中村輪夢がBMXパーク決勝進出!スケートボード女子ストリート6選手、スポーツクライミング野中と伊藤が準決勝進出!第2戦ブダペスト2日目結果

オリンピック予選シリーズ

スケートボード、ブレイキン、BMXフリースタイル、スポーツクライミングのオリンピック出場枠をかけた最後の戦い「オリンピック予選シリーズ(OQS)第2戦ブダペスト」。目が離せない熱い戦いは、Olympics.comおよび公式アプリでライブ配信をお見逃しなく!

1 執筆者 Risa Bellino
野中生萌:OQS第2戦ブダペスト スポーツクライミング複合リード予選
(Handout image supplied by OIS/IOC. Olympic Information Services OIS.)

スケートボードスポーツクライミングブレイキンBMXフリースタイルの464人のアスリートが一堂に会する「オリンピック予選シリーズ」(OQS)。パリ2024オリンピック出場枠をかけた最後の戦いとなるOQS第2戦ブダペスト大会2日目・6月21日は、BMXフリースタイルパーク、スポーツクライミング・リード(複合)、スポーツクライミング・スピード、スケートボードパーク、スケートボードストリートの予選が開催された。

OQS第2戦ブダペスト1日目(6月20日)結果と、出場選手コメントはこちら

※オリンピック各国代表の編成に関しては国内オリンピック委員会(NOC)が責任を持っており、パリ2024への選手の参加は、選手が属するNOCがパリ2024代表選手団を選出することにより確定する。各競技の出場資格に関する公式資料はこちら

OQS第2戦ブダペスト、スケートボード

6選手の熾烈な日本代表戦いは準決勝へ/女子ストリート予選

前回の上海大会を2位で終え、日本勢で一歩リードしている赤間凛音(りず)が、ブダペスト大会でも良いスタートを切り、76.89点で予選を2位通過。続いて織田夢海が3位・73.77点、上海大会で3位だった吉沢恋(ここ)は72.63点で5位発進。そして、伊藤美優7位・70.18点、中山楓奈(ふうな)8位・68.89点、東京2020金メダリストの西矢椛が11位・62.88点で準決勝に駒を進めた。

上海での予選敗退後、今大会に照準を絞って調整してきた織田は、「1本目は少し緊張したんですけど、自信を持ってやったらフルメイクできたので良かったです。上海ですごい悔しい思いをして、ハンガリーでは絶対自分が持っている技を出して勝ちたいので、練習を沢山してきました。やっぱりパリオリンピックに出たいっていう気持ちが強いので、この大会は絶対自分が優勝したいですね」と、今大会への強い思いを語った。

一方、日本男子で唯一スケートボード・パークに出場していた永原悠路(ゆうろ)は、上海大会に続き準決勝進出を目指すも、自分のルーティーンをフルメイクすることが出来ず、43位で予選敗退となった。

OQS第2戦ブダペスト、BMXフリースタイル・パーク

2022年世界王者の中村輪夢が決勝進出!

男子パークの予選第4ヒートに登場した中村輪夢(りむ)は、高さのあるダイナミックなトリックで1本目に高得点を出し、2本の平均83.46点の7位で決勝進出を決めた。1本目と2本目の待機中に暑さで体力を消耗してしまったという中村は、「まずは決勝決まって嬉しいっていう気持ちと、なかなか暑くてしんどかったなあ、っていう感じです」と予選を振り返ると、「転けずにしっかり自分の走りができたのでよかったと思います。明日は2本の合計じゃないんで、一本思いっきり走れたらそれで満足なんで、今日より何ができるかっていうのを考えてまた明日走れたらと思います」と、意気込みを語った。

溝垣丈司は14位で、上位12位までの予選通過ラインに4.33ポイント届かず予選敗退。予選トップ通過はアメリカ合衆国のマーカス・クリストファーで、今回唯一91点越えのランを披露した。

日本女子でただひとりOQS同種目に参戦している内藤寧々は、上海大会の16位(25ポイント)から巻き返しを図るも予選で19位に沈み、準決勝進出を逃した。

OQS第2戦ブダペスト、スポーツクライミング

野中生萌と伊藤ふたばが準決勝進出/ボルダー&リード複合

スポーツクライミング・ボルダー&リード複合女子は、森秋彩がオリンピック日本代表に内定済みで、残り1枠をかけて野中生萌(みほう)、伊藤ふたば、中川瑠がブダペスト大会に挑んでいる。昨日のボルダー予選で首位発進した野中は、本日行われたリード予選との合計得点187.8点(B99.8/L88.0)で3位、伊藤が164.4点(B84.3/L80.1)6位で準決勝進出を果たした。中川は52.6点(B24.5/L28.1)44位で予選敗退を喫した。

