3月にスウェーデンで開催される女子世界選手権、4月にカナダで開催される男子世界選手権の日本代表の座を懸けた争いを兼ねる「第40回全農 日本カーリング選手権大会」がアドヴィックス常呂カーリングホール(北海道北見市)で開催されている。2月3日の大会6日目は予選リーグ最終日となり、男子4試合、女子8試合を実施。プレーオフ進出チームが確定した。
公式サイト:全農 日本カーリング選手権大会
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■女子決勝はロコ・ソラーレとSC軽井沢クラブ
9時スタートの女子プレーオフでは予選リーグ1位のLOCOSOLARE(ロコ・ソラーレ)と2位の中部電力、3位のフィロシーク青森と4位のSC軽井沢クラブが対戦した。連覇を狙うロコ・ソラーレは第1エンドでスチールを許し、序盤は追いかける展開に。それでも2-4で迎えた第6エンドに1点を返し、第7エンドからは4連続スチール。7-4と逆転で決勝進出を決めた。もう1試合ではSC軽井沢クラブが1-8から11-9の大逆転勝利。フィロシーク青森を下して準決勝進出をつかんだ。
決勝進出を懸けた準決勝は15時から行われ、中部電力とSC軽井沢クラブが対戦した。第2エンドで2点を取り、第3エンドで1点をスチールしたSC軽井沢クラブが先行し、中部電力が追いつく展開が続き終盤へ。第9エンドで中部電力が6-6の同点とし、最終第10エンドを迎えた。最後は有利な後攻で入ったSC軽井沢クラブが1点を追加し、7-6で試合終了。女子チーム初の決勝進出を決めた。
■SC軽井沢クラブと北見協会が三度激突
9時から行われた男子プレーオフでは、予選リーグ1位の北見協会と2位のSC軽井沢クラブ、3位のコンサドーレと4位のTM Karuizawaが対戦した。勝者が決勝に進む北見協会とSC軽井沢クラブの試合は、序盤から複数得点を取り合う競った展開。SC軽井沢クラブは第8エンドを終えて6-9とリードを許していたが、第9エンドで2点、第10エンドでも1点をスチールし9-9でエクストラエンドへ。ここでも2点を加え、逆転で決勝に進んだ。もう1試合はコンサドーレがTM Karuizawaに8-6で勝利し、準決勝に進んだ。
準決勝は15時からスタートし、北見協会とコンサドーレが最後の1枠を懸けて対戦。第1エンドに北見協会が先制し、第2エンドもスチールに成功。コンサドーレは第4エンドに1点差に詰め寄るが、反撃はここまで。第5エンドに北見協会が2点を決めて4-1とリードを広げると、コンサドーレの勝負のショットが決まらず3エンド連続スチール。7-1となった第8エンドでコンサドーレがコンシードし、北見協会の決勝進出が決まった。
大会7日目の試合結果は、以下の通り。
▼男子 プレーオフ
- 北見協会 9-11 SC軽井沢クラブ
- コンサドーレ 8-6 TM Karuizawa
▼男子 準決勝
- コンサドーレ 1-7 北見協会
▼女子 プレーオフ
- LOCOSOLARE 7-4 中部電力
- SC軽井沢クラブ 11-9 フィロシーク青森
▼女子 準決勝
- 中部電力 6-7 SC軽井沢クラブ
大会7日目の2月4日は男女プレーオフおよび準決勝が行われる。
■大会日程
- 1月29日~2月3日:予選リーグ
- 2月4日:プレーオフ・準決勝
- 2月5日:決勝・閉会式・表彰式