IJF(国際柔道連盟)ワールドツアー、ワールドマスターズ・エルサレムが12月22日、大会最終日を迎え5階級が行われた。
■男子90kg・村尾三四郎が優勝
男子90kg級には、日本から村尾三四郎と増山香補が出場。村尾は1回戦から勝ち上がると、準決勝でラファエル・マセド(ブラジル)決勝でアレクシス・マチュー(フランス)を下し優勝した。増山はダビド・クラメルト(チェコ)に屈し初戦敗退。
男子100kg級のウルフ・アロンは1回戦敗退。飯田健太郎は2回戦で敗れている。
■女子78kg超級・素根輝が銅メダル
女子78kg超級では、Tokyo2020オリンピック女王の素根輝が銅メダルを獲得した。曽根は準々決勝でコラリ―・ハイメ(フランス)に一本負けを喫し、公式戦の連勝が42でストップ。2019年2月のグランドスラム(GS)パリ大会準決勝以来の敗戦となった。それでも敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得している。冨田若春は2回戦敗退。
女子78kg級の髙山莉加は、準決勝でリオデジャネイロ2016銀メダルのオドレー・チュメオ(フランス)に敗戦。敗者復活戦でもオリンピック3大会連続銅メダルのマイラ・アギアル(ブラジル)に敗れ、惜しくもメダル獲得はならなかった。
■競技日程・放送予定
会場:パイス・アリーナ・エルサレム(イスラエル)
競技1日目:現地時間12月20日(火)
- 女子48キロ級
- 女子52キロ級
- 女子57キロ級
- 男子60キロ級
- 男子66キロ級
競技2日目:現地時間12月21日(水)
- 女子63キロ級
- 女子70キロ級
- 男子73キロ級
- 男子81キロ級
競技3日目:現地時間12月22日(木)
- 女子78キロ級
- 女子78キロ超級
- 男子90キロ級
- 男子100キロ級
- 男子100キロ超級
【放送予定】
■ワールドマスターズの見どころ
国際大会における成績が反映される世界ランキングは、パリ2024出場枠獲得で重要な役割を果たす。そのためワールドマスターズは、パリ2024出場を懸けた重要な大会となっている。しかし多くの日本人にとっては、さらに先を見据えた戦い……。その興味は、パリ2024に出場するのは誰か。すなわち各国・地域に与えられる上限“1枠”の座を巡る争いへと移っている。AJJF(全日本柔道連盟)はこの大会を、2023年5月にカタール・ドーハで開催される世界選手権の代表選考(第3次)に位置づけ。パリ2024に向けた日本代表選考は、すでに始まっている。