【野球】WBCを控える侍ジャパン・栗山英樹監督、大谷翔平の二刀流起用に言及

男子野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督が2023年3月に開幕するWBCに向け、大谷翔平の二刀流起用に言及した。出場を表明したダルビッシュ有にもコメントしている。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Shohei Ohtani
(2022 Getty Images)

男子野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督は現地時間12月6日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで開催されたMLBウインターミーティングのメディアデーに参加。2023年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(2023 WORLD BASEBALL CLASSIC、WBC)に向け、大谷翔平の起用法などについて言及した。共同通信などが伝えている。

ロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷は今シーズン、史上初めて規定投球回と規定打席に到達。投打の二刀流でフルシーズンを戦い抜いた。2年連続のMVP受賞こそ逃したが、サイヤング賞の投票で4位に入ったほか、エドガー・マルティネス賞を受賞。先発投手と指名打者の2部門でオールMLBチームにも選出された。

日本ハムファイターズ時代の教え子でも大谷について、栗山監督は「基本的には両方できないかなというのがベースにある」とし、二刀流での起用を前提としていることを明かした。一方で先発での起用は名言せず、「先発の可能性も、抑えの可能性も考えている」と含みをもたせた。

MLBからは大谷に加えて、12月7日にダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、8日に鈴木誠也(シカゴ・カブス)がWBC出場を表明した。ダルビッシュについては「自分の存在が日本のためになると思って決断してくれた。本当に感謝するしかない」とコメント。鈴木は「待つしかない」と語っていた翌日の参加表明になり、栗山監督待望の選手が侍ジャパンに加わることとなった。

WBCは2023年3月8日に1次ラウンドが開幕。日本が入っているプールB(東京ドーム開催)は9日から始まり、中華人民共和国、韓国、チェコ、オーストラリアと対戦する。準々決勝ラウンドは15日から18日まで、東京ドームと米国のローンデポ・パークで開催。決勝ラウンドは19日から21日まで、ローンデポ・パークで行われる。

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