ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023の開幕まで2週間を切り、最終調整に余念のない "侍ジャパン" こと、男子野球日本代表は2月26日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎(宮崎市)で開催された壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎」において、福岡ソフトバンクホークスと対戦した。前日(25日)につづき、侍ジャパンとソフトバンクの対戦は、この日で2試合目となる。
予告通り侍ジャパンの先発投手として、山本由伸がマウンドに上がる。2回裏、ソフトバンクに2失点を許すも、山本は3回まで投げ切る。2点ビハインドの5回表、侍ジャパンの攻撃で、無死二、三塁のチャンスが訪れると、相手チームの暴投と岡本和真の内野ゴロの間の生還で2点を奪い、同点に並ぶ。
8回まで両チームともにスコアレスの状態が続き、迎えた最終の9回表で一死三塁の場面から、Tokyo2020で金メダルを獲得した日本代表チームメンバーのひとりである源田壮亮がタイムリーヒットを放って、勝ち越しに成功。さらに、日本代表の外野手不足をサポートするため、この日まで侍ジャパンのキャンプに合流していた松原聖弥の犠飛で、日本代表はさらに1点を追加する。
9回裏には、Tokyo2020でも守護神として活躍した栗林良吏がマウンドに立ち、ソフトバンクの攻撃を封じ込め、侍ジャパンは4−2で2連勝を飾り、WBCに向けてキャンプの成果と大きな自信を得ることができた。
侍ジャパンは今後、愛知県へと移動し、次戦の壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 名古屋」において、中日ドラゴンズとの2試合(3月3日〜4日)に臨む。会場はドラゴンズの本拠地であるバンテリンドーム ナゴヤで行われ、両試合ともに19:00プレイボールの予定である。
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そしてその翌週の3月9日には、いよいよ東京ドーム(東京都文京区)で始まるWBC東京プール(プールB)の初戦を迎え、侍ジャパンは中華人民共和国との初陣に出る。
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