盛り上がりを見せる「ワールドベースボールクラシック(WBC)2023」が、いよいよ開幕間近と迫る。
野球日本代表・侍ジャパンのメンバー30名全員が揃い、本番前最後の実戦の場となる「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」が京セラドーム大阪(大阪市)にて3月6日から7日までの2日間にわたって行われる。この強化試合初日(6日)に、侍ジャパンは阪神タイガースと対戦し、MLB所属の大谷翔平、ラーズ・ヌートバー、吉田正尚もこのタイガース戦から試合出場解禁となる。ここでは、阪神との強化試合の放送予定、ライブ配信の情報と併せて、見どころを紹介しよう。
■日程・放送予定
※2023年3月5日時点
3月6日 18:00 試合開始
阪神タイガース vs 日本・侍ジャパン
■見どころ
開幕間近と迫るWBCであるが、野球ファンのみならず日本中が、3大会ぶり14年越しの王座奪還に向けて、侍ジャパンの活躍に期待を寄せている。そして、日の丸を背負うサムライたちは、本番前最後の実戦の場となる強化試合2ゲームに挑む。その第1試合が、京セラドーム大阪(大阪市)で行われる阪神タイガース戦だ。
MLBでプレーする大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)も侍ジャパンに合流しており、このタイガース戦から試合出場解禁となることから、日本のファンの前でどんなパフォーマンスを見せるのか、目が離せそうにない。また、WBC出場を辞退した鈴木誠也に代わって緊急招集された牧原大成(福岡ソフトバンクホークス)も、この阪神戦から合流する予定で、日本代表30名全員が出揃うこととなる。
先週末(3月4日)まで行われた壮行試合4試合の成績は、3勝1敗の侍ジャパン。野球日本代表オフィシャルサイトによると、栗山英樹監督は4試合を終えて、「あとは微調整だけじゃないでしょうか。(中略)一人ひとりの良さを出せるように全力でサポートしていきたいです」とコメントしており、WBC本番に向けた仕上がりの良さを実感している様子だ。
侍ジャパンは、6日の阪神戦につづき、7日にはオリックス・バファローズとの最後の強化試合に臨む。そして、9日から東京ドームで始まるWBC1次ラウンドでは、初戦で中華人民共和国と顔を合わせる。
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- 侍ジャパン2023┃野球日本代表・メンバー・出場選手・監督・コーチ/WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)
■WBC日本代表メンバー
※2023年3月1日付
大谷 翔平 / Shohei OHTANI
■WBCとは?
「ワールドベースボールクラシック(WBC)」は、野球競技の世界的な普及を目的に、サッカーのFIFAワールドカップをモデルに創設され、2006年に第1回大会が開催された。これまでに、4回のWBCが開催されている。
2009年の第2回大会以降、4年に一度開催されるようになったWBCであるが、2020年に勃発した新型コロナウィルス(COVID−19)の世界的な感染拡大の影響により、2021年のWBCは開催中止となった。すなわち、前回WBCとなる2017年の第4回大会から6年の歳月を経て、今年(2023年)、5回目となるWBCが開催されることとなり、東京・台中・フェニックス・マイアミの4都市を舞台にして、1次ラウンドから決勝までのトーナメントを14日間かけて争う。
とくに、2023年のWBCは、参加チーム数が従来の16から20へと拡大され、予選となる1次ラウンドのAからDの4プールには、それぞれ5チームがグループ分けされている。ちなみに、日本の侍ジャパンはプールBに属し、プールBすべての試合が、東京ドーム(東京都文京区)で実施される。このため、WBC公式ホームページでは、プールBを「東京プール」という別称でも表現されている。
今大会の1次ラウンドでは、ラウンドロビン方式(総当たり戦)で各チーム4試合を戦い、各プールの上位2チーム、合計8チームが準々決勝ラウンド(ベスト8)へ進出することができる。
日本代表は、記念すべき第1回と第2回のWBCで連覇を果たしているが、第3回(2013年)と第4回(2017年)では、ともに準決勝で敗れてしまい、最終成績3位に終わっている。