全日本柔道連盟は、10月30日に閉幕した「2022年度 講道館杯 全日本柔道体重別選手権大会」の結果を受けて、東京体育館(東京都渋谷区)にて12月3日から4日までの2日間にわたって行われる国際柔道連盟(IJF)主催の「グランドスラム東京2022」に出場する日本代表選手56名(男子28名、女子28名)を発表した。代表選手には、リオ2016とTokyo 2020の男子73kg級で2連覇を達成している大野将平をはじめ、東京2020で金メダルを獲得した阿部一二三と阿部詩の兄妹や、濵田尚里、素根輝、髙藤直寿、永瀬貴規、ウルフアロンなどが名を連ねている。
IJFワールド柔道ツアーを構成する「グランドスラム」は、世界選手権、ワールドマスターズに次ぐ、ランクの高い国際大会として位置付けられており、2022年は東京大会を含む合計9のグランドスラムが、以下の通り予定されている。日本でのグランドスラムは、2019年に大阪で開催された以来、3年ぶりの大会となる。
- 2月7−8日 フランス・パリ(終了)
- 2月17−18日 イスラエル・テルアビブ(終了)
- 4月1−3日 トルコ・アンタルヤ(終了)
- 6月3−5日 ジョージア・トビリシ(終了)
- 6月24−26日 モンゴル・ウランバートル(終了)
- 7月8−10日 ハンガリー・ブダペスト(終了)
- 10月21−23日 UAE・アブダビ(終了)
- 11月4−6日 アゼルバイジャン・バクー
- 12月3−4日 日本・東京
また、開幕まで2年を切ったパリ2024柔道の出場権は、グランドスラムを含む国際大会での成績によって決まるIJF世界ランキングに基づき、NOC(国内オリンピック委員会)出場枠が配分されることとなっている。
■日程
12月3日(土)
- 男子:73kg、81kg、90kg
- 女子:57kg、63kg、70kg
12月4日(日)
- 男子:60kg、66kg、100kg、100kg超
- 女子:48kg、52kg、78kg、78kg超
■日本代表選手
※2022年10月31日時点