IJF(国際柔道連盟)ワールドツアー、ワールドマスターズ・エルサレムが12月20日、同地で開幕。初日は5階級が行われた。
■古賀若菜が銀、芳田司が銅メダル
初日の女子は48kg級、52kg級、57kg級が行われた。
日本から古賀若菜が48kg級に出場した。古賀は1回戦から4試合連続一本勝ちで決勝に進出。準決勝では、2022年世界選手権銅メダルのアッスンタ・スクット(イタリア)に白星を挙げている。シリヌ・ブクリ(フランス)と対戦した決勝では優勢で敗れ、準優勝だった。
57kg級にはTokyo2020オリンピック銅メダルの芳田司が登場。優勝した出口クリスタ(カナダ)に準々決勝で一本負けを喫した。敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦でレン・ツェンリン(チャイニーズ・タイペイ)を下し、銅メダルを獲得している。
52kg級には日本人選手が出場していない。Tokyo2020女子48k級金メダルのディストリア・クラスニキ(コソボ)が優勝した。
■競技日程・放送予定
会場:パイス・アリーナ・エルサレム(イスラエル)
競技1日目:現地時間12月20日(火)
- 女子48キロ級
- 女子52キロ級
- 女子57キロ級
- 男子60キロ級
- 男子66キロ級
競技2日目:現地時間12月21日(水)
- 女子63キロ級
- 女子70キロ級
- 男子73キロ級
- 男子81キロ級
競技3日目:現地時間12月22日(木)
- 女子78キロ級
- 女子78キロ超級
- 男子90キロ級
- 男子100キロ級
- 男子100キロ超級
【放送予定】
■ワールドマスターズの見どころ
国際大会における成績が反映される世界ランキングは、パリ2024出場枠獲得で重要な役割を果たす。そのためワールドマスターズは、パリ2024出場を懸けた重要な大会となっている。しかし多くの日本人にとっては、さらに先を見据えた戦い……。その興味は、パリ2024に出場するのは誰か。すなわち各国・地域に与えられる上限“1枠”の座を巡る争いへと移っている。AJJF(全日本柔道連盟)はこの大会を、2023年5月にカタール・ドーハで開催される世界選手権の代表選考(第3次)に位置づけ。パリ2024に向けた日本代表選考は、すでに始まっている。