パリ2024オリンピックの最高のスターは……パリ!
7月26日に開幕した世界最大のスポーツの祭典、第33回パリ2024オリンピックでは、競技開始初日の7月24日から最終日の8月11日まで、数多くの素晴らしいパフォーマンスや感動的なシーンが見られた。
大会初日から始まった7人制ラグビーでは、アントワーヌ・デュポン率いるフランス代表チームが金メダルを獲得し、最終日に行われた女子マラソンでは、シファン・ハッサン(オランダ)が金メダルに輝いた。ハッサンは、5000mと10000mの銅メダルと合わせて3個のメダルを獲得し、「人間機関車」と呼ばれたエミール・ザトペック(チェコ共和国)が成し遂げたようにオリンピックの歴史に名を刻んだ。
しかし、パリ2024の本当のスターは、各競技が行われた美しい会場や場所そのものだったと言う人もいるだろう。もし、まだこれらの素晴らしい会場を見たことがなかったのなら、ぜひここでその数々を見てほしい。あるいはすでに見た人も、今一度、あの素晴らしいシーンが繰り広げられた場所を思い出してほしい。
歴史的建造物や名所、新設会場が大会を華やかに演出
パリの中心にある都市型公園コンコルド広場に設置されたアーバンパークでは、BMXフリースタイルをはじめ、スケートボード、3x3バスケットボール、ブレイキンのアーバンスポーツ4競技が行われた。
首都パリの中心、セーヌ川の両岸に架かるアレクサンドル3世橋の下をくぐってトライアスリートとマラソンスイマーたちは熱戦を繰り広げた。
パリのシンボルであるエッフェル塔スタジアムは、ビーチバレーボールの会場となった。
パリ2024のために建設されたスポーツ施設のひとつアクアティクス・センターでは、アーティスティックスイミング、競泳、水球、飛込が行われ、多くのファンが集まった。
パリ2024のために建設された複合スポーツ施設ヴェール・シュル・マルヌ・ノーティカル・スタジアムは、カヌースプリントとカヌースラローム、ローイングの会場となった。
フランス最大のスタジアム、スタッド・ド・フランスでは、7人制ラグビーと陸上競技が行われ、多くの観客が熱戦を見守った。
フランス国内での聖火リレーの出発地となったマルセイユ・マリーナは、セーリング会場となった。
パリの中心にある都市型公園コンコルド広場に設置されたアーバンパークでは、オリンピック初登場となるブレイキンが最高の雰囲気の中で行われた。
サクレ・クール寺院の前を通過して自転車ロードレースが行われた。