世界選手権に出られるように最善を尽くす
宇野昌磨(トヨタ自動車)は北京2022で銅メダル獲得後、3月のISU(国際スケート連盟)世界フィギュアスケート選手権で優勝。今季もISUグランプリ(GP)シリーズ2勝、GPファイナルも制し、全日本選手権に臨む。
GPファイナルから2週間と試合間隔が短いハードスケジュールとなるため、「いつも以上を狙わず、自分ができる範囲をしっかり把握しながら最高のパフォーマンスをしたい」と自然体の宇野。それでも今大会は2023年3月の世界選手権選考会を兼ねており、連覇がかかる舞台への意欲を強く示した。
「日本のレベルは高くなっている。世界選手権に出られるように最善を尽くしたい」
レベルアップに目を向け、まだ先がある
今季は充実したシーズンを送っている宇野。結果だけでなく、「GPファイナル前から毎日レベルアップを実感できる練習を積み上げられている」と手応えを語る。
宇野は今季のフリースケーティングで、5本の4回転ジャンプを組み込んだプログラムに挑んでいるが、「高難度に慣れてきた」と力強い。そしてさらなる成長も目指している。
「もう一歩難しくするなど、さらにレベルアップした構成を全日本終了後に練習するのもありだと思う。そういうところに目を向けながら、『まだ先があるぞ』という気持ちでいる」