スポーツクライミングのオリンピック予選シリーズに出場する選手たちを紹介
執筆者 Nick McCarvel3 分|
160人以上のクライマーが、オリンピック予選シリーズで30のパリ2024出場枠を競い合う。2024年5月から6月にかけて開催される大会へ出場する選手たちの名前をチェックしよう。
今年の5月と6月に開催されるオリンピック予選シリーズ(OQS)の一環として、約160名の選手がスポーツクライミングのパリ2024出場30枠をかけて競い合う。
国際スポーツクライミング連盟(IFSC)によると、ボルダー&リードの複合種目で男女各10名、スピード種目で男女各5名が出場枠を獲得できる。IFSCは、すでに出場枠を獲得している選手のリストを公表している(※)。
オリンピック予選シリーズは、2024年のスポーツイベントの中でも大注目される大会で、スポーツクライミングのほか、BMXフリースタイル、ブレイキン、スケートボードの世界のアスリートたちが、中華人民共和国の上海とハンガリーのブダペストのアーバンパークでオリンピック出場をかけて競い合う。
上海大会は黄浦リバーサイドで2024年5月16日から19日まで、ブダペスト大会はルドヴィカ・キャンパスで2024年6月20日から23日まで開催される。
大会でスポーツクライミングの出場枠を獲得し、歴史に名を刻むことを目指す選手の名前と代表国を確認しておこう。
出場選手リストは、ボルダー&リードとスピードのIFSC世界ランキングに従って決定された。また、該当する以下大会成績も考慮され確定している。
- 原則1:パリ2024オリンピック開催国の最高位選手
- 原則2:QS開催国の最高位選手
- 原則3:各大陸の最高位選手
- 原則4:ユニバーサリティに認定された国の最高位選手
なお、オリンピック各国代表の編成に関しては国内オリンピック委員会(NOC)が責任を持っており、パリ2024への選手の参加は、選手が属するNOCがパリ2024代表選手団を選出することにより確定する。
OQS出場選手 - 女子スピード
- ナタリア・カルッカ(ポーランド):原則3による出場(以下、原則3)
- ラジア・サルサビラ(インドネシア):原則3
- アレクサンドラ・カウツカ(ポーランド)
- Di・NIU(中華人民共和国):原則2による出場(以下、原則2)
- ヌルル・イカマ(インドネシア)
- ジミン・ジョン(大韓民国)
- Shaoqin ZHANG(中国)
- パトリシア・フージャック(ポーランド)
- Yafei ZHOU(中国)
- Shengyan WANG(中国)
- キャプシーヌ・ビグリオーネ(フランス):原則1による出場(以下、原則1)
- ベアトリーチェ・コッリ(イタリア)
- ジュリア・ランディ(イタリア)
- ヴィクトワール・アンドリエ(フランス)
- レスリー・アドリアナ・ロメロ・ペレス(スペイン)
- マノン・レボン(フランス)
- アンナ・ブロジェク(ポーランド)
- アンドレア・ロハス(エクアドル):原則3
- リゾン・ゴートロン(フランス)
- フランジスカ・リッター(ドイツ)
- 竹内亜衣(日本)
- タマラ・ウルジャバエバ(カザフスタン)
- 河上史佳(日本)
- カルラ・マルティネス・ビダル(スペイン)
- ナルダ・ムティア・アマンダ(インドネシア)
- 林かりん(日本)
- ハナレウム・スング(韓国)
- 林奈津美(日本)
- マヒア・ダラビアン(イラン)
- ノ・ヒジュ(韓国)
- グレース・クロウリー(オーストラリア):原則3
- テグウェン・オーツ(南アフリカ):原則3
OQS出場選手 - 男子スピード
- Peng WU(中国):原則2と3
- ベドドリック・レオナルド(インドネシア)
- Xinshang WANG(中国)
- Liang ZHANG(中国)
- キロマル・カティビン(インドネシア)
- Jianguo LONG(中国)
- リシャット・カイブリン(カザフスタン)
- 安川潤(日本)
- アスパー・アスパー(インドネシア)
- 大政涼(日本)
- シン・ウンチョル(韓国)
- ジョン・ブロスラー(アメリカ合衆国):原則3
- ルドヴィコ・フォッサリ(イタリア):原則3
- ラハルジャティ・ヌルサムサ(インドネシア)
- エリック・ノヤ・カルドナ(スペイン)
- ヤロスラフ・タカハ(ウクライナ)
- ピエール・ルブレンド(フランス):原則1
- レザー・アリプア・シェナザンディファルド(イラン)
- アミール・マイムラトフ(カザフスタン)
- リエンダー・カルマンス(ドイツ)
- ザック・ハンマー(アメリカ合衆国)
- ギヨーム・モロ(フランス)
- マーチン・ジンスキ(ポーランド)
- カルロス・グランジャ(エクアドル)
- ユン・ヨンジュン(韓国)
