IJF(国際柔道連盟)ワールドツアー、ワールドマスターズ・エルサレムが12月21日、2日目を迎え4階級が行われた。
■髙市未来が優勝
女子63kg級には、過去2度世界選手権準優勝でTokyo2020オリンピック日本代表の髙市未来(旧姓:田代)が出場。髙市は1回戦から勝ち上がると、決勝ではローラ・ファズリウ(コソボ)に一本勝ちを収め優勝を飾った。
女子70kg級の新添左季は、準々決勝で2019年世界選手権覇者のマリー=エヴ・ガイエ(フランス)に敗戦。その後敗者復活戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得している。
男子81kg級では藤原崇太郎が、Tokyo2020銀メダルのサイード・モラエイ(アゼルバイジャン)に準々決勝で敗れた。藤原は敗者復活戦でも敗れ、7位に終わっている。男子73kg級に日本からの出場はない。
■競技日程・放送予定
会場:パイス・アリーナ・エルサレム(イスラエル)
競技1日目:現地時間12月20日(火)
- 女子48キロ級
- 女子52キロ級
- 女子57キロ級
- 男子60キロ級
- 男子66キロ級
競技2日目:現地時間12月21日(水)
- 女子63キロ級
- 女子70キロ級
- 男子73キロ級
- 男子81キロ級
競技3日目:現地時間12月22日(木)
- 女子78キロ級
- 女子78キロ超級
- 男子90キロ級
- 男子100キロ級
- 男子100キロ超級
【放送予定】
■ワールドマスターズの見どころ
国際大会における成績が反映される世界ランキングは、パリ2024出場枠獲得で重要な役割を果たす。そのためワールドマスターズは、パリ2024出場を懸けた重要な大会となっている。しかし多くの日本人にとっては、さらに先を見据えた戦い……。その興味は、パリ2024に出場するのは誰か。すなわち各国・地域に与えられる上限“1枠”の座を巡る争いへと移っている。AJJF(全日本柔道連盟)はこの大会を、2023年5月にカタール・ドーハで開催される世界選手権の代表選考(第3次)に位置づけ。パリ2024に向けた日本代表選考は、すでに始まっている。