柔道・男子81kg級代表の永瀬貴規は、1993年10月14日生まれの長崎県長崎市出身。兄とともに親戚が営む道場に通い始めたのがきっかけで、6歳の時から柔道をはじめる。得意技は、大外刈。
インターハイなどで優勝を収め、高校時代からその強さに一目置かれる存在になっていた永瀬は、初出場となった東京でのグランドスラム(2013年11月)で、堂々の優勝を飾る。その後も、2015年5月のワールドマスターズ(モロッコ・ラバト)や、8月の世界柔道選手権大会(カザフスタン・アスタナ)で優勝するなど、国際大会で数々の表彰台成績を収めていく。そして、オリンピック国内代表最終選考会となった全日本選抜体重別選手権大会(2016年4月)において、圧倒的な強さで優勝を飾った永瀬は、リオ2016のオリンピック代表選手に初選出された。
南アメリカ大陸で初開催となったブラジルのオリンピックで、永瀬は順調にトーナメントを勝ち進んでいくものの、準々決勝で顔を合わせたセルジュ・トマ(アラブ首長国連邦)に敗れ、敗者復活戦に回る。3位決定戦ではアブタンディル・チリキシビリ(ジョージア)を破り、永瀬は初出場のオリンピックで銅メダルに輝いた。
リオ2016の雪辱を果たすべく、すでに母国開催のオリンピックに向けて動き出していた永瀬は、オリンピックが閉幕したばかりの2016年12月に行われたグランドスラム・東京で優勝を果たし、その強さの健在をアピールする。2017年8月には、ふたたび世界柔道選手権大会(ハンガリー・ブダペスト)に日本代表として出場したのだが、大会前に右膝を痛めたことで、思うようなパフォーマンスができず4回戦で敗退となった。また、帰国後の検査で内側側副靭帯、前十字靭帯損傷と診断され、手術することを決断し、第一戦から退くことを余儀なくされた。
手術から1年ほど経過した2018年11月、久々の国際大会となったグランドスラム・大阪で永瀬は3位となり表彰台に滑り込む。2019年に入ると、出場した国際大会において、金メダルを4連続で獲得する。これらの実績が評価され、永瀬は2大会連続でオリンピック代表に選出された。
1年延期となったTokyo2020では、ゴールデンスコア(延長戦)にもつれ込む試合が何度も続いたが、挫折を乗り越え、自分の柔道を貫くことに集中した永瀬は、決勝へと勝ち進み、ふたたびゴールデンスコアにもつれ込む死闘となるも、最後は足車で技ありを奪い、悲願の金メダルを獲得した。
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