0.01秒差で明暗が分かれ、大政涼が予選敗退/スポーツクライミング・スピード

第1戦上海で予選通過を逃した安川潤が、ブダペストでは1本目で5.16秒の好タイムを出し、全体の11位で準決勝に駒を進めた。一方で、日本記録保持者(5.07秒)の大政涼は、1本目でまさかの落下。2本目で、昨年のワールドカップで4秒台の世界記録を樹立したインドネシアのベドリック・レオナルドと同時スタートし、5.24秒をマークするも、その後に出走したウクライナのヤロスラフ・トカチに抜かれ、17位に。わずか0.01秒差で上位16位の予選通過を逃した。

なお、同種目女子は日本から4選手が出場するも、上海大会と同じく決勝進出ならず。日本記録保持者(7.37秒)の林かりんが日本勢最高の21位7.57秒、竹内亜衣23位7.88秒、河上史佳28位8.25秒、林奈津美29位8.62秒という結果だった。

オリンピック予選シリーズ2024 第2戦ブダペストのライブ配信情報

オリンピック予選シリーズ(OQS)第2戦ブダペストの戦いの模様はOlympics.comのオリンピックチャンネル、公式アプリで配信が予定されている。詳しくはこちら

オリンピック予選シリーズ2024 第2戦ブダペストの日程

以下、現地時間。括弧内は日本時間(日本時間は7時間進んでいる)。開始時間は変更になる可能性もある。

6月20日(木)

  • 11:40(18:40)スケートボード女子パーク 予選
  • 12:00(19:00)スポーツクライミング男子・女子ボルダー&リード 予選・ボルダー
  • 16:35(23:35)スケートボード男子ストリート 予選

6月21日(金)

  • 10:00(17:00)BMXフリースタイル女子 予選
  • 10:00(17:00)スポーツクライミング男子・女子ボルダー&リード 予選・リード
  • 11:40(18:40)スケートボード男子パーク 予選
  • 14:00(21:00)BMXフリースタイル男子 予選
  • 16:35(23:35)スケートボード女子ストリート 予選
  • 17:00(24:00)スポーツクライミング女子スピード 予選
  • 17:50(24:50)スポーツクライミング男子スピード 予選

6月22日(土)

  • 9:30(16:30)スケートボード女子パーク 準決勝
  • 10:00(17:00)スポーツクライミング男子・女子ボルダー&リード 準決勝・ボルダー
  • 11:30(18:30)BMXフリースタイル女子 決勝
  • 11:15(18:15)スケートボード男子ストリート準決勝
  • 13:00(20:00)ブレイキンBボーイ・Bガール 1次予選
  • 14:00(21:00)BMXフリースタイル男子 決勝
  • 14:00(21:00)スポーツクライミング男子・女子ボルダー&リード準決勝・リード
  • 15:30(22:30)スケートボード男子パーク準決勝
  • 16:45(23:45)ブレイキンBボーイ・Bガール 2次予選
  • 17:05(24:05)スケートボード女子ストリート準決勝
  • 18:15(翌1:15)スポーツクライミング女子スピード 1回戦〜決勝
  • 18:30(翌1:30)スポーツクライミング男子スピード 1回戦〜決勝

6月23日(日)

  • 9:30(16:30)ブレイキンBガール ラウンドロビン
  • 10:00(17:00)スポーツクライミング女子ボルダー&リード 決勝・ボルダー
  • 10:30(17:30)スケートボード女子パーク 決勝
  • 12:00(19:00)スケートボード男子ストリート 決勝
  • 12:05(19:05)スポーツクライミング女子ボルダー&リード 決勝・リード
  • 12:45(19:45)ブレイキンBボーイ ラウンドロビン
  • 15:00(22:00)スケートボード男子パーク 決勝
  • 15:30(22:30)スポーツクライミング男子ボルダー&リード 決勝・ボルダー
  • 16:00(23:00)ブレイキンBガール・Bボーイ 準々決勝〜決勝
  • 17:00(24:00)スケートボード女子ストリート 決勝
  • 17:35(24:35)スポーツクライミング男子ボルダー&リード 決勝・リード
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