日本勢最高は勢藤優花の14位、髙梨沙羅は30位|スキージャンプW杯女子第13戦・蔵王大会

スキージャンプのワールドカップ女子個人第13戦が山形市のアリオンテック蔵王シャンツェにて1月15日に行われ、ヨーロッパ勢が上位を占めた。日本勢最高は、勢藤優花の14位で、伊藤有希の16位、丸山希の17位と続く。平昌2018銅メダリストの髙梨沙羅は、決勝2本目のジャンプに進むも、失格となり最終成績30位に終わる。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2023 Getty Images)

ノルディック・スキージャンプのFIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップ女子個人第13戦が1月15日、山形県山形市にあるアリオンテック蔵王シャンツェ(ヒルサイズ=102m)において行われた。

蔵王でのワールドカップは、12日から13日までの個人第12戦と、14日のスーパー団体に続き、この日の試合が連続の3試合目となった。蔵王での最終日は、1日で予選1本と決勝2本を行う競技フォーマットで行われた。

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■勢藤の14位が最高

45名がスタートした第13戦の予選では、ソチ2014から北京2022まで3大会連続でオリンピックに出場している伊藤有希が首位になるなど、日本代表6名全員が決勝に進出した。

その後に行われた決勝では、予選上位40名が1本目のジャンプに参加。そして1本目上位30名だけが、決勝2本目のジャンプを飛ぶことができる。最終成績は、決勝2本の合計得点で争われる形式だ。優勝したのは、決勝1本目からトップに立ったオーストリア代表のエヴァ・ピンケルニッヒで、合計得点は230.1だった。このほか、表彰台の成績を含め、上位11位までヨーロッパ勢が独占している。

日本勢の最高は、最終得点205.0を記録した勢藤優花で、14位だった。予選トップ通過の伊藤は、決勝1本目のジャンプで距離が伸びず(91.3)、2本目で巻き返しを図るも(109.4)、最終得点200.7で16位に終わった。平昌2018で銅メダルに輝く髙梨沙羅は、決勝1本目で暫定11位の成績を残すも、2本目のジャンプを終えた後にスーツ規定違反で失格となり、最終30位となっている。

FISワールドカップ女子個人第13戦(山形・蔵王)の表彰台成績ならびに日本代表の成績は、以下の通り。

  1. エヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア) 230.1
  2. セリナ・フライタク(ドイツ) 228.8
  3. アンナ・オーディン・ストロム(ノルウェー)220.1

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  • 14位 勢藤優花 205.0
  • 16位 伊藤有希 200.7
  • 17位 丸山希 199.8
  • 23位 中山和 184.7
  • 29位 宮嶋林湖 163.8
  • 30位 髙梨沙羅 104.2(2本目:DSQ<失格>)

大会公式HPFIS大会ページ

■FIS 女子ジャンプワールドカップ2023 札幌・蔵王大会 代表選手

※2022年12月22日付 全日本スキー連盟 発表

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