【柔道】グランドスラム東京2日目・女子|阿部詩、素根輝、宮木果乃、髙山莉加が金メダル!

柔道の国際大会「グランドスラム東京2022」が12月4日、東京体育館で2日目を迎え、女子4階級のトーナメントが行われた。阿部詩、素根輝、宮木果乃、髙山莉加が金メダルを獲得。2日間を通じて、女子は全7階級で金メダルを獲得し、パリ2024に向けてニッポン柔道の強さを世界にアピールした。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(Getty Images)

国際柔道連盟(IJF)が主催する「東建コーポレーション presents グランドスラム東京2022」が12月4日、東京体育館(東京都渋谷区)で大会2日目を迎え、女子4階級(48kg級、52kg級、78kg級、78kg超級)のトーナメントが行われた。この日、日本からは各階級4名、合計16名の代表が出場し、Tokyo2020金メダリストの阿部詩と素根輝をはじめ、宮木果乃と髙山莉加の4名が金メダルに輝いた。大会2日間を通じて、女子は全7階級で金メダルを獲得し、開幕まで2年を切ったパリ2024に向けて、ニッポン柔道の強さを世界にアピールした。

■女子48kg級

女子48kg級の決勝に進出したのは、宮木果乃と立川莉奈の日本代表の2人だ。ゴールデンスコア(延長戦)にもつれ込む展開となり、2つの指導を受けていた高校生3年生の宮木は後がない中、積極的に攻めの姿勢を見せる。そんな不利な状況の中、延長20秒過ぎに宮木は背負い投げで一本勝ちを決め、立川を下して金メダルを手にした。パリ2024に向けて、若きホープがその名を世界にアピールした。また、この階級では、日本代表4名全員がメダルを獲得し、表彰式の国旗掲揚では日の丸が会場を独占した。

女子48kg級の表彰台成績は、以下の通り。

  1. 宮木果乃
  2. 立川莉奈
  3. 古賀若菜、角田夏実

■女子52kg級

女子52kg級の決勝へ勝ち進んだのは、Tokyo2020金メダリストの阿部詩と、志々目愛の日本代表の柔道家だ。この決勝戦も、ゴールデンスコアにもつれ込む長期戦となるが、延長4分過ぎに志々目が3つ目の指導を喫し、この時点で阿部の優勝が決まった。また、3位決定戦の1試合も日本人対決となり、大森生純が横田ひかりを破って、銅メダルを獲得している。

女子52kg級の表彰台成績は、以下の通り。

  1. 阿部詩
  2. 志々目愛
  3. 大森生純、LKHAGVASUREN Sosorbaram(モンゴル)

■女子78kg級

女子78kg級の決勝もまた、日本勢同士の対決となった。Tokyo2020金メダリストの濵田尚里と、髙山莉加が顔を合わせ、またしてもゴールデンスコアにもつれ込む展開となる。しかし、延長開始のわずか15秒過ぎ、一瞬の隙をついた髙山がオリンピック王者を抑え込み、一本勝ちで濵田を下して優勝を決めた。

女子78kg級の表彰台成績は、以下の通り。

  1. 髙山莉加
  2. 濵田尚里
  3. 梅木真美、AUSMA Natascha(オランダ)

■女子78kg超級

女子の大会最終種目となった78kg超級の決勝についても、日本代表同士の対決。Tokyo2020金メダリストの素根輝が、開始早々に秋場麻優から技ありを奪って1ポイントを得る。これが決勝点となり、素根が貫禄の強さで金メダルに輝いた。

女子78kg超級の表彰台成績は、以下の通り。

  1. 素根輝
  2. 秋場麻優
  3. KIM Hayun(大韓民国)、FONTAINE Lea(フランス)

■日程

12月3日(土)

  • 予選ラウンド 9:30開始予定
  • 決勝ブロック 15:30開始予定

実施階級

  • 男子 73kg級、81kg級、90kg級
  • 女子 57kg級、63kg級、70kg級

12月4日(日)

  • 予選ラウンド 11:00開始予定
  • 決勝ブロック 17:30開始予定

実施階級

  • 男子 60kg級、66kg級、100kg級、100kg超級
  • 女子 48kg級、52kg級、78kg級、78kg超級

■放送予定

12月3日(土)

12月4日(日)

■日本代表選手

※2022年11月29日時点

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