国内男子ゴルフツアーの今シーズン最終戦となるメジャー大会(公式戦)「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が、東京都稲城市の東京よみうりカントリークラブ(7023ヤード/パー70)で行われ、大会最終日となる12月4日、第4ラウンドを実施した。30名の選ばれしトッププレーヤーだけが出場できる今季ラストマッチのファイナルラウンドでは、激しい優勝争いが繰り広げられた。
首位とは4打差の、前日5位タイからスタートした谷原秀人(国際スポーツ振興協会)が、前半ホールで3つのバーディーを奪い、一気に首位争いに名乗りをあげると、後半でも第14ホール(パー4)と第17ホール(パー5)でバーディーショットを決め、この時点で単独トップに立つ。会場のグリーンで最難関と呼ばれる名物の、最終第18ホール(パー3)では、確実なパーショットで沈めて、谷原はこの日のラウンドをボギーなしでホールアウトする。この結果、5バーディー、ノーボギーの「65」で最終ラウンドを終えた谷原はスコアを5つ伸ばし、4日間の通算成績を12アンダーとして逆転優勝を成し遂げた。また、谷原は昨年の同大会でも優勝しており、2連覇を達成。昨シーズンに続いて、2022年シーズンも有終の美で締め括った。
このほか、谷原と1打差となる通算11アンダーをマークした岩田寛(フリー)、チャン・キム(アメリカ合衆国/国際スポーツ振興協会)、出水田大二郎(TOSS)の3名が、2位タイに並んだ。
前日トップに立っていた小平智(Admiral)は、この日の最終ラウンドでスコアを1つ落として、通算10アンダーとなり、スコアを5つ伸ばした石川遼(CASIO)と並んで、5位タイに終わった。
2022年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の賞金総額は1億3,000万円、優勝賞金は4,000万円となっている。
■出場選手
- 谷原秀人 (ディフェンディングチャンピオン、3年連続14回目)
- 比嘉一貴 (今季賞金王、4年連続4回目)
- 星野陸也 (賞金ランキング2位、5年連続5回目)
- 堀川未来夢 (賞金ランキング3位、5年連続5回目)
- 岩﨑亜久竜 (賞金ランキング4位、初出場)
- 桂川有人 (賞金ランキング5位、初出場)
- 大槻智春 (賞金ランキング6位、4年連続4回目)
- 岩田寛 (賞金ランキング7位、3年連続7回目)
- チャン・キム (賞金ランキング8位、4年連続5回目)
- 河本力 (賞金ランキング9位、初出場)
- 石川遼 (賞金ランキング10位、2年ぶり13回目)
- 稲森佑貴 (賞金ランキング11位、3年連続7回目)
- 今平周吾 (賞金ランキング12位、8年連続8回目)
- 大西魁斗 (賞金ランキング13位、初出場)
- 池村寛世 (賞金ランキング14位、3年連続3回目)
- ブラッド・ケネディ (賞金ランキング15位、3年ぶり8回目)
- 池田勇太 (賞金ランキング16位、14年連続14回目)
- 香妻陣一朗 (賞金ランキング17位、3年連続3回目)
- アンソニー・クウェイル(賞金ランキング18位、3年ぶり2回目)
- 時松隆光 (賞金ランキング19位、7年連続7回目)
- 片岡尚之 (賞金ランキング20位、2年連続2回目)
- 木下稜介 (賞金ランキング21位、3年連続3回目)
- 清水大成 (賞金ランキング23位、初出場)
- 大岩龍一 (賞金ランキング26位、2年連続2回目)
- 出水田大二郎 (賞金ランキング27位、2年ぶり3回目)
- 小平智 (賞金ランキング28位、3年ぶり8回目)
- 長野泰雅 (賞金ランキング29位、初出場)
- トッド・ペク (賞金ランキング30位、3年連続3回目)
- 小林伸太郎 (賞金ランキング39位、初出場)
- 蟬川泰果 (初出場)