ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023は、いよいよ最後の試合となる決勝を日本時間3月22日に行う。村上宗隆が最終回に放ったサヨナラタイムリーヒットにより、準決勝でドラマティックな逆転サヨナラ勝利を成し遂げた野球日本代表・侍ジャパンは、2009年以来3大会・14年ぶりのWBC決勝へ進出を果たした。そして、侍勇者たちの最後の相手は、前回王者のアメリカ代表だ。ここでは、TEAM USAのメンバーや世界ランキング、注目選手を紹介しよう。
■決勝日時(日本時間)
3月22日 8:00開始 アメリカ vs 日本
■世界ランキング
- アメリカ:3位
- 日本:1位
※ WBSC世界ランキング>野球・男子(2022年12月31日時点)
■代表選手・監督・コーチ
投手
- ジェーソン・アダム
- ダニエル・バード
- デービッド・ベッドナー
- カイル・フリーランド
- ケンドル・グレーブマン
- メリル・ケリー
- ランス・リン
- ニック・マルティネス
- マイルズ・マイコラス
- アダム・オッタビノ
- ライアン・プレスリー
- ブルックス・レーリー
- ブレイディ・シンガー
- アダム・ウェーンライト
- デビン・ウィリアムズ
捕手
- カイル・ヒガシオカ
- J・T・リアルミュート
- ウィル・スミス
内野手
- ピート・アロンソ
- ティム・アンダーソン
- ノーラン・アレナード
- ポール・ゴールドシュミット
- トレイ・ターナー
- ボビー・ウィット
外野手
- ムーキー・ベッツ
- ジェフ・マクニール
- セドリック・マリンズ
- カイル・シュワーバー
- マイク・トラウト
- カイル・タッカー
監督
- マーク・デローサ
コーチ
- ジェリー・マニュエル
- ブライアン・マッキャン
- ケン・グリフィー・ジュニア
- アンディ・ペティット
- ルー・コリアー
- ディノ・エベル
- デイブ・リゲッティ
WBC公式:アメリカ
■注目選手
アメリカ代表は、出場選手30名全員がMLBプレーヤーという強者揃いのチームだ。
1次ラウンドでは、日本が準決勝で劇的サヨナラタイムリーにより下したメキシコに黒星を喫するなど、苦戦を強いられていたTEAM USAだったが、準々決勝以降は大差で白星を飾るなど前回チャンピオンらしい強さを徐々に発揮しており、大方の予想通り2大会連続で決勝へと勝ち上がってきた。さらに、野球発祥の国であり、かつWBCホスト国として、多くの現地ファンが決勝のスタジアムを訪れ、アメリカチームを鼓舞して、彼らの背中を後押しするアドバンテージももち合わせている。
なかでも、大谷翔平と同じロサンゼルス・エンゼルス所属のマイク・トラウトは、アメリカチームのキャプテンを務め、打線の中心選手でもあることから、要注意したい選手のひとりだ。また、普段はチームメイトである大谷とトラウトによる日米対決は、多くの米国メディアが取り上げており、決勝最大の注目ポイントであることは間違いない。
さらに、昨シーズンMVPに選出されているポール・ゴールドシュミットと、10年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているノーラン・アレナードは、日本打線の原動力として活躍するラース・ヌートバーと同じセントルイス・カージナルスに所属する注目プレーヤーたちだ。
このように、枚挙に暇がないほどスター軍団であるTEAM USAを前にして、3大会ぶりの王座奪還を目指す侍ジャパンが、最後まで諦めない粘りの日本野球で対抗することができるか、見逃す訳にはいかない。
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