パリ2024への道：オリンピック予選シリーズの予選方法とポイントシステム発表

パリ2024への究極のステージ、予選とポイントシステム

オリンピック予選シリーズは、BMXフリースタイル、ブレイキン、スケートボード、スポーツクライミングの各競技でパリ2024への道を目指す究極のステージだ。このシリーズでは、それぞれの競技ごとの基準をもとに150以上のパリ2024出場枠が確定する。

オリンピック予選シリーズでパリ2024オリンピックの出場枠を獲得するにあたっては、ポイント制が採用される。そのシステムについては、各競技の国際競技連盟がルールを決定する。

BMXフリースタイル、スポーツクライミング、ブレイキンでは、上海とブダペストで開催される大会でそれぞれ最大50ポイント、1選手あたり合計最大100ポイントを獲得できる。両会場でのポイントを合算したものがランキングに反映され、パリ2024の出場枠を獲得する選手が決まる。

スケートボードでは、過去の大会で得たポイント、オリンピック予選シリーズの上海大会のポイント、ブダペスト大会のポイントの合計で最終ランキングが決定する。最終ランキングに占める比重はそれぞれ3分の1となっており、過去の大会が3分の1、残りの3分の2を上海とブダペストが占める。

競技スケジュールとアーバン・フェスティバル

5月に上海で、6月にブダペストで開催されるこのオリンピック予選シリーズは、いずれも4日間にわたってひとつの会場（アーバンパーク）で行われ、スポーツと音楽、芸術、カルチャーが融合したユニークなオリンピック体験ができる。このフェスティバル形式のイベントは、木曜と金曜に行われる各競技の予選ラウンドで幕を開け、週末に全4競技の決勝戦が行われる。アーバン・フェスティバルとしてのハイライトは、このイベント期間中、参加者がさまざまな文化的アクティビティやパフォーマンス、各競技に挑戦できることだ。

スポーツとカルチャーの融合を象徴する存在として、上海大会の現地組織委員会は、中国のセレブリティ、ワン・イーボーをプロモーション大使に任命した。俳優、歌手、ダンサー、アーバンスポーツ愛好家など多方面で活躍するワン・イーボーは、「5月16日から19日まで黄浦（ホアンプー）のリバーサイドで、スポーツやカルチャー、クリエイティビティを共に祝おう」と若者たちに呼びかけている。

上海会場での競技セッションや開始時間など、詳しいスケジュールはこちらをチェックしよう。上海会場のチケットは4月上旬にオンラインで発売され、ブダペスト会場に関する詳細も4月中に発表される予定だ。

81人のオリンピアンを含む全出場選手が決定

オリンピック予選シリーズには、男女同数の選手が出場し、全大陸にまたがる120の国内競技連盟からアスリートが参加する。このオリンピック予選シリーズに出場する全464選手は、それぞれの国際競技連盟によってすでに確定している。最後に決定したのは、176人のスケートボーダーだ。

参加選手の中には、堀米雄斗（スケートボード・ストリート、金、日本）、スカイ・ブラウン（スケートボード・パーク、銅、英国）、野中生萌（スポーツクライミング・ボルダー＆リード、日本）、ローガン・マーティン（BMXフリースタイル、金、オーストラリア）、ハンナ・ロバーツ（BMXフリースタイル、銀、アメリカ）など、東京2020のオリンピックメダリスト18人を含む81人のオリンピアンも含まれる。

オリンピック予選シリーズに参加する選手の全リストは、Olympics.comで確認できる。選手リストは変更される可能性があり、このシリーズに割り当てられたすべての出場枠は各国際連盟によって管理されている。

オリンピック予選シリーズについて

オリンピック・アジェンダ2020+5の主要プロジェクトであるオリンピック予選シリーズでは、BMXフリースタイル、ブレイキン、スケートボード、スポーツクライミングのトップアスリートがひとつのアーバンパークに集結し、オリンピック体験をファンに提供する。上海大会は2024年5月16日から19日まで黄浦リバーサイドで、ブダペスト大会は2024年6月20日から23日までルドヴィカ・キャンパスで開催される。2部構成のこのシリーズは、パリ2024を目指す選手にとって重要なステップとなる。

オリンピック予選シリーズに関する詳細は、Olympics.comで確認しよう。

なお、ここで使用されているパリ2024での出場枠は、国際競技連盟の協力に基づく概算となる。ブダペストで開催されるオリンピック予選シリーズ（各予選プロセスの最終イベント）の終了後に、150以上の出場枠が割り当てられる。これらの割り当ての正確な内訳、決定、およびタイミングについては、それぞれの競技の予選システムに従うものとする。

正式な出場枠の割り当てプロセスは、オリンピック憲章およびそれぞれの競技の予選システムに従い、国際競技連盟（IF）と国内オリンピック委員会（NOC）の間でエントリーを確認すべくフォローされなければならない。オリンピック予選シリーズ（OQS）に関連する国内競技連盟、IF、NOCおよび／またはIOCを含むいかなる第三者からの、この、あるいは将来的な情報伝達、または宣伝活動は、出場枠に関するものを含め、公式なものでも拘束力のあるものでもなく、その競技の予選システムに取って代わるものでもない。