五十嵐カノア、決勝4位 ワールドサーフィンゲームズ2023/最終日

パリ 2024

決勝に進出していた五十嵐カノアが4位となり、「波乗りジャパン」6選手が熱い戦いを繰り広げたワールドサーフィンゲームズ2023が終了した。

1 執筆者 Chiaki Nishimura
Igarashi Kanoa
(ISA / Pablo Jimenez)

エルサルバドルのサーフシティ、エル・スンサルとラ・ボカナで開催されたISAワールドサーフィンゲームズ2023の最終日となった6月7日、男女それぞれで敗者復活戦11回戦、7回戦、敗者復活戦12回戦、決勝の順に競技が行われ、前回大会優勝の五十嵐カノアがメインラウンドを見事に戦い抜いて決勝に進出し、結果は4位となった。日本勢でもう1人最終日に残っていた稲葉玲王(れお)は、男子敗者復活戦11回戦で敗退した。

男子の優勝はアラン・クレランド(メキシコ)、2位はルカ・メシナス(ペルー)、3位はミゲル・トゥデラ(ペルー)。

女子はタチアナ・ウェストンウェブ(ブラジル)が優勝、2位がエリン・ブルックス(カナダ)、3位がジョアン・ドフェ(フランス)、4位がヴァヒネ・フィエロ(フランス)。

また五十嵐はアジア勢男子1位となり、2日前にオリンピック出場権を獲得していた松田詩野に続きパリ2024オリンピックの出場権を条件付き(※)で獲得した。

※プエルトリコで行われるISAワールドサーフィンゲームズ2024への出場が条件となる。

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雷の影響で予定より2時間ほど遅れて幕を開けた最終日。

まず、男子敗者復活戦11回戦が行われ、4月のジャパンオープン王者で、ワールドサーフィンゲームズ初出場となった26歳の稲葉が登場。カウリ・ヴァアスト(フランス)、コーディ・ヤング(カナダ)、ゴンサロ・グティエレス(スペイン)と戦い、5.17点、5.10点の合計10.27点をマーク。他3選手が平均6点以上のスコアで合計12点以上となり、稲葉は同11回戦4位で敗退した。

女子の敗者復活戦11回戦が行われた後、男子7回戦に25歳の五十嵐が登場し、9.00点、8.80点と高スコア2つで合計17.80点の1位で決勝へと駒を進めた。

決勝は、アラン・クレランド(メキシコ)、ミゲル・トゥデラ(ペルー)、ルカ・メシナス(ペルー)、そして五十嵐カノアの戦いに。30分で競われた決勝ヒートで五十嵐は10分が過ぎたころに波を掴んで6.80点マーク。2本目を8.00点として合計14.80点としたが、合計18.23点の高得点を叩き出した21歳のクレランドらに届かず、五十嵐は4位となり、「波乗りジャパン」はエルサルバドルでの熱い戦いを終えた。

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ISAワールドサーフィンゲームズ2023の日本代表選手

女子

  • 都筑有夢路(つづき・あむろ)
  • 前田マヒナ
  • 松田詩野(しの)

男子

  • 五十嵐カノア
  • 稲葉玲王(れお)
  • 脇田泰地(たいち)

ISAワールドサーフィンゲームズ2023の日程

  • 5月30日(火)開会式
  • 5月31日(水)〜6月6日(火)競技実施日
  • 6月7日(水)ファイナル、閉会式

※日程の詳細や最新情報は、ISA公式サイトにて

ISAワールドサーフィンゲームズ2023のライブ配信

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