3月にスウェーデンで開催される女子世界選手権、4月にカナダで開催される男子世界選手権の日本代表の座を懸けた争いを兼ねる「第40回全農 日本カーリング選手権大会」がアドヴィックス常呂カーリングホール(北海道北見市)で開催されている。2月3日の大会6日目は予選リーグ最終日となり、男子4試合、女子8試合を実施。プレーオフ進出チームが確定した。
公式サイト:全農 日本カーリング選手権大会
関連記事:カーリング日本選手権2023┃日程・放送予定・ライブ配信・出場チーム一覧
■フィロシーク青森、ロコ・ソラーレを下しPO進出
9時スタートの競技16では、平昌2018銅メダリストの本橋麻里が代表を務めるLOCOSOLARE(ロコ・ソラーレ)と、その育成チームであり本橋自身も選手として所属するLS北見(ロコ・ステラ)の姉妹対決が行われた。試合はシーソーゲームとなり、第8エンドを終えて7-7という接戦に。ブランクエンドを挟んで迎えた第10エンド、ロコ・ステラは有利な後攻だったが最後の一投を決められず、ロコ・ソラーレが9-7で勝利した。
18時開始の競技18は、ロコ・ソラーレ、中部電力、SC軽井沢クラブ、フィロシーク青森、北海道銀行の5チームが4位以上を争うという状況で行われた。このうち、6勝1敗のロコ・ソラーレと5勝2敗のフィロシーク青森は直接対決。フォース・田中美咲のショットが冴え渡ったフィロシーク青森が連覇を狙う女王を8-3で破り、プレーオフ進出をつかんだ。
5勝2敗で並ぶ中部電力とSC軽井沢クラブも直接対決。お互いに点を取り合う展開の中、第8エンドに3点を奪った中部電力が、11-8でSC軽井沢クラブを下した。4勝3敗の北海道銀行は青森CAに10-4で勝利。5勝3敗でSC軽井沢クラブと北海道銀行が並び、DSC(ドローショットチャレンジ)でSC軽井沢クラブの4位が決まった。6勝2敗で並んだ3チームは、DSCでロコ・ソラーレが1位、中部電力が2位、フィロシーク青森が3位に決定した。
■北見協会が無敗のSC軽井沢クラブから白星
男子は2日時点でSC軽井沢クラブ、コンサドーレ、北見協会、TM Karuizawaのプレーオフ進出が確定。予選リーグ最終日の焦点は、どのチームがどの順位でプレーオフに進むのかというところだった。
なかでも7勝のSC軽井沢クラブ、6勝1敗の北見協会は直接対決。SC軽井沢クラブはすでに有利な2位以上が確定している一方、北見協会は勝てば2位以上、敗れれば3位以下の可能性があるという状況だった。試合はSC軽井沢クラブが第6エンドから3連続で得点を奪い、5-4で残り2エンドへ。ここから北見協会が第9エンドで2点、第10エンドでも1点を加えて逆転で白星を挙げた。
この結果、両者は7勝1敗で並ぶ格好に。DSC(ドローショットチャレンジ)の数値で上回った北見協会が首位でプレーオフ進出となった。初黒星を喫したSC軽井沢クラブは2位。6勝2敗のコンサドーレが3位、同じく6勝2敗のTM Karuizawaが4位となっている。
大会6日目の試合結果は、以下の通り。
▼競技16 女子
- 東京都協会 3-7 SC軽井沢クラブ
- 北海道銀行 2-7 フィロシーク青森
- チーム広島 1-12 中部電力
- LOCOSOLARE 9-7 LS北見
▼競技17 男子
- 岡山CA 1-14 札幌国際大学
- SC軽井沢クラブ 5-7 北見協会
- TM Karuizawa 8-2 チーム市村
- 宮城CA 11-5 チーム荻原
▼競技18 女子
- フィロシーク青森 8-3 LOCOSOLARE
- SC軽井沢クラブ 8-11 中部電力
- LS北見 11-4 東京都協会
- 北海道銀行 10-4 青森CA
大会7日目の2月4日は男女プレーオフおよび準決勝が行われる。
■大会日程
- 1月29日~2月3日:予選リーグ
- 2月4日:プレーオフ・準決勝
- 2月5日:決勝・閉会式・表彰式