パリ2024に向けたオリンピック予選期間(2022年6月24日から2024年6月23日まで)を迎えている柔道。各国・地域への出場枠割り当てに関係するIJFワールド柔道ツアー、グランドスラム(GS)テルアビブが2023年2月16日に開幕。18日に最終日を迎えた。18日は男子90キロ級、同100キロ級、同100キロ超級、女子78キロ級、同78キロ超級を実施。日本からは同78キロ級の梅木真美(ALSOK)と、男子90キロ級の増山香補(パーク24)がエントリーした。
IJF公式:TEL AVIV GRAND SLAM 2023
■梅木真美が銅メダルを獲得
ザネット・ミカエリドゥ(キプロス)との初戦、パトリシア・サンパイオ(ポルトガル)との準々決勝で一本勝ちを収めた梅木。準決勝ではTokyo2020銀メダルのマドレーヌ・マロンガ(フランス/※金メダルは濵田尚里)と対戦する。梅木は1分15秒に指導を受けると、1分52秒にマロンガの裏投げが技ありとなる。追い詰められた梅木だが、その後は相手が2回指導を受けるなど攻勢を見せる。しかし逆転には及ばず、敗者復活戦へと回った。
梅木は銅メダル決定戦でファニー=エステル・ポスビト(フランス)と対戦。2分50秒までに指導2と追い込まれるも4分では決着せず、ゴールデンスコア(GS)の延長戦にもつれ込む。梅木はGS開始直後、相手の隙を見逃さず抑え込みにかかる。抑え込み20秒で梅木は一本勝ち。3位で大会を終えた。優勝はアリーチェ・ベッランディ(イタリア)となっている。
女子78キロ超級は、Tokyo2020団体銅メダルのラズ・ヘルシュコ(イスラエル)が制した。
■増山香補は欠場
増山は直前に出場を取り止めている。男子90キロ級はベカ・グビニアシビリ(ジョージア)、同100キロ級はゼリム・コツォイエフ(アゼルバイジャン)、同100キロ超級はオドフー・ツェツェンツェンゲル(モンゴル) が金メダルに輝いている。
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■日本代表選手
※2023年2月9日付 全日本柔道連盟 発表
■競技スケジュール
※現地日程で紹介
※日本と現地の時差は −7時間
■放送予定
未定
※2023年2月14日時点の情報