北米プロ野球・MLB公式戦、ロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスが現地時間4月12日、ドジャー・スタジアム(アメリカ合衆国カリフォルニア州)で行われた。同じナショナル・リーグ西地区のライバル同士。ドジャースは先発のマウンドに山本由伸を送り出す。
山本にとってパドレス戦は2度目の登板。前回・大韓民国で行われた対戦では1回5失点と“メジャーの洗礼”を浴びる結果になった。その山本は初回、先頭打者から三振。2番打者にヒットを打たれるも3番から三振を奪う。しかし4番・DH(指名打者)のマニー・マチャドに投じた初球をレフトスタンドに運ばれる。山本は5番から三振を奪うも、2点を失う立ち上がりとなった。
ドジャースはその裏、2番・DHの大谷翔平がMLB通算175号、松井秀喜氏の持つ日本人歴代最多記録に並ぶ本塁打を放ち、1点を返す。しかし2回、山本が投じた初球を遊撃のキム・ハソンがレフトスタンドに運ぶ。再び2点差とされたドジャースだが、直後の攻撃で5番・三塁のマックス・マンシー、1番・遊撃のムーキー・ベッツが本塁打を放ち、5-3と逆転に成功する。ドジャースは3回にも6番・右翼のテオスカー・ヘルナンデスが2ラン。4点差とパドレスを突き放す。
5回裏、大谷は二塁打を放つ。これで日米通算1000安打達成となった。山本は3回以降立ち直り、5回91球3失点。勝利投手の権利を持って降板する。しかしドジャースは6回に1失点、7回に3失点と中継ぎ投手がつかまり、7-7とされる。
パドレスは7回裏、松井裕樹を起用。その松井は先頭のベッツを三振。大谷には二塁打を打たれるも、3番・一塁のフレディ・フリーマンをライトフライに打ち取る。4番・捕手の右打者、ウィル・スミスを申告敬遠した後、マンシーを3球三振に仕留める。
無死2塁のタイブレークで行われる延長戦。11回にパドレスが1点を加える。その裏、ドジャースは得点できず、7-8で3連戦の初戦を落とした。大谷は5打数3安打1打点。14日の第3戦では、パドレスのダルビッシュ有が先発予定となっている。