打 61打点
2019年
- 野手:106試合 打率.286 18本塁打 62打点
2020年
- 投手:2登板 0勝1敗 防御率6.60
- 野手:44試合 7本塁打 24打点 打率.190
2021年
- 投手:23登板 9勝2敗 防御率3.18
- 野手:155試合 46本塁打 100打点 打率.257
2022年
- 投手:28登板 15勝9敗 防御率2.33
- 野手:157試合 34本塁打 95打点 打率.273
2023年
- 投手:23登板 10勝5敗 防御率3.14
- 野手:135試合 44本塁打 95打点 打率.304