ドイツ・オーベルストドルフで開催中の2021FIS(国際スキー連盟)ノルディックスキー世界選手権。現地時間3月6日は、3種目が行われた。小林陵侑(土屋ホームスキー部)らのジャンプ男子団体ラージヒル(LH)、渡部暁斗(北野建設SC)らの複合男子団体スプリントの2種目で、日本チームはそれぞれ4位に入った。クロスカントリー女子個人30Kmでは、石田正子(JR北海道スキー部)の11位が日本勢最高位。
スキージャンプ男子団体LH(ヒルサイズ=137m)で、日本チームは佐藤幸椰(雪印メグミルクスキー部)、中村直幹(東海大学札幌スキークラブ)、佐藤慧一(雪印メグミルクスキー部)、小林の順で編成。1本目を終えて、3位ポーランドと僅差の全体4位。表彰台を狙える位置につけたが、合計1017.5点の4位で終えた。2本合計で1046.6ポイントの地元ドイツが優勝した。2位はオーストリアの1035.5ポイント。3位には、1031.2ポイントと僅差でポーランドが続く。
複合男子団体スプリントの日本チームは、山本涼太(長野日野自動車SC)と渡部の2人で臨んだ。前半ジャンプ(ヒルサイズ=137m)で日本はトップに立ったものの、後半クロスカントリー(2×7.5Km)で逃げ切れず、4位でフィニッシュとなった。優勝はオーストリア。2位にノルウェー、3位にはドイツが入った。
クロスカントリー女子個人30Kmは、日本チーム最年長40歳の石田が日本勢最高の11位に入った。35位に土屋正恵(弘果SRC)、39位に児玉美希(太平洋建設SC)が続く。優勝はテレーセ・ヨーハウグ(ノルウェー)。2位にハイディ・ウェン(ノルウェー)、3位はフリーダ・カールソン(スウェーデン)。大会最終日となる7日は、クロスカントリー男子個人50kmが行われる。