エルサルバドルで行われているISAワールドサーフィンゲームズ2023で、競技6日目を迎えた6月5日に女子4回戦および敗者復活戦4回戦から7回戦までが行われ、同4回戦で都筑有夢路(つづき・あむろ)が敗退。同5回戦に進出していた前田マヒナ、中華人民共和国のヤン・スーチーも同5回戦で敗退。この結果により、松田詩野(しの)がアジア選手の中でトップとなり、パリ2024オリンピックの出場権を条件付き(※)で獲得した。
※プエルトリコで行われるISAワールドサーフィンゲームズ2024への出場が条件となる。すべての出場権は、ISAワールドサーフィンゲームズ2024の終了後に行われる最終発表まで暫定となる。選手の出場に関しては、各選手の所属する国内オリンピック委員会の承認を得て決定となる。
アジア、アフリカ、オセアニア、ヨーロッパの各大陸のトップ選手にパリ2024オリンピックの出場権が割り当てられることになっている今回の大会。
20歳の松田は、同日行われた女子4回戦で5組3位となり、敗者復活戦6回戦に回った。その時点でアジア勢で残っていたのは、松田のほか、前田とヤン。前田が5回戦2組目に登場して同組3位(4.00点)で6回戦進出を逃すと、6組目で戦ったヤンも同組3位(8.54点)で敗退。この時点で松田のアジア選手1位が確定した。
松田はその後、同6回戦に挑むと11.06点で5組1位で次のステージへ。同7回戦では12.37点をマークして2組2位で同8回戦進出を決めた。
またこの日は、南アフリカ共和国代表のジョーディー・スミスと、サラ・バウムのアフリカ勢トップが確定。ニュージーランド代表のビリー・ステアマンド、サフィ・ヴェットもオセアニア勢トップでパリ2024の出場権を獲得した。
一方、この日は男子の敗者復活戦5回戦から7回戦も行われ、同6回戦2組に出場した脇田泰地(たいち)は同組1位(11.97点)で次のラウンドに進んだが、同7回戦では4.83点、4.17点の合計9.00点にとどまり、2組4位で戦いを終えた。
競技7日目となる6月6日は、現地時間8:00(日本時間23:00)に男子5回戦から戦いがスタートする。日本からは稲葉玲王(れお)が1組、五十嵐カノアが3組で戦いに挑む。またアジア勢では稲葉、五十嵐のほか、インドネシア代表のリオ・ワイダ(和井田理央)の3人が残っており、ワイダは稲葉と同じ1組に登場する。大会の模様はOlympics.comでライブ配信される。
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ISAワールドサーフィンゲームズ2023の日本代表選手
女子
- 都筑有夢路(つづき・あむろ)
- 前田マヒナ
- 松田詩野(しの)
男子
- 五十嵐カノア
- 稲葉玲王(れお)
- 脇田泰地(たいち)
ISAワールドサーフィンゲームズ2023の日程
- 5月30日(火)開会式
- 5月31日(水)〜6月6日(火)競技実施日
- 6月7日(水)ファイナル、閉会式
※日程の詳細や最新情報は、ISA公式サイトにて
ISAワールドサーフィンゲームズ2023のライブ配信
大会の模様はOlympics.comでライブ配信。