【ゴルフ】三井住友VISA太平洋マスターズ第4日:石川遼が星野陸也とのPOを制し、約3年ぶりの優勝!

国内男子ゴルフツアー「2022三井住友VISA太平洋マスターズ」は11月13日、太平洋クラブ御殿場コースにて最終の第4ラウンドを実施した。通算8アンダーで首位に並んだTokyo2020代表の星野陸也とのプレーオフを制し、石川遼が2年11ヶ月ぶりにツアー優勝を成し遂げた。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2017 Getty Images)

国内男子ゴルフツアー「2022三井住友VISA太平洋マスターズ」が11月13日、静岡県御殿場市にある太平洋クラブ御殿場コース(7262ヤード/パー70)にて、最終の第4ラウンドを実施した。

■石川、POを制す

前日2位タイで並んでいた石川遼(CASIO)と、Tokyo2020ゴルフ男子日本代表を務めた星野陸也(興和)の2人が、3打差で単独首位に立つ蟬川泰果(東北福祉大学)を追いかけながら、この最終ラウンドで熾烈な優勝争いを繰り広げた。

石川は、序盤の第1ホールをはじめ、第3、第4ホールでバーディーショットを決めるも、前半に2つのボギーや、後半の第14ホールでダブルボギーを叩くなど、貯金を失いかけるが、我慢のプレーで、最終的に5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの「69」でホールアウト。一方の星野は、第1ホールでいきなりボギーを叩いてしまうが、最終組の意地を見せつけ、前半で2つのバーディーを奪うなど、巻き返しを図る。最終的に、3バーディー、2ボギーの「69」で回った星野は、石川と同じくスコアを1つ伸ばし、通算8アンダーで共にトップに並び、2名によるプレーオフ(PO)突入が決定した。

50周年という記念すべき今大会に集まった多くのギャラリーがじっと静かに見守るPO指定コースの18番ホールで、勝負は2巡目で決まった。先にパーとした星野に対し、石川がおよそ4mのバーディーパットを沈め、2年11ヶ月ぶりとなる国内ツアー優勝を決めた。また、石川は、2010年と2012年の同大会でも優勝しており、今回で10年ぶり3度目の優勝を数える。

このほか、通算7アンダーで、勝俣陵(JPアセット証券)と岩田寛(フリー)の2人が3位タイに並んだ。前日単独首位からスタートし、石川と星野と同じ最終組でまわっていた蟬川は、プロ転校後2試合目となる今大会の最終ラウンドで精彩を欠いたプレーが目立ってしまい、1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの「76」で終え、スコアを6つ落として通算4アンダーとなり、8位に終わっている。

「2022三井住友VISA太平洋マスターズ」の賞金総額2億円、優勝賞金4,000万円となっている。

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