【ゴルフ】伊藤園レディス第3日:山下美夢有が優勝返り咲き!史上最年少のシーズン王者にも

JLPGAツアー2022シーズン第36戦「伊藤園レディス」は11月13日、グレートアイランド倶楽部にて最終の第3ラウンドを実施した。初日の首位から、2日目に順位をひとつ落としていた山下美夢有が、再びトップへ返り咲き、通算12アンダーで優勝を決め、今シーズンの年間女王にも輝いた。山下のシーズン戴冠は、史上最年少記録を更新している。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2022 Getty Images)

JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー2022シーズン第36戦「伊藤園レディスゴルフトーナメント2022」は11月13日、千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部(6741ヤード/パー72)において最終の第3ラウンドを行った。

■逆転Vと年間女王

初日の首位から、前日(12日)の第2ラウンドを終えた時点で、順位をひとつ落として2位となっていた山下美夢有(加賀電子)は、この日の最終ラウンドを、単独トップに立つ上田桃子(ZOZO)を2打差で追いかけるスタートとなった。

山下も上田も、前半ホールは全てパーで回り、その差に変化は生じなかったものの、後半の第12ホールで上田がボギーを叩いてしまう。一方、山下はその後の第15ホールでバーディーを奪い、ここで上田のスコアに並ぶ。ふたりの勝負を決定づけたのは、その直後の第16ホールだった。上田がダブルボギーと苦戦する中、山下はパーで守り抜き、2打差で上田を突き放す。そして、山下は残り2つのホールをパーで耐え抜き、最終ラウンドを1バーディーの「71」でホールアウト。この結果、通算12アンダーとして、スコアを1つ伸ばした山下がトップへ返り咲き、逆転の優勝を決め、今季4勝目をあげた。また、この山下の優勝によって、今季はまだツアー2試合が残っているものの、累計獲得ポイントの1位が確定し、山下は年間女王にも輝いた。21歳103日での山下のシーズン戴冠は、史上最年少記録を更新している。

このほか、この日の最終ラウンドを3バーディー、2ボギーの「71」でホールアウトした岸部桃子(塩田建設)が、通算11アンダーとスコアをひとつ伸ばして、2位に入った。また、山下との優勝争いを繰り広げた上田が、通算10アンダーで3位に終わっている。

「伊藤園レディスゴルフトーナメント2022」の賞金総額は1億円、優勝賞金は1,800万円となっている。

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