- セバスチャン・ルッケ(ドイツ)
- ジャン・ルカ・ゾッダ(イタリア)
- アイザック・エステベス(エクアドル)
- ノア・ブラッチ(アメリカ合衆国)
- アレッサンドロ・ブーロス(イタリア)
- フライホリ・イルチシン(ウクライナ)
- ヘイデン・バートン(オーストラリア):原則3
OQS出場選手 - 女子ボルダー&リード
- ブルック・ラバトゥー(アメリカ合衆国):原則3
- 野中生萌(日本):原則3
- チェヒョン・ソ(韓国)
- キム・ジェイン(韓国)
- ヴィタ・ルカン(スロべニア):原則3
- ミア・クランプル(スロべニア)
- アナスタシア・サンダース(アメリカ合衆国)
- 伊藤ふたば(日本)
- 久米乃ノ華(日本)
- エレーヌ・ジャニコ(フランス):原則1
- マノン・ヒリー(フランス)
- アヤラ・ケレム(イスラエル)
- ハンナ・ミュール(ドイツ)
- スタサ・ゲジョ(セルビア)
- モリー・トンプソン=スミス(イギリス)
- ファニー・ジベール(フランス)
- ラウラ・ロゴラ(イタリア)
- Luo ZHILU(中国):原則2
- 中川瑠(日本)
- ゼリア・アヴェズー(フランス)
- イェウヘニア・カズベコワ(ウクライナ)
- エリスカ・アダモフスカ(チェコ)
- サラ・コパル(スロべニア)
- カミラ・モローニ(イタリア)
- ルッカ・ラコベック(スロべニア)
- カイラ・コンディ(アメリカ合衆国)
- リン・ファン・デル・ミール(オランダ)
- ルシア・デルフェル(ドイツ)
- ジョルジア・テシオ(イタリア)
- ペトラ・クリングラー(スイス)
- ノア・シラン(イスラエル)
- ロクサナ・ヴィーナンド(ドイツ)
- エルナズ・レカビ(イラン・イスラム共和国)
- フランツィスカ・シュテーラー(オーストリア)
- イェジュ・セオ(韓国)
- エリン・マクニース(イギリス)
- アレクサンドラ・タコバ(ブルガリア)
- サンドラ・ホプフェンシッツ(ドイツ)
- アランナ・イップ(カナダ)
- ミケーラ・スメタノバ(チェキア)
- マヤ・スタジーク(オーストラリア):原則3
- カイリー・カレン(アメリカ合衆国)
- マルティナ・ブルシコワ(スロバキア)
- バレンティーナ・アグアド(アルゼンチン)
- ソル・サ(韓国)
- クロエ・コーリエ(ベルギー)
- テグウェン・オーツ(南アフリカ):原則3
- スヴァナ・ビャルナソン(アイスランド):原則4
OQS出場選手 - 男子ボルダー&リード
- メジディ・シャールック(フランス):原則1および3
- ドヒョン・リー(韓国):原則3
- アレクサンダー・メゴス(ドイツ)
- アダム・オンドラ(チェキア)
- サム・アベズー(フランス)
- ヤニック・フローヘ(ドイツ)
- サッシャ・レーマン(スイス)
- ポール・ジェンフト(フランス)
- アルベルト・ジネス・ロペス(スペイン)
- チョン・ジョンウォン(韓国)
- ハンネス・ヴァン・デュイセン(ベルギー)
- Yufei PAN(中国):原則2
- ミカエル・マウェム(フランス)
- シモン・ロレンツィ(ベルギー)
- ニコラス・コラン(ベルギー)
- ユンチャン・ソン(韓国)
- ルカ・ポトカール(スロバキア)
- ニコライ・ウズニク(オーストリア)
- ヘイミッシュ・マカーサー(イギリス)
- ヤン・ルカ・ポッシュ(オーストリア)
- ステファン・シェルツ(オーストリア)
- ニムロッド・マルクス(イスラエル)
- マキシミリアン・ミルネ(イギリス)
- ハンネス・プマン(スウェーデン)
- エドヴァルド・グルジチス(ラトビア)
- マルティン・ストラニク(チェキア)
- ステファノ・ギソルフィ(イタリア)
- アンゼ・ペハルク(スロバキア)
- マルティン・ベルガント(スロバキア)
- ジャック・マクドゥーガル(イギリス)
- ヨナス・ウテリ(スイス)
- ショーン・マッコール(カナダ):原則3
- フィリップ・シェンク(イタリア)
- ニコライ・ルセフ(ブルガリア)
- マルチェロ・ボンバルディ(イタリア)
- ラビアント・ラマダン(インドネシア)
- ジェームス・ポープ(イギリス)
- ザン・ロヴェンジャク・スダール(スロバキア)
- ジョルジョ・トマティス(イタリア)
- アレックス・カザノフ(イスラエル)
- オスカー・ボードラン(カナダ)
- ユヴァル・シェムラ(イスラエル)
- ゲバ・レヴィン(イスラエル)
- ヤニック・ナーゲル(ドイツ)
- ラヴィアンディ・ラマダン(インドネシア)
- クリストファー・コッサー(南アフリカ):原則3
- ディラン・パークス(オーストラリア):原則3
- ニムロド・セベスティテン・トゥスナディ(ハンガリー):原則2
※選手出場リストは変更されることがある。