12月22日から26日までの5日間にわたり、東和薬品RACTABドーム(大阪府門真市)にて「第91回全日本フィギュアスケート選手権大会」が開催。競技初日の22日は、女子シングルの前半・ショートプログラム(SP)、アイスダンスの前半・リズムダンス(RD)が行われる。
■日程・放送予定(12月22日)
※2022年12月14日時点の情報
※生放送・ライブ配信を中心に紹介
アイスダンスRD
- BS/CS:フジテレビTWO(14:45-15:40)
- ネット:FODプレミアム(14:45-15:40)
女子SP
- 地上波:フジテレビ系列全国ネット(19:00-20:54)
- BS/CS:BSフジ(18:30−19:00)・フジテレビTWO(16:20−19:00)
- ネット:TVer(19:00-20:54)・FODプレミアム(16:20-20:50)
■見どころ
全日本選手権では日本チャンピオンの座とともに、2023年3月に埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開催される世界選手権出場権が争われる。
21日には開会式が行われ、滑走順などが決定した。
▼女子シングル
女子シングルの世界選手権における日本の出場枠は「3」。まず全日本選手権の優勝者には、出場権が与えられる。残り2枠は全日本選手権やISUグランプリ(GP)ファイナルの成績などから判断し、選手を選考する。
日本の女子シングルは層が厚い。まず注目選手に挙げたいのが、今季のGPファイナル優勝の三原舞依。昨季は北京2022オリンピック日本代表の座を逃したものの、その後強さに磨きをかけた。ISU四大陸選手権を制すると、今季はGPシリーズで2戦2勝。GPファイナル初進出を果たすと、見事初優勝を飾った。国際大会を制し勢いに乗る三原が、初の全日本女王の座も射止めるか。
もちろん、ディフェンディングチャンピオンの坂本花織も黙っていない。昨季は北京2022で銅メダルを獲得すると、世界選手権では初優勝を果たした。今季はGPシリーズ初戦のスケートアメリカで優勝。GPファイナルでもSP首位発進とするが、フリーで大失速を喫し5位に甘んじた。三原とはともにシスメックス所属で、プライベートでも仲が良い。親友でありライバルでもある2人の対決に注目だ。
GPファイナル4位の渡辺倫果、北京2022日本代表の河辺愛菜らも世界選手権の出場権を狙う。またオリンピックシーズンを負傷で棒に振った紀平梨花が、2年ぶりに全日本選手権へ戻ってくる。第88、89回大会女王の演技にも注目だ。
▼アイスダンス
アイスダンスの世界選手権出場枠は「1」。この1枠を村元哉中/髙橋大輔の「かなだい」、小松原美里/尊「チームココ」が争うこととなりそうだ。
前回の全日本選手権は小松原美里/尊が制し、北京2022日本代表の座を勝ち取った。しかしその差はわずか1.86点で、フリーダンスの得点では村元哉中/髙橋大輔が上回っている。直近の直接対決となった11月のGPシリーズNHK杯では、村元哉中/髙橋大輔に軍配。全日本選手権のリンクでは、どのような闘いが繰り広げられるだろうか。