IJF(国際柔道連盟)ワールドツアー、ワールドマスターズ・エルサレムが12月22日、大会最終日を迎え5階級が行われた。
■男子100kg超級・斉藤立が優勝
男子100kg超級では、ロサンゼルス1984・ソウル1988でオリンピック連覇を果たした斉藤仁氏の次男・斉藤立が初出場初優勝を飾った。
1回戦から登場した斉藤は順調に勝ち上がると、準決勝で2022年ヨーロッパ選手権覇者のユール・スペイケルス(オランダ)を撃破。決勝ではテムール・ラヒモフ(タジキスタン)を破り、金メダルに輝いた。
影浦心は準々決勝でアリシェル・ユスポフに敗戦。敗者復活戦に回るとこれを勝ち上がり、銅メダルを獲得している。
■競技日程・放送予定
会場:パイス・アリーナ・エルサレム(イスラエル)
競技1日目:現地時間12月20日(火)
- 女子48キロ級
- 女子52キロ級
- 女子57キロ級
- 男子60キロ級
- 男子66キロ級
競技2日目:現地時間12月21日(水)
- 女子63キロ級
- 女子70キロ級
- 男子73キロ級
- 男子81キロ級
競技3日目:現地時間12月22日(木)
- 女子78キロ級
- 女子78キロ超級
- 男子90キロ級
- 男子100キロ級
- 男子100キロ超級
【放送予定】
■ワールドマスターズの見どころ
国際大会における成績が反映される世界ランキングは、パリ2024出場枠獲得で重要な役割を果たす。そのためワールドマスターズは、パリ2024出場を懸けた重要な大会となっている。しかし多くの日本人にとっては、さらに先を見据えた戦い……。その興味は、パリ2024に出場するのは誰か。すなわち各国・地域に与えられる上限“1枠”の座を巡る争いへと移っている。AJJF(全日本柔道連盟)はこの大会を、2023年5月にカタール・ドーハで開催される世界選手権の代表選考(第3次)に位置づけ。パリ2024に向けた日本代表選考は、すでに始まっている。