白井空良が準優勝 スケートボードWST: ローマ・ストリート2023

パリ 2024

優勝は昨年のローマ大会を制したナイジャ・ヒューストン。3位はケウビン・ホフラー。

1 執筆者 Chiaki Nishimura
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(World Skate)

パリ2024オリンピック予選をかねてイタリア・ローマで行われているスケートボードの大会「WST: ローマ・ストリート2023」は、6月25日夜に男子決勝を迎え、白井空良(そら)が263.36点で準優勝に輝いた。

優勝は276.51点で圧倒的な強さを示したアメリカ合衆国のナイジャ・ヒューストン東京2020オリンピック銀メダルのケウビン・ホフラー(ブラジル)が3位となった。

同日夜に行われた女子決勝に続いて始まった男子決勝は、パーク内が照明で照らされてショーステージと化す中、ハイレベルな戦いが繰り広げられた。

5番滑走のヒューストンが「ラン」1本目から90.00点台の高スコアを叩き出して全体のレベルを引き上げるパフォーマンスを披露すると、ラン2本目でホフラーがそれを上回る91.51点で応戦。白井はランの1本目で78.29点(2本目は36.44点)をマークして暫定3位で、戦いは5本の「ベストトリック」に移行した。

ベストトリック1本目では3番滑走のフェリペ・グスタボ(ブラジル)が92.42点、4番滑走のジャガー・イートンも90.22点をマーク。そしてヒューストンが92.55点。さらに2本目で白井が91.91点を出すなど、スケーターたちは高レベルの技で会場を盛り上げた。

ベストトリック2本目を滑り終えた時点で、ヒューストンが唯一270点台で暫定1位。ヒューストンに続くのは誰なのか…。全員が3本目を滑った時点で暫定1位はヒューストン、2位はリベイロ、3位はコルダノ・ラッセル(カナダ)となった。

4本目では2番滑走のホフラーが82.95点を出して暫定2位。7番手滑走の白井はその時点でトリックをまだ1本しか決めておらず、5位に沈んでいたものの、4本目に93.16点を叩き出してヒューストンとホフラーの間に入り込むと、5本目を終えても順位は変わらず、戦いが終了した。

男子決勝の順位は以下の通り。

  1. ナイジャ・ヒューストン(アメリカ合衆国)276.51
  2. 白井空良(日本)263.36
  3. ケウビン・ホフラー(ブラジル)259.28
  4. グスタボ・リベイロ(ポルトガル)256.43
  5. フェリペ・グスタボ(ブラジル)254.05
  6. ジャガー・イートン(アメリカ合衆国)250.94
  7. コルダノ・ラッセル(カナダ)241.76
  8. オーレリアン・ジロー(フランス)65.47

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