パリ2024オリンピック競技大会

BMXフリースタイル・ライダー中村輪夢について知っておきたい5つのこと

執筆者 Sebastian Mikkelsen
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Rim Nakamura is competing at the 2024 BMX UCI BMX Freestyle World Cup in Enoshima, Japan.

写真: 2021 Getty Images

2022年UCIアーバンサイクリング世界選手権BMXフリースタイルで世界タイトルを獲得した中村輪夢(りむ)は、今年のパリ2024オリンピックとワールドカップにおける優勝候補のひとりと目されている。

中村は、5月から6月にかけて中華人民共和国上海とハンガリー・ブダペストで行われるオリンピック予選シリーズ(OQS)にパリ2024出場枠をかけて出場する予定だ。2019年にワールドカップ年間総合優勝を果たしている中村は、再びこのタイトルを獲得することも視野に入れトレーニングを重ねている。この2月には、5年ぶりの日本開催となったワールドカップ第1戦(神奈川県藤沢市江の島)に出場し、雨で決勝が中止になったが4位に入った。

ここでは、BMXフリースタイル・ライダー中村輪夢について、競技そのものとはまた別の側面から興味深い5つの話題を紹介する。

1.「輪夢」という名前の由来は?

中村の父親は大のBMXファンであった。

このため、息子に自転車の車輪の1部である「リム」と名付けた。これが中村輪夢(りむ)の名前の由来だ。

父親は、中村が自転車に乗れるようになるとすぐに彼をサイクリングの世界に引き入れたという。

2.中村輪夢にとっての初めての大会はいつ?

父親に励まされ、中村は3歳でBMXバイクに乗り始め、5歳の時に初めて大会に出場している。

2015年、13歳の時には彼のトリックを紹介するオンライン動画が世界の注目を集めた。

同じ年、アメリカ合衆国コロラド州デンバーで開催されたリーコン・ツアーに出場した中村は、13歳~15歳のクラスで優勝を収めた。この活躍によって、将来が最も有望視される選手のひとりとしてBMXフリースタイル界で広く認知され始めた。

3.父親の経営するBMXショップ

父親がBMXショップを経営していたため、中村はBMXに必要な装備には不自由しなかった。「ハングアウト」という名前のショップは、BMXの本体とパーツの販売を専門としている。

彼の父親のBMXへの献身的な愛情は、中村のスポーツへの情熱に大きな影響を与えている。

4.音楽ビデオに出演した中村輪夢

2021年、中村はヒップホップ・アーティストのAnarchy(アナーキー)の音楽ビデオに出演した。

「High Air(ハイエアー)」というラップ曲は、圧倒的な高さでエアーを決める中村の姿からタイトルがつけられ、歌詞は彼を応援する内容となっている。

東京2020前に公開されたこのビデオでは、ラップに合わせて同大会5位入賞の中村がさまざまなトリックを披露し過去を振り返る様子などが映し出されている。

5.「リム」の愛犬の名は「ペグ」

中村は、飼い犬のコリーに名前をつけた時、父親がしたように自転車のパーツから名前をとった。

彼の愛犬の名前は「ペグ」というが、ペグ(別名スタントペグ)とは自転車の前後輪の軸に取り付けられた短い金属棒で、BMXライダーがトリックを行う上で使用する。

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