国際柔道連盟(IJF)が主催するIJFワールド柔道ツアーのひとつである「グランドスラム・パリ2023」が現地時間2月4日から5日までの2日間にわたって開催され、82の国と地域より、男子315名、女子205名、合計520名の柔道家がフランスの首都へ一堂に会し、男女それぞれ7階級、合計14のトーナメントが行われた。
■女子:鍋倉と秋場が銀
女子では、大会1日目(4日)の63kg級に出場した鍋倉那美が決勝に進出するも、イスラエル代表の選手(Gili SHARIR)に敗れ2位となった。また、2日目(5日)には、78kg超級代表の秋場麻優が決勝のステージへと駒を進めたものの、大韓民国代表の選手(Hayun KIM)に敗れ、銀メダルとなった。
このほか、57kg級の舟久保遥香が準決勝で敗れてしまい、敗者復活戦に回ることになる。そこで対戦したイスラエル代表選手(Timna NELSON LEVY)を破って、舟久保は銅メダルを獲得している。
■男子:太田が銀
男子では、100kg超級に出場した太田彪雅が決勝へと進出し、ロンドン2012とリオ2016でオリンピック2連覇を達成しているテディ・リネール(フランス)と顔を合わせる。開催まで1年半と迫ったパリ2024の開催国代表のレジェンド柔道家を相手に、太田は3つの指導を受けて反則負けとなり、銀メダルに終わった。
今大会を通じて、TEAM JAPANは銀3、銅1の合計4のメダルを獲得している。
グランドスラムはオリンピック、世界選手権、ワールドマスターズに次ぐカテゴリーにと位置付けられる国際大会であり、2023年はパリや東京(12月開催)など、合計7のグランドスラムが行われる予定だ。
次回の柔道グランドスラムは、2月16日から18日までイスラエル・テルアビブにて開催される。
■グランドスラム・パリ 日本選手団
■日程
2月4日
【実施階級】
男子
- 60kg級
- 66kg級
- 73kg級
女子
- 48kg級
- 52kg級
- 57kg級
- 63kg級
2月5日
【実施階級】
男子
- 81kg級
- 90kg級
- 100kg級
- 100kg超級
女子
- 70kg級
- 78kg級
- 78kg